5月定例市長記者会見 平成27年6月市議会定例会の提出案件について
平成27年5月27日
平塚市側の説明
落合克宏市長:
まず、平成27年6月市議会定例会の提出案件について、2つの議案を中心に、内容をご説明します。
初めに、資料5ページをご覧ください。「和解契約の締結について」でありますけれど、平成26年11月21日に藤沢市と合同で行った臨時記者会見の続報です。平塚競輪場において競輪事業を実施していた藤沢市さんが競輪事業から撤退をした件に関し、解決一時金の金額について双方が合意に達しましたので、和解契約を締結します。和解金額は1億1004万8898円です。藤沢市さんとは、滞りなく、前回の協議以来、順調に協議が進みまして合意に達したということで、今回予算計上ができます。大変、安堵しております。
同じく5ページ、「工事請負変更契約の締結について」ですが、平塚市庁舎・平塚税務署新築工事の請負契約です。地中障害撤去費用の追加などが必要になったこと、また、賃金・物価の変動に伴う請負代金額の変更及びパーテーション等の追加による増額変更が必要となったことから、工事請負変更契約を締結します。変更前と比べまして、約3億1352万円の増額です。
議案につきましては、21議案を提出案件とさせていただいております。1ページの「専決処分の報告について」から3ページの「法人の経営状況について」までの8件が報告案件です。以降は議決案件で、条例の新設が2件、条例の一部改正が5件、工事請負契約が1件、工事請負変更契約が1件、和解契約が1件、一般会計補正予算が1件、特別会計補正予算が2件となっています。
6ページ以降に6月補正予算の主なものを記載していますので、概略を説明します。総務費では、防災行政用無線親局のデジタル化と、めぐみが丘地区への受信局設置工事の費用として4250万円計上しています。また、戸籍及び住民基本台帳事業といたしまして、今年10月の番号法の施行に伴い、カードの作成などを行う機構への交付金やコールセンター及び臨時窓口を設置するための経費といたしまして、9,658万9千円を計上しております。民生費では、市民センター耐震補強事業といたしまして、780万円を計上しております。市民センターの耐震補強工事に係る実施設計を、平成27年度から平成28年度までの2か年の継続事業として行うための経費を計上しております。継続費といたしましては、2,600万円を設定しております。続いて、消防費では、消防分団運営事業といたしまして、2,923万円を計上しております。これは、新設された県補助金を活用し、消防団の装備拡充を図るための経費でございます。教育費では、美術教育の普及・体験事業について、小学生を対象に「対話による美術鑑賞」を実施するための経費として、134万円を計上しています。
そのほか、詳細については、お手元の資料をご覧ください。
説明は以上です。
質疑内容の要旨
Q記者:競輪の解決一時金の算定根拠は?当初は1億円くらいだという話だったと思うが?
A行政総務課長:計算ですが、直近3カ年の競輪場施設使用料等の平均額を出しまして、その2箇年分相当額を解決一時金としました。
Q記者:裁判で決めたということか?
A財政課長:鎌倉市が平塚競輪場撤退の時の判例に準じて計算しています。
A市長:今、行政総務課長からお話がありましたが、3カ年の競輪場施設使用料等の平均額が5502万4449円です。この平均額の2箇年分相当額が1億1004万8898円ということです。
Q記者:藤沢市が開催する競輪は年に何回開催されていたのか?
A財政課長:1回です。
Q記者:何日間か?
A財政課長:6日間です。
Q記者:藤沢市も6月議会で提案するということか?
A市長:そうです。藤沢市も提案をし、平塚市も提案を受け入れるということです。
その他の質問
Q記者:道の駅の関係だが、湘南海岸公園再整備計画でパブリックコメントを行った際にその段階で道の駅はつくらないと市の考え方で示していて、これを修正すると市が言っているが、いつどのような形で修正作業を行うのか?
A市長:パブコメを実施した時の考え方と変更する場合はやはり、しっかりと理由なり状況なりを説明しなければいけないと思っています。もちろん、公表します。あと、近隣の住民の皆様からもいろいろな意見をいただいています。この修正については丁寧に説明を申し上げなければいけないと思っています。ただ、いつなのかという具体的な話はまだ決まっていませんので、お答えはできませんがしっかりと公表したいと思います。
Q記者:その場合は「いつ、こういう形で」ということを報道発表するということか?
A市長:はい。
Q記者:修正手続きを行うまでは次の段階である基本設計には着手しないということか?
A市長:大きな概略、いわゆる基本構想を夏くらいまでにまとめます。基本構想の方向性を見据え、またいろいろな関係者のご意見を伺いながら見極めたうえで、基本設計に入るかどうかを決めさせていただきたいと思います。
Q記者:パブコメの修正手続きとは別ということか?
A市長:そうですね。
Q記者:市長として道の駅をつくる構想があるのか?
A市長:これまでもお話してきましたが、龍城ケ丘のプールの跡地を何とか利用できないか検討していく中で、国や県とも調整をさせていただきました。公園法等で利用できるエリアが大変狭くなってしまう。でも、ご存じのように圏央道、さがみ縦貫道が開通し、北関東、内陸からたくさんの人が来ていただけることが想定できます。海岸エリアの魅力化を図っていくことはしなくてはいけないと思います。今何が平塚の魅力発信として必要かという点においては道の駅も一つの手法であると思っています。特に経済界からは大変熱望されております。もちろん、住環境ですとか憩いのエリアですとか要因がありますが、片方としては平塚の魅力発信、そしてやはり地元に、市民の皆様に愛されるものでないといけないと思っていますので、その視点を大切に、今、基本構想を作っているというのが現状です。私の思いとしては海岸エリアの魅力化の中で、道の駅というものを目指していくことも一つの選択肢として考えているところです。
Q記者:今の湘南海岸公園でという話か?
A市長:湘南海岸公園のスペースを利用した形でないと、なかなか魅力発信ができるほどのスペースが確保できないのではないかと考えています。しかしながら、湘南海岸公園1つでできるものではないので、龍城ケ丘プール跡地を含め、海岸に出ればボードウォーク、ビーチパークもありますので、そういうものが連携できるような魅力発信ができるように総体的に考え、湘南海岸公園で何ができるかということを検討してまいりたいと思います。
Q記者:検討中でその結果、道の駅を作らないということもあるのか?
A市長:作らないということは断言できません。検討して、何とか魅力発信の場を考えていきたいということです。全否定は私の立場からは今の段階では言えません。湘南海岸公園の中にもしかしたらできないかもしれませんが、全体として魅力を発信していかなくてはいけないと思っています。万が一、いろいろな条件の中で湘南海岸公園が難しいということであれば、それは考えていかなくてはいけないと思います。
Q記者:場所は限定しないが道の駅を作りたいということか?
A市長:道の駅、もしくは海の駅、漁業の魅力ですとか農業の魅力、観光をからめて、海岸エリアの資源を活用した魅力発信の場、それから北関東内陸から来ていただいた方への平塚のPRを含めた発信をしていけるようなものを考えていきたいです。もう一つ、龍城ケ丘の辺りは津波という問題もありますので、安心安全対策を考慮した施設を作らなければいけないと考えています。
Q記者:道の駅じゃなくても龍城ケ丘に安心安全のための施設ができるということか?
A市長:繰り返しになりますが、平塚の海の魅力を発信するためにあのエリアをどうつなげていくかを考えたとき、龍城ケ丘だけではなかなか平塚の魅力は発信できないと思いますので、これから考えていかなくてはいけないと思います。そのための大きなものが道の駅ということになります。
定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
記者発表資料
担当 行政総務課 行政管理担当 森川
電話 0463-21-9754
平成27年6月市議会定例会の提出案件について
会期 平成27年6月2日~6月25日
専決処分の報告について
庁用自動車による交通事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行ったので、同条第2項の規定により報告するものです。継続費の逓次繰越しの報告について
継続費を設定した次の事業について、地方自治法施行令第145条第1項及び地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定により逓次繰越しを行ったので、これらの規定により報告するものです。
一般会計
- 新庁舎建設事業(平成22年度~28年度)
- 新庁舎建設事業(国庁舎建設)(平成23年度~27年度)
- 破砕処理施設運営事業(粗大ごみ破砕処理施設延命化修繕)(平成25年度~27年度)
- 余熱利用施設整備事業(平成25年度~27年度)
- 消防救急無線デジタル化事業(平成26年度~27年度)
- 相模小学校移転整備事業(平成26年度~27年度)
競輪事業特別会計
- 平塚競輪場メインスタンド等整備事業(設計委託)(平成24年度~27年度)
- 平塚競輪場メインスタンド等整備事業(解体工事等)(平成26年度~28年度)
病院事業会計
- 市民病院整備事業(新棟等建設工事)(平成25年度~30年度)
- 市民病院整備事業(新棟等建設工事監理等委託)(平成25年度~30年度)
繰越明許費の繰越しの報告について
平成26年度3月補正予算で繰越明許費を設定した次の事業の繰越額について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものです。一般会計
(総務費)- 市有財産管理事業
- 庁舎維持管理事業
- 次期平塚市総合計画策定事業
- 災害用備蓄拡充事業
- 新庁舎建設事業
- 民間保育所施設整備支援事業
- 地域子育て支援推進事業
- 民間保育所助成事業
- 心身障がい児通園事業
- 公立保育所施設整備事業
- 公立保育所運営事業
- 農道・用排水路整備事業
- 商業庶務事業
- 商店街にぎわい創出事業
- 商店街共同施設整備促進事業
- 道路施設改修事業
- 生活道路整備事業
- 交差点改良事業
- 橋りょう震災対策事業
- 橋りょう長寿命化修繕事業
- 狭あい橋りょう整備事業
- 河川・排水路改修事業
- 都市計画策定事業
- 公園整備事業
- 消防署出張所等整備事業
- 小学校特別支援学級支援事業
- 中学校特別支援学級支援事業
- 中央公民館管理運営事業
- 左岸導流堤災害復旧事業
- 管渠施設維持管理事業
- 公共下水道整備事業
〈農業集落排水事業特別会計〉
- 管渠施設維持管理事業
- 農業集落排水整備事業
事故繰越しの報告について
事故繰越しを行った次の事業の繰越額について、地方自治法施行令第150条第3項の規定により報告するものです。一般会計
(農林水産業費)- 農業振興対策事業
- 左岸導流堤災害復旧事業
公営企業会計予算繰越しの報告について
予算の繰越しを行った次の事業の繰越額について、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものです。〈病院事業会計〉
- 市民病院整備事業(北棟改修追加設計委託)
法人の経営状況について
本市が出資している法人の平成26年度事業報告及び決算並びに平成27年度事業計画及び予算について、地方自治法第243条の3第2項の規定により提出するものです。- 公益財団法人平塚市まちづくり財団の経営状況について
- 平塚市土地開発公社の経営状況について
- 公益財団法人平塚市生きがい事業団の経営状況について
平塚栗原ホームの設置及び管理等に関する条例
平塚栗原ホームにおけるデイサービス事業の廃止に伴い、新たに単独の公の施設として平塚栗原ホームの設置及び管理等について必要な事項を定めるため、制定するものです。平塚市いじめ問題対策連絡協議会条例
いじめ防止対策推進法の制定に伴い、同法第14条第1項の規定に基づきいじめの防止等に関係する機関及び団体の連携を図るための組織を設置するため、制定するものです。平塚市個人情報保護条例の一部を改正する条例
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の制定に伴い、規定を整備するものです。平塚市附属機関設置条例の一部を改正する条例
附属機関として平塚市いじめ問題再調査会及び平塚市いじめ問題対策調査会を設置するとともに、平塚市地域密着型サービス事業者選考委員会の名称及び担当事務を変更するため、規定を整備するものです。平塚市のデイサービスセンターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例
平塚栗原ホーム及び平塚市万田デイサービスセンターにおけるデイサービス事業の廃止並びに介護保険法の一部改正に伴い規定を整備するほか、必要な規定を整備するものです。平塚市介護保険条例の一部を改正する条例
介護保険法施行令の一部改正に伴い、低所得者に対する保険料の軽減を行うため、規定を整備するものです。平塚市地区計画建築物条例の一部を改正する条例
天沼地区地区整備計画区域における建築物の用途、敷地及び構造に関する制限を定めるとともに、地区整備計画区域内における建築物の敷地面積の最低限度に係る制限に違反した場合の罰則の適用となる者を見直すほか、必要な規定を整備するものです。工事請負契約の締結について
次の工事について、予定価格が1億7,000万円以上であることから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものです。工事名称 平塚市福祉会館耐震補強工事(建築)
工事請負金額 248,400,000円
契約の相手方 西山建設株式会社
工事請負変更契約の締結について
次の工事については、昨年3月市議会定例会において議決を得て、工事請負変更契約を締結し工事を進めていますが、地中障害撤去費用の追加等が必要になり、また、賃金・物価の変動(スライド)に伴う請負代金額の変更及びパーテーション等の追加による増額変更が必要となったことから、工事請負変更契約を締結するものです。工事名称 平塚市庁舎・平塚税務署新築工事(庁舎棟・建築)
工事請負金額 (変更前)8,325,077,010円
(変更後)8,638,601,010円
契約の相手方 竹中・成瀬特定建設工事共同企業体
和解契約の締結について
平塚競輪場において競輪事業を実施していた藤沢市が競輪事業から撤退した件に関し、解決一時金の金額について双方が合意に達しましたので、和解契約を締結するものです。各会計補正予算 主な内容は、別記のとおり
(補正額) (累計額)
- 一般会計 324,019千円 81,174,019千円
- 競輪事業特別会計 110,049千円 19,031,049千円
- 介護保険事業特別会計 0千円 16,633,000千円
なお、今回補正のない特別会計及び病院事業会計を加えた全会計の6月補正後の累計額は、1,829億4,296万8千円となります。
追加提出予定案件
副市長の選任について(初日提出)工事請負契約の締結について〔平塚市庁舎・平塚税務署新築工事(駐車場棟・建築)〕
人権擁護委員の推薦について
別記 平成27年度6月補正予算の主なもの
1 一般会計 | ||||||||||||||||||||||||||
〔歳入〕 | ||||||||||||||||||||||||||
国庫支出金 | 106,058千円 | |||||||||||||||||||||||||
県支出金 | 21,267千円 | |||||||||||||||||||||||||
繰越金 | 86,294千円 | |||||||||||||||||||||||||
諸収入 | 2,200千円 | |||||||||||||||||||||||||
市債 | 108,200千円 | |||||||||||||||||||||||||
〔歳出〕 | ||||||||||||||||||||||||||
(総務費) | ||||||||||||||||||||||||||
庁舎維持管理事業 | 9,091千円 | |||||||||||||||||||||||||
防犯施設整備事業 | 6,774千円 | |||||||||||||||||||||||||
防災行政用無線維持管理事業 | 42,500千円 | |||||||||||||||||||||||||
新庁舎建設事業(移転監理) | 1,200千円 | |||||||||||||||||||||||||
戸籍及び住民基本台帳事業 | 96,589千円 | |||||||||||||||||||||||||
(民生費) | ||||||||||||||||||||||||||
中国残留邦人等支援事業 介護保険事業特別会計繰出金 地域組織育成事業 母子生活支援施設運営事業 市民センター耐震補強事業 |
216千円 30,024千円 2,200千円 300千円 7,800千円 |
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(衛生費) | ||||||||||||||||||||||||||
公衆浴場支援事業 環境政策庶務事業 |
212千円 4,671千円 |
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2 |
2,500千円 |
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(商工費) 観光事業 (土木費) 幹線道路整備事業 開発指導事業 ツインシティ整備推進事業 (消防費) 消防庁舎等管理事業 消防分団運営事業 消防車両整備事業
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772千円 4,810千円 4,200千円 4,647千円 735千円 29,230千円 73,301千円 57千円 1,340千円 850千円 |
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〔継続費補正〕 | ||||||||||||||||||||||||||
(追加) 新庁舎建設事業(移転監理) |
6,200千円 |
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市民センター耐震補強事業 | 26,000千円 | |||||||||||||||||||||||||
〔債務負担行為補正〕 | ||||||||||||||||||||||||||
(追加) | ||||||||||||||||||||||||||
(仮称)第3次平塚市環境基本計画策定業務委託 | 7,300千円 | |||||||||||||||||||||||||
〔地方債補正〕 | ||||||||||||||||||||||||||
(追加) | ||||||||||||||||||||||||||
防災対策事業 | ||||||||||||||||||||||||||
市民センター整備事業 | ||||||||||||||||||||||||||
(変更) | ||||||||||||||||||||||||||
起債限度額の補正 | ||||||||||||||||||||||||||
消防施設整備事業 | ||||||||||||||||||||||||||
2 競輪事業特別会計 |
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〔歳入〕 | ||||||||||||||||||||||||||
雑収入 | 110,049千円 | |||||||||||||||||||||||||
〔歳出〕 | ||||||||||||||||||||||||||
競輪場施設整備基金積立金 | 110,049千円 | |||||||||||||||||||||||||
3 介護保険事業特別会計 |
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〔歳入〕 | ||||||||||||||||||||||||||
介護保険料 | △30,024千円 | |||||||||||||||||||||||||
一般会計繰入金 | 30,024千円 | |||||||||||||||||||||||||