木造 大日如来坐像 1躯
もくぞう だいにちにょらいざぞう
県指定重要文化財
所有者 高林寺(こうりんじ)
指定 平成3年2月8日
寄木造 玉眼嵌入 褐色漆塗(着衣ふちのみ一部漆箔)
像高 98.7cm
県指定重要文化財
所有者 高林寺(こうりんじ)
指定 平成3年2月8日
寄木造 玉眼嵌入 褐色漆塗(着衣ふちのみ一部漆箔)
像高 98.7cm
もともとは四ノ宮明神社(現前鳥神社)別当鏡智院の本尊であった。明治初年に当院が廃絶されたのちは、大会寺(北向観音堂)に客仏として祀られていたが、昭和60年(1985)に高林寺の本尊に迎えられた。
胸の前で左拳の人差指を右拳で握る智拳印(ちけんいん)を結ぶ金剛界大日如来。光背・宝冠・台座などは後世の補造である。胎内背面(墨書)と面部内(二字朱書・三字墨書)に梵字(ぼんじ)が書かれており、後頭部内に次の墨書銘がある。
「康永三年甲申五陽
奉修復之者也
地頭兼神主藤原季□
修造司周豪 」
これにより、康永3年(1344)に修理されたことがわかり、造立はこれより遡る鎌倉時代後期と考えられる。張りのある顔立ちや量感に富む体躯に運慶風の写実性を示す一方、宝けいや腰部の波状に表した衣の皺などに宋元風の影響がみとめられる。
胸の前で左拳の人差指を右拳で握る智拳印(ちけんいん)を結ぶ金剛界大日如来。光背・宝冠・台座などは後世の補造である。胎内背面(墨書)と面部内(二字朱書・三字墨書)に梵字(ぼんじ)が書かれており、後頭部内に次の墨書銘がある。
「康永三年甲申五陽
奉修復之者也
地頭兼神主藤原季□
修造司周豪 」
これにより、康永3年(1344)に修理されたことがわかり、造立はこれより遡る鎌倉時代後期と考えられる。張りのある顔立ちや量感に富む体躯に運慶風の写実性を示す一方、宝けいや腰部の波状に表した衣の皺などに宋元風の影響がみとめられる。
交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)
高林寺(平塚市四之宮3-2-51)
5番乗り場・田村車庫行ほか 「泉蔵院前」下車 徒歩3分
5番乗り場・田村車庫行ほか 「泉蔵院前」下車 徒歩3分
案内地図
注意
当文化財は普段は公開しておりません。
このページについてのお問い合わせ先
社会教育課
〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
代表電話:0463-23-1111
直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
ファクス番号:0463-34-5522