木造 地蔵菩薩半跏像 1躯
もくぞう じぞうぼさつはんかぞう
市指定重要文化財
所有者 延命寺(えんめいじ)
指定 平成5年3月3日寄木造 彫眼 彩色
像高 58.8cm
市指定重要文化財
所有者 延命寺(えんめいじ)
指定 平成5年3月3日寄木造 彫眼 彩色
像高 58.8cm
右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、蓮台上に座し、左足をその外に垂らす半跏姿の像。
像の底部に次のような墨書による銘がある。
「 新雕奉[
地藏菩薩
空觀□(花押)
文和二年七月廿八日
水之トミノトシ
奉安置懸自筆信心如此 」
この銘からこの像の造立が、南北朝時代の文和2年(1353)7月であることがわかる。
顔の部分と体躯はともに奥行深く量感に富んでいる。
着衣の皺は、正面では簡略されてはいるものの、側面部では写実性をもって彫られており、背中も丁寧に仕上げられている。衣皺表現は、この時期の作例によくみられる宋元風の装飾の豊かさはなく、素朴な雰囲気が感じられる。
この像を所有する延命寺は、吉沢山地蔵院と号す天台宗の寺院である。
像の底部に次のような墨書による銘がある。
「 新雕奉[
地藏菩薩
空觀□(花押)
文和二年七月廿八日
水之トミノトシ
奉安置懸自筆信心如此 」
この銘からこの像の造立が、南北朝時代の文和2年(1353)7月であることがわかる。
顔の部分と体躯はともに奥行深く量感に富んでいる。
着衣の皺は、正面では簡略されてはいるものの、側面部では写実性をもって彫られており、背中も丁寧に仕上げられている。衣皺表現は、この時期の作例によくみられる宋元風の装飾の豊かさはなく、素朴な雰囲気が感じられる。
この像を所有する延命寺は、吉沢山地蔵院と号す天台宗の寺院である。
交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)
延命寺(平塚市上吉沢1514)
1番乗り場・神奈川大学行ほか 「神戸」下車 徒歩15分
1番乗り場・神奈川大学行ほか 「神戸」下車 徒歩15分
案内地図
注意
当文化財は普段は公開しておりません。
このページについてのお問い合わせ先
社会教育課
〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
代表電話:0463-23-1111
直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
ファクス番号:0463-34-5522