紙本着色 十王図   双幅

  • 十王図
しほんちゃくしょく じゅうおうず

平塚市指定重要文化財
所有者  福田寺(ふくでんじ)
指定   平成8年10月1日
各縦 166.8cm  横 95.8cm
 冥途には閻魔天をはじめとする10人の王(十王)がいて、死者は順次に各王のもとで生前の罪業を裁かれるという。本図は、この十王を五王ずつ各幅の上部に並べ、その下に凄惨な地獄の様子を描いている。さらに、十王の上には各々の本地仏(ほんじぶつ)が描かれている。
 彩色は、墨調を生かしながら、主に藍・代赭(たいしゃ)・胡粉(ごふん)を要所に差した淡白なものである。
 落款(らっかん)や印章はないものの、優れた描法と癖のある人物の顔貌表現などから、作者は同じ福田寺に所蔵されている「十六羅漢図」と同じ東川斎桂山藤原美信と考えられ、制作時期もまた天保年間(1830~1844)と推定される。

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)

福田寺(平塚市入野12)
3番乗り場・金田公民館行 「成願寺」下車 徒歩5分

案内地図

  • 福田寺は成願寺バス停下車徒歩5分です
  • 福田寺は平塚市中央部の金田地区にあります

注意

当文化財は普段は公開しておりません。

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〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
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直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
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