木造 薬師如来坐像  1躯

  • 薬師如来坐像
もくぞうやくしにょらいざぞう

市指定重要文化財
所有者  平等寺(びょうどうじ)
指定   平成4年3月5日
寄木造 玉眼嵌入 肉身部漆箔 着衣部褐色漆塗
像高  77.5cm  
 本像を所蔵する平等寺は建久3年(1192)に源頼朝の妻である北条政子の安産祈願を行ったこともある古刹(こさつ)で、もともとの本尊は聖観音であった。ところが、明治時代にこの本尊が焼失したため、旧境内にあった薬師堂に安置されていた本像を、同寺の 本尊として祀るようになった。左手に薬壺(やっこ)を持ち、右手は胸の位置で掌を前に向けて開いた施無為(せむい)・与願(よがん)印を結ぶ。
 造立年代は、南北朝時代と考えられ、宋元風と運慶風という作風が巧みに融合したいかにも東国的な佳作といえる。
 胎内背面に、次のような墨書銘があり、寛永8年(1631)に修理されたことがわかる。

「 寛永八年辛未     願主
奉修理本尊如来     深誉
  十月十二日   佛師[    」 

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)

平等寺(平塚市豊田平等寺369)
7番乗り場・伊勢原駅南口行ほか 「大縄橋」下車 徒歩10分

案内地図

  • 平等寺は大縄橋バス停下車徒歩10分です
  • 平等寺は平塚市中央部の豊田地区にあります

注意

当文化財は普段は公開しておりません。

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