北条氏所領役帳   1冊

  • 北条氏所領役帳
ほうじょうししょりょうやくちょう

市指定重要文化財
所有者  個人
    (平塚市博物館寄託)
指定   昭和61年1月24日
 小田原を本拠にする戦国大名・北条氏の家臣らの所領(知行地)について、その貫高(知行高)と郷村名を列記し、知行役(普請役)等の賦課状況を記したもの。ほぼ衆(軍団)別に構成されており、北条氏の家臣団研究の基本資料といえる。また、郷村名などが記されているところから、郷土資料としても貴重である。
 永禄2年(1559)2月、北条氏康が大田豊後守・関兵部丞・松田筑前守の3人を奉行に任命し、家臣らの諸役賦課の状態を調査し、それを集成して作成したものと考えられている。
 本帳の表題は実際には、「永禄年中之頃之小田原北條君従士ノ永禄比ノ古分限帳」とあるが、一般には『小田原衆所領役帳』と呼ばれるものの1つ。原本は、高野山金剛峰寺の支院の高室院(小田原落城後に北条氏直が追放された寺)に伝えられていたが、火災で焼失した。その写本は多く伝来しており、本帳もその1つである。

注意

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