平塚市美術館の企画展 はじめての美術 絵本原画の世界2013

平成25年7月17日

平塚市
担当 美術館学芸担当 端山
電話 0463-35-2111
 

平塚市美術館の企画展 はじめての美術 絵本原画の世界2013

 

 幼い頃に読んでもらった懐かしい絵本を覚えていますか? 
 この夏、平塚市美術館では、月刊「こどものとも」の絵本を中心に、1950 年代から2000年代にわたり出版された絵本について、色鮮やかな原画の数々を展示いたします。
 1956 年に福音館書店から創刊された「こどものとも」は、戦後復興の気運を背景に、子どもの立場に立って、その想像力を喚起する絵本作りを目指しました。横長の版型や一冊一話完結型の物語絵本というように、当時としては新しいスタイルを次々と試みます。また芸術家に作品の依頼をすることで、「子どもがはじめて出会う美術」と言ってふさわしい絵本が誕生していきました。
 創刊号『ビップとちょうちょう』(1956 年) を手がけたのは、現在も活動を続ける日本画家の堀文子であり、彫刻家・佐藤忠良が描いた『おおきなかぶ』は、世代を超えて読み継がれるロングセラー絵本となっています。この他にも、『ぐりとぐら』(山脇百合子) のシリーズや、『おしゃべりなたまごやき』(長新太)、『いちごばたけのちいさなおばあさん』(中谷千代子)、『はじめてのおつかい』(林明子) など、人気の高い26 作家・44 冊の絵本の原画約300 点を展示いたします。
 それぞれの作家の制作の息づかいが感じられる原画を通して、かつての子どもたちへ、そして今の子どもたちに、美術の魅力を楽しむ機会をお届けいたします。

展覧会名 はじめての美術 絵本原画の世界2013

主催    平塚市美術館、NHK 横浜放送局、NHK プロモーション

開催期間 7 月27 日(土) ~ 9 月8 日(日)

開館時間 9時30分~18時(入場は17時30分 まで)
 展覧会開催中に開館時間を1 時間延長いたします。

休館日  月曜日 

観覧料金
 一般800 円、高大生500 円
 団体料金 一般640円、高大生400円

  • 中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
  • 各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料
  • 65 歳以上で、平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金


交通
 平塚駅(北口ロータリー) より神奈川中央交通バス4 番乗り場乗車「美術館入口」( 徒歩1分) または「日産車体前」( 徒歩5分) 下車。または平塚駅より徒歩20 分。無料駐車場70 台。

関連事業
当館学芸員によるギャラリートーク
 日時:7月28日(日)、8 月31 日(土) 14時 ~14時40分 申込み不要。観覧券が必要です。
平塚市文化ゾーン3館コラボ企画 夏休みに美術館・博物館・図書館をめぐろう!スタンプラリー
 実施期間:7月27日(土) ~ 9 月8 日(日) 平塚市美術館「はじめての美術 絵本原画の世界2013」開催期間中。

  • 山脇百合子作「ぐりとぐらのうたうた12つき」の画像