5月定例市長記者会見　「ペコちゃん展」を開催

平塚市側の説明

落合克宏市長：

　お手元の資料「『ペコちゃん展』を開催」をご覧ください。
　株式会社不二家のキャラクター、ペコちゃんを扱う展覧会は、全国の美術館で初めてであります。また、市美術館でのキャラクターの展覧会も初めてです。
　本展は地元企業で、美術館北側に隣接をしています不二家平塚工場さんの協力によって開催ができました。ペコちゃんは子どもを中心に幅広い世代で人気があり、地元企業のキャラクターでもあります。
　現在各地でキャラクターを扱う展覧会が多く開催をされておりますけれども、平塚市では市内に工場がある不二家のキャラクターとしてペコちゃんを取り上げました。
　展覧会では、3つの見どころがございます。
　1つ目は、貴重で珍しいものを含めたこれまでのペコちゃんのキャラクター人形であります。
　2つ目は、現代作家によります独創的なペコちゃん絵画や立体作品が展示をされます。ほとんど新作で初公開となります。
　3つ目は、東京モード学園の学生さんが描きました感性ゆたかなペコちゃんオリジナル衣装デザインが一堂に見られます。
　このペコちゃん展は平塚市美術館で、7月11日から9月13日まで開催をいたします。
　開催初日の7月11日の16時からは、先日、記者の皆さまに取材・報道いただきました、衣装デザイン画のコンテストの授賞式を行います。
　これまでも夏休み期間中には、いわさきちひろ展とかですねブラティスラヴァ世界絵本原画展などを開催して、たくさんの子供たちに観覧をしてもらっております。
　観覧に際しまして、中学生以下と土曜日の高校生、市内65才以上の方は入場が無料となります。また、本展覧会会期中は、観覧料の親子割引（2割引き）も実施させていただきます。
　一流の芸術家の展覧会ばかりでなく、地元企業と連携をいたしました展覧会を開催することで、地元をはじめ、子どもから大人まで、幅広い層の皆さんにお越しをいただきたいと思っております。
　そのほか、詳細につきましては、お手元の資料をご覧いただきたいと思います。私からの説明は以上です。

 

質疑内容の要旨

Q記者：小学生によるペコちゃんの衣装の人気投票とは？
A館長代理：人気の高い順から3名を選びまして、平塚市の子どもが選んだBEST3ということで、応募者の東京モード学園の生徒さんには記念品を贈呈したいと思っております。

Q記者：投票結果によって、また服を作ることはないか？
A館長代理：それはないですね。もともとは想定していなかったのですけど、非常に力作がたくさん集まりまして関係者だけで選ぶのはもったいない。美術館としましては、市民協働型の展覧会を視野に入れておりますので、そういう形で子供たちにデザイン画を選んでもらって、それをさらに展覧会に反映させるという意図でございます。

Q記者：投票の対象は佳作10作品が対象ですか？
A館長代理：入選の60作品が対象です。

Q記者：ペコちゃんの初登場は何年ですか？
A学芸員：1950年です。年齢の設定は永遠の6歳です。

Q記者：展示に合わせてショップの展示の変更をすると聞いたが？
A学芸員：今回ご協力いただいている不二家さまの協力でショップを充実させて、なるべくたくさんのグッズを販売したいと思っております。

A館長代理：その中には、不二家が今まで手がけたレアなグッズ、今まで販売してきたいわゆる希少価値のあるグッズですとか、平塚市美術館のこの展覧会のときでなければ買えないグッズを不二家から提供いただいて販売を考えております。

Q記者：ペコちゃん卓上人形は、どういう目的でつくられたものか。ショーケースの上におくものなのか、グッズとしてつくられたものなのか？
A学芸員：不二家のレストランなど、社内のために作られていると思います。店頭の人形ではなく30センチぐらいの人形ですので、店頭に置くというよりは今もあるのですが株主のために作って記念品として渡すとかそういったような社内の意図で作られております。
A館長代理：実際、不二家と交渉してみますと、不二家の会社の方たちも忘れてしまったような販売促進のいろんな、まあ幻の販売促進のグッズですとかそういったものが倉庫にたくさんあるんですね。今回それを初めて美術館で整理して展示する。先ほどにもございましたように50年以上にわたるペコちゃん。我々の世代から、あるいは孫・子の世代までいろんな親しまれたものを初めて時系列的に並べるという意図があります。
 

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。