11月定例市長記者会見 農・商・福連携による買い物支援町内福祉村で出張販売を試行

平成25年11月20日

平塚市側の説明

 

落合克宏市長:
 身近な場所で買い物がしたい、車や自転車での買い物が難しい、商品を直接見て購入したいなど、買い物にお困りの方のニーズに応えるために、地域福祉の拠点、地域の支え合いの場であります町内福祉村「おかざき鈴の里」と連携し、買い物支援の一環として出張販売を試験的に実施いたします。
この事業は、本市が進めております産業間連携促進事業として、産業振興部と福祉部の職員がプロジェクトで検討して、高齢社会に対応した買い物をしやすい環境づくりを連携して進めることによりまして、産業活性化及び生活支援と福祉の向上、地域のコミュニティの醸成や外出機会の創出、町内福祉村の理解を図ることなどを目的として実施いたします。
 期間は、平成25年12月3日の火曜日から平成26年3月18日の火曜日まで月2回実施いたします。場所は、町内福祉村「おかざき鈴の里」で販売時間は、12時30分から14時までを予定しております。
 出張販売の店舗でございますが、販売システムが確立されていますJA湘南大型農産物の直売所「あさつゆ広場」でございます。販売品は、新鮮な野菜や農産物加工品などです。             
 今後、来客数や販売額、ニーズ等この試験的な取り組みの成果を検証しながら商店等に参加を呼び掛けるとともに他地区での販売や肉・魚・日用品など、販売品の拡充に向けて検討を進めてまいります。
 

質疑内容の要旨


Q記者:町内福祉村はどういったものなのか?
A市長:町内福祉村は、地域でいろいろな支え合い活動を行う拠点といたしまして、今現在市内13地区に設置させていただいております。地域版のボランティアセンターというようなイメージでとらえていただければとよいと思います。生活支援ですとか、いろいろなサロン活動を行っております。市の委託事業として各地域の住民によるボランティアによって企画、運営されている場所でございます。

Q記者:独立の建物を持っているということか?
A市長:そうですね。(他の施設の)中に入っているものもあります。西部福祉会館の中ですとか。
 

Q記者:岡崎から始めるのは何か理由があるのか?
A市長:実は高齢化率が市全体で23パーセントぐらいです。岡崎地区が平成25年10月1日現在28.04パーセントで、市内で2番目に高齢化率も高いということもありますので、高齢者の皆様へのサービス提供です。私の市民対話の中で出てくるのですけれども、買い物に外に出て近場で買うことができないという要望をたくさんいただいております。そういう中で今回、産業間の連携を含めて、産業振興部と福祉部の連携の中で立ち上げてもらった事業です。

Q記者:一番高い高齢化率の地区はどこか?
A市長:城島地区が30.15パーセントです。
 

Q記者:行政のかかわり方は、事業予算や金銭的な面はどういった形なのか?
A市長:市は原則的に予算はかかりません。

Q記者:運んでくれる所のトラックの交通費を調整するとかは?
A市長:具体的にはゼロということです。つなげる役でございます。
 

Q記者:あさつゆさんがトラック何台かで品物を運んできてそこに陳列するということか?
A市長:はい。
A産業振興部長:当面は軽トラック1台で行くと思います。今後需要がどのくらいあるかによって、2台、3台できればいいなと思っております。まず、軽トラック1台で積んで、運んでというイメージで考えております。

Q記者:品ぞろえ的には一つの部屋が埋まる程度のものか?
A産業振興部長:軽トラックの出張販売的なイメージですね。その正面に机を2本くらい並べてトラックで積んできたものを机に陳列してというイメージですから、最初の形としては、荷台分で裏に段ボールが積んであるというイメージかと思います。
 

Q記者:地方に行くと巡回店舗みたいなものをトラックを使ってやっている所があるが、そういうものは考えなかったのか?
A産業振興部長:そういうふうな部分でいくと品ぞろえで、いろいろな商店さんとか業種さんにご協力いただかないといけない部分もありまして、そういった部分では数がないので、ちょっと行けば地域の商店街もありますので、まずあさつゆさんからいって、そういった情報を地域の商店街さんにも返して、そちらのほうから参加をいただいて徐々に品ぞろえも増やしていきたいなと思っています。あさつゆさんですと、扱える商品も限られてしまいますし、当然、日用品ですとかそういったものについてはできれば地域の商店さんにも入ってもらうようなお声掛けも今させていただいているところです。

Q記者:向こう側の負担で、青空市みたいに皆に集まっていただく形なのか?
A市長:出張青空市的なイメージです。まず、もうかる、もうからないという部分もありますので、そういった部分をまずあさつゆさんでモニタリングして、どうった部分がいいというものを出していって、それを広げていきたいなと思っています。


 

その他質問  大神地区に市長親族が土地を所有する件について

Q記者:その後、何か進展はあったか?
A市長:この土地を買い受けていただける農家がありましたので、11月4日に売買契約を済ませました。農地法の許可については、現在手続きを進めている、そういう状況です。
 

Q記者:具体的な金額は?
A市長:前回(の定例記者会見後に)お話を申し上げましたが、前の(所有者である)同級生がいろいろ事情もありますので、その金額は控えさせていただきますが、その同級生と契約を結んだその契約書を(買い受けていただける農家の方に)見ていただきまして、全く同じ金額でご理解をいただいて、売買契約を済ますことができました。
 

Q記者:どういう経緯か?
A市長:最初に、本人に戻すのが一番いいということでお願いはしてきましたが、その本人の営農状況が(戻すことが)できない、難しいということで、その親族に当たってもらいましたが、それも難しいということで、同級生、前所有者から紹介をしてもらった農家です。同級生も大変心配をしまして、この土地については何とか私のところから離さなければいけないと心配をしてくれましたので、紹介をしてもらったという形になります。
 

Q記者:どういう方か?
A市長:もちろん引き受けていただける農家の方ですけれども、今まだ手続き中ですので、具体的な内容はご容赦をいただきたいと思っています。
 

Q記者:地元の方か?
A市長:それについても、今まだ手続き中なので、控えさせていただきたいと思います。
 

Q記者:手続きが終わったら公表するか?
A市長:登記ができますので、そうしますと登記簿上で表示をされます。
 

Q記者:売買契約は終わっているが、農地法の手続きが完了していないということか?
A市長:はい。そうです。
 

Q記者:手続きが完了したときに、所有権が移転するのか?
A市長:登記をして所有権移転となります。
 

Q記者:農地法の手続きとは?
A市長:これから買い受けいただける農家の方が、通常この農地法3条においてしっかりと営農して、引き受けるだけの農業体力、体質があるかなど(の要件)を審査してもらって、その基準に合えば買い取りをしていただけるという手続きです。
 

Q記者:農業委員会の審査を受けているということか?その届けはしているのか?
A市長:はい。
 

Q記者:農業委員会はいつか?
A市長:農業委員会農地部会の会議は12月26日の予定です。そこにかけられるということです。
 

Q記者:そこで許可が出れば、所有権が移転するのか?
A市長:農地部会の許可が出て、それをもって登記ができるということです。
 

Q記者:自らのけじめについてはどうか?
A市長:今、十分周りの市民の方、いろいろな分野の方のお話を伺っています。まだ最終判断に至っておりません。ですから、ここでしっかりと考えをまとめて、12月市議会が来週から始まるので、議会の場でそれはお話しさせていただきたいと考えています。
 

Q記者:売買契約が終わったこの段階で、改めて今回のことについて今の気持ちは?
A市長:この土地を持ったことによって市民の皆様に疑念を抱かせてしまったこと、ツインシティ整備計画に混乱を招いてしまったことについては大変責任があり、申し訳ないことを市民の皆様にしてしまったと、そういう思いです。
 

Q記者:12月議会の場で自身の考えを述べるということか?
A市長:そういうことです。
 

Q記者:ネットなどで、親戚に不動産(業者)の方がいるとか、それが関係しているとかという話があるが?
A市長:不動産業者はいません。関係ありません。
 

※定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市 
担当 産業振興課 産業活性化担当 鈴木 樹本
電話 0463-21-9758

農・商・福連携による買い物支援
町内福祉村で出張販売を試行


 身近な場所で買い物がしたい、車や自転車での買い物が難しい、商品を直接見て購入したいなど、買い物にお困りの方々のニーズに応えるため、地域福祉の拠点、地域の支え合いの場である町内福祉村「おかざき鈴の里」と連携し、買い物支援の一環として出張販売を試験的に実施します。
 この事業は、本市が進める産業間連携促進事業として、産業振興部と福祉部の職員がプロジェクトで検討し、高齢社会に対応した買い物をしやすい環境づくりを連携して進めることによって、産業活性化及び生活支援と福祉の向上、地域のコミュニティの醸成や外出機会の創出、町内福祉村の理解を図ること等を目的として実施します。
 今後、来客者数や販売額、ニーズ等この試験的な取り組みの成果を検証しながら商店等に参加を呼び掛けるとともに他地区での販売や肉・魚・日用品など、販売品の拡充に向けて検討を進めていきます。

販売日
 平成25年12月3日・17日、平成26年1月7日・21日、2月4日・18日、3月4日・18日の火曜日
販売時間  12時30分~14時00分
場所     町内福祉村「おかざき鈴の里」
        (岡崎5928・電話0463-58-8789)
出張販売店舗  JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」
主な販売品   新鮮な野菜、農産物加工品など