平成28年度「ひらつか防災フェア」を開催します

平成28年7月27日

平成28年度「ひらつか防災フェア」を開催します

平塚市側の説明

落合克宏市長:

 「平成28年度ひらつか防災フェアを開催します」について、ご説明を申し上げます。
 平塚市では、4月に発生した熊本地震などを踏まえて、自分自身や家庭における「自助」、向こう3軒両隣の「近助」、自治会などの「共助」に特化しました市民参加体験型の防災訓練「ひらつか防災フェア」を8月20日の土曜日、午前9時から正午まで平塚市総合公園で実施いたします。昨年度までは、自助・共助・公助をテーマとした市民見学型の「総合防災訓練」を実施しておりましたが、今年度は「ひらつか防災フェア」と名称を変えまして、「家族を守るのはあなた」をキャッチフレーズに、当日参加できる防災訓練などを子どもから大人までが体験することで、家庭や地域単位で改めて防災について考え、身の安全を守るきっかけとしていただくことを目的として実施をいたします。
 ひらつか防災フェアは「訓練」「イベント」「展示体験コーナー」の3つで構成されています。自主防災組織の地震災害対応訓練では、中原地区町内会自治会連合会に自主防災組織の各班の役割と指揮系統をテーマとした実践的な初期対応訓練を実演をしていただきます。地震発生時対応訓練におきましては、時間の指定をせずに緊急地震速報を会場内に流して、一人一人が率先して身を守る重要性を啓発する取り組みを行います。炊き出し訓練では、非常食のアレンジ料理を紹介して、日頃から備蓄を心掛けるよう啓発をしてまいります。訓練の合間に実施するイベントでは、参加団体による防災啓発活動を実況やインタビューを交えて御紹介いたします。展示体験コーナーでは、幅広い世代が「明るく、楽しく、身近に」防災を体験できる41のコーナーを設けております。
 是非、ご家族連れで御来場いただき、御家庭をはじめ、地域、会社での防災、減災への取り組みに繋げていただければありがたいと考えております。私からは以上です。
 

 

質疑内容の要旨

Q記者:参加者は今までどのくらいか。
A防災危機管理部長:昨年度は2500人程度の参加です。


Q記者:昨年度、何という名前でやったのか。
A市長:総合防災訓練です。


Q記者:これまでの参加人数の推移は。
A防災危機管理部長:市民見学型でやっていましたので、あまり人数的には変わりません。


Q記者:関係者の家族とか、そういうことか。
A防災危機管理部長:そうです。


Q記者:今回の目標はあるか。
A防災危機管理部長:できれば1万人ぐらいの方に来ていただきたいと思っております。参加体験型ですので、多く体験していただきたいと思っております。


Q記者:目玉は何か。
A防災危機管理部長:まず人を呼ぶことが主になりますので、陸上自衛隊にお願いしてジャガバターを作っていただきます。人を寄せるという意味で考えておりまして、それ以外にはそれぞれの啓発品、防災の水を配るとか、ステッカーを配るとか、人を寄せるためのことを考えています。そのあとの催し物としましては、災害対策課の職員が家族防災会議劇場で寸劇を現地で行います。日頃の備えや避難の実演などを来ていただいた皆様に見ていただけるよう野外ステージで行います。


Q記者:体験の中で、これはというものは。
A防災危機管理部長:起震車の体験や、雨が降った時に使う土嚢の作成ですね。それは今回初めてやりますが、建設業協会の方々が市民の方に土嚢作成していただく際の指導をしていただきます。それ以外には、市民が行う救出体験も消防が実演をしまして、「近助」ということで、熊本地震では自分が助かって隣人への声掛けで助かったというのが益城町で8割ぐらいあったと聞いていますので、救出するという訓練、体験もやっていただきたいと思います。


Q記者:声掛けということか。
A防災危機管理部長:そうです。「大丈夫?」という声掛けから、隣人、自治会の人に助けを求めて、その方を外に救出したという事例が多々あったそうです。


Q記者:実際、体験は何をするのか。
A防災危機管理部長:救出する実演は消防が担当しますが、細かい点はまだ決まっておりません。


Q記者:今回は見学型から参加型へということで、このあいだコンサートの時にそこに来ていた人が避難したものがあったが、あれはどうだったか。
A防災危機管理部長:中央公民館の「避難訓練コンサート」です。コンサートの途中に災害があったと想定して、外に避難しました。小学生が多く来ていましたが、学校で避難訓練をしていることもあり、地震と火事の両方が起きた想定での避難でしたが、お子さんは口にハンカチをあてて中央公民館から逃げるなど、大人が見習う点もありました。煙による一酸化炭素中毒で亡くなることもあるので、いい訓練だったと思います。


Q記者:参加人数は。
A防災危機管理部長:300人の予定でしたが超えまして、320~330人くらいだと思います。


Q記者:有意義なイベントだったのか。
A防災危機管理部長:そうだと思います。

 

その他の質問


Q記者:昨日、相模原で大きな事件があり、19人の方が障がい者施設で亡くなったということで、様々な福祉施設に対して防犯対策とかが必要になってきている。平塚市長として今回の事件について、どのように考えているのか。
A市長:今回の事件を知って、本当に大きな衝撃を受けました。それとともに支援をしなくてはいけない方たち、障がいのある方たちを的にこのようなことをしたというのは、本当に憤りを覚えます。理不尽な事件であったと思っています。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方もいられますので早期回復を望みたいと思っております。また施設の中にいられた入所者の方々も、日常生活に早く戻ってもらいたいなと強く思っております。消防の方からも色々な動きについて報告を受け、それから防災危機管理部、福祉部とですね消防と連携をいたしまして、市内にも同じように障がい者の施設がありますので、その辺を洗い出しさせていただきながら、警備を含めて、外から理不尽に入ってきて、なかなか難しい問題ですけれども、警備も含めて安全を確保していただくように、注意喚起をさせていただきました。本当にこういうことは起きてはいけない事件だと思いますが、この件をきっかけに一層、注意深く対応しなければいけないなと改めて感じました。


Q記者:市民病院にドクターヘリのヘリポートができたが、今回のような事件でも使えるのか。
A市長:救急支援について消防に聞いたところ、要請を受けて初めて動くということです。そういう対応はすぐに準備できると思いますので、もし要請があったときにはドクターヘリを含めてすぐに対応できると思っております。市民病院にはDMATですとか、災害時・救急時の対応ができようになっておりますので、そういうときにお役にたてる体制づくりは常時進めていきたいと思っております。

 

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料


平塚市
担当 災害対策課 訓練担当 山中
電話 0463-21-9734
 

平成28年度「ひらつか防災フェア」を開催します

 
 今年度から、平塚市は熊本地震などを踏まえ、自助・近助・共助に特化した「市民参加体験型」の防災訓練「ひらつか防災フェア」を実施します。
 昨年度までの自助・共助・公助をテーマとした市民見学型の「総合防災訓練」を見直し、自分自身や家庭における「自助」、向こう3軒両隣の「近助」、自治会などの「共助」による防災・減災への意識の高揚をはかり「災害に強いまち ひらつか」の実現を目指します。
 当日は、市民が日頃から行える具体的な防災への取り組み方法等を分かりやすく伝える訓練のほか、参加団体の特徴を活かした各種イベントも実施します。また、展示体験コーナーには、「明るく、楽しく、身近に」防災を体験できる要素を取り入れ、各種景品なども用意しています。子どもから大人までが訓練に参加し体験することで、防災について考え、身の安全を守るきっかけを作ります。
 

日時

 平成28年8月20日(土)午前9時~正午(荒天中止)
 

場所

 平塚市総合公園 平塚のはらっぱ(平塚市大原1-1)
 

参加団体

 35団体(防災関係機関及び企業、平塚市など)
 

キャッチフレーズ

 『家族を守るのは あなた』 
 

訓練

 自主防災組織地震災害対応訓練、地震発生時対応訓練(シェイクアウト訓練)、炊き出し訓練
 

イベント

 家族防災会議劇場、災害伝言ダイヤル171紹介、通電火災防止推進イベント、倒壊家屋からの救出、消防団訓練、身体障がい者補助犬紹介、災害救助犬捜索訓練、避難所紹介、帰宅困難者対策取り組み事例紹介 など
 

展示体験コーナー

 建物の耐震化啓発、感震ブレーカー設置啓発、非常食のアレンジ料理試食、備蓄品の啓発、起震車体験、参加団体における防災活動紹介、防災用品紹介、各種相談、土のう作成体験、消火器体験、屋内消火栓体験、心肺蘇生体験、AED取扱い体験、身近な物を使った応急手当体験、市民が行う救出体験、避難所体験、足湯、ペットの同行避難に向けた備え、消防車や白バイなどの車両展示 など