本展では、「異界」をキーワードにして所蔵作品を紹介します。常ならざるものや人ならざるものの表現をお楽しみください。

概要

山本直彰《Door S-2》1995年 当館寄託

【特集展】秋の所蔵品展ー異界への扉 2019年10月5日(土)~2019年12月8日(日)

◆開館時間 9:30 ~ 17:00( 入場は16:30 まで)

◆休館日 月曜日(ただし、10/14、11/4は開館)と10/15(火)、11月5日(火)

◆観覧料金 一般200(140) 円/高大生100(70) 円
※( ) 内は20 名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
※観覧料は、本展覧会のみ観覧できる料金です。同時開催の「秋野不矩展」の観覧券(一般800円)で、本展覧会も観覧できます。

担当 江口恒明(当館学芸員)

詳細

岡村桂三郎《百眼の魚18-1》2018年 当館寄託
「異界」とは人々の日常世界や生活世界の外側にあると考えられている世界をさす言葉です。
「異界」といったとき、あの世や神仏の住む世界を想像するかもしれません。そうした世界は、日本の美術においても古くから絵画化されてきました。妖怪や鬼の登場する絵巻物をはじめ、桃源郷や仙界を理想の世界として描いた作品もあります。
自分の生活圏から離れ、時間的・空間的な広がりをもつ言葉としてとらえると、山の中や海の中、遠い海外、あるいは現在とは隔たる過去や未来も異界ということができるでしょう。
人間の内部に封じ込められた意識や人間のもつ闇も同様です。近代に入ると人間の内面を描く表現主義やシュルレアリスムが登場してきます。これらは人間の内なる異界を描いたものといえます。
また、異界は相対的なことばでもあります。その境い目はあいまいで、日常世界に浸食してきたり、ふとしたことで異界に踏み入ってしまうような場所となっています。
本展では、「異界」をキーワードにして所蔵作品を紹介します。生と死や意識と無意識が重なりあう「境界」と、想像上の生き物や風景、あるいは神仏や仙界を描いた「異界の風景」という観点から見ていきます。常ならざるものや人ならざるものの表現をお楽しみください。

関連事業

田澤茂《百鬼夜行》1998年 当館蔵

学芸員によるギャラリートーク

10月26日(土)、11月23日(土) 各14:00-14:30 展示室2 ※申込不要・要観覧券
 
平野杏子《蘇生する善知識》1978年 当館蔵