田村ばやし

  • 田村ばやしを披露する田村ばやし保存会の写真
たむらばやし

市指定重要文化財
保持者  田村ばやし保存会
     (たむらばやしほぞんかい)
指定   昭和51年11月24日
 田村の八坂(やさか)神社は、古くは牛頭天王(ごずてんのう)社といい、江戸時代には田村の鎮守であった。この八坂神社の祭囃子(ばやし)として伝わるのが、田村ばやしである。
 田村ばやしの由来については、京都から来た楽人が編曲したものと伝えられている。鎌倉時代、この地には三浦義村の田村館があった。義村は源実朝死後、後継将軍に藤原頼経擁立を支持した。その関係から将軍頼経はしばしば田村館にも来遊した。その折り、京都の楽人(雅楽)を伴い遊興したといい、その楽人に起源を求める伝承もある。
 親太鼓(大胴)1・締太鼓2・笛1・鉦1から構成され、曲目は、「屋台・宮昇殿」「昇殿・神田丸」「唐楽鎌倉・仕丁舞(しちょうめ)・印場」の7曲と3つの組み合わせからなり、いずれも笛のリードで曲が変化していくことに特長がある。
 屋台を曳くための囃子で、上町・横宿・下町の3町内の屋台があるが、現在は交通事情などから屋台の曳行はない。

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