木造 薬師如来立像 1躯
もくぞう やくしにょらいりゅうぞう
市指定重要文化財
所有者 正福寺(しょうふくじ)
指定 平成4年3月5日
寄木造 彫眼 金泥 肉身部漆箔 着衣部黒塗
像高 97.4cm
市指定重要文化財
所有者 正福寺(しょうふくじ)
指定 平成4年3月5日
寄木造 彫眼 金泥 肉身部漆箔 着衣部黒塗
像高 97.4cm
正福寺境内にある薬師堂に安置する。左手に薬壺を持ち、施無畏(せむい)・与願印(よがんいん)を結ぶ。厨子の外に前立像の形で祀られているものの、本来はこの像が薬師堂の本尊と考えられる。
『新編相模国風土記稿』では、薬師堂の本尊は「行基作」と伝えるが、伝説にすぎず、制作は平安時代後期と考えられる。小粒の螺髪(らほつ)・丸い顔・穏やかな目鼻立・浅めの衣のひだの彫り方など、平安時代後期に流行した和様の特色を示す。両袖や背中のひだの表現にもよく神経がゆきとどいている。
肉髻珠(にくけいじゅ)・白毫(びゃくごう)・右手・足ほぞ・台座は後世の補造である。台座の裏面には墨書銘があり、鎌倉仏師の1人として活躍した大仏師加賀が寛文10年(1670)にこの台座を造ったことがわかる。
『新編相模国風土記稿』では、薬師堂の本尊は「行基作」と伝えるが、伝説にすぎず、制作は平安時代後期と考えられる。小粒の螺髪(らほつ)・丸い顔・穏やかな目鼻立・浅めの衣のひだの彫り方など、平安時代後期に流行した和様の特色を示す。両袖や背中のひだの表現にもよく神経がゆきとどいている。
肉髻珠(にくけいじゅ)・白毫(びゃくごう)・右手・足ほぞ・台座は後世の補造である。台座の裏面には墨書銘があり、鎌倉仏師の1人として活躍した大仏師加賀が寛文10年(1670)にこの台座を造ったことがわかる。
交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)
正福寺(平塚市大島813)
4番乗り場・大島経由田村車庫行ほか 「大島」下車 徒歩2分
4番乗り場・大島経由田村車庫行ほか 「大島」下車 徒歩2分
案内地図
注意
当文化財は普段は公開しておりません。
このページについてのお問い合わせ先
社会教育課
〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
代表電話:0463-23-1111
直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
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