久郷ポンナレットさんが著書「19歳の小学生」を寄贈 平和の大切さ、命の尊さを子どもたちに伝えたい

平成27年11月25日

平塚市
担当 教育総務課 教育総務担当 中戸川
電話 0463-35-8113
 

久郷ポンナレットさんが著書「19歳の小学生」を寄贈
平和の大切さ、命の尊さを子どもたちに伝えたい

 
 カンボジア内戦で家族6人を失い、強制労働と大虐殺の中を生き抜いた元難民の久郷ポンナレットさん(平塚市在住)が、自身の体験をつづった著書「19歳の小学生~学校へ行けてよかった~」を市内の小中学校や図書館、公民館に寄贈します。
 3作品目になる本書は、ポンナレットさんが経験した戦争や16歳で日本の小学校へ入学したことなどが描かれており、子どもにも読みやすい児童書として出版されました。「より多くの子どもたちに命の平等さ、尊さや世界平和の大切さを伝えていきたい」というポンナレットさんの願いが込められています。寄贈は平成21年の前作「虹色の空」(日本語版)に引き続いて2回目です。 
 

寄贈者  

 久郷(くごう)ポンナレット 平塚市在住
 

寄贈品  

 「19歳の小学生」80冊
 発行 メディアイランド
 A5判、176ページ
 

贈呈式

 日時 平成27年11月30日(月)午後1時30分から2時
 
 場所 平塚市役所本館4階 第一応接室
 
 出席者 久郷ポンナレットさんほか
     落合克宏 平塚市長、金子誠 教育長ほか
 計6名
 

久郷ポンナレットさん

 1964年、カンボジア、プノンペンに生まれる。75年、ポル・ポト政権下で両親ときょうだい4人を失い、自らも強制労働に従事。80年に来日。16歳で神奈川県の小学校に入学。88年、日本人男性と結婚、一男一女をもうける。現在は戦争体験の当事者として、平和、命、難民、人権などをテーマとした講演活動を行っている。著書に「色のない空」、「虹色の空」がある。