木造 白衣観音菩薩坐像(聖観音菩薩坐像) 1躯

  • 白衣観音菩薩坐像
もくぞう びゃくえかんのんぼさつざぞう(しょうかんのんぼさつざぞう)

市指定重要文化財所有者 
明王院(みょうおういん)
指定 平成22年12月10日
寄木造 玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう) 肉身部金泥  着衣部彩色
像高 21.2cm
 鎌倉地方で南北朝から室町時代初期にかけ流行した、中国宋(元)時代仏像の影響を受け制作された、宋風の法衣垂下形式像(ほうえすいかけいしきぞう)の典型的作例である。
 小像ながら面貌には張りがあり、表情もよく引き締まっている。体部はやや箱形で猫背の姿勢をしめし、肉取りには量感があり、法衣垂下部は左右にバランスよく広がっている。複雑な服制を手際よくまとめ、動きのある衣褶のさばきなどに作者の高度な彫技がうかがわれる。
 制作時期は、生き生きとした面貌や、しっかりした体部造形から、法衣垂下形式像盛期の室町初期頃(14世紀末ないし15世紀初)の作例とみられる。

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通を利用した場合)

明王院(平塚市徳延365)
10番乗り場・高村団地行ほか 「神明下」下車 徒歩3分

案内地図

  • 明王院は神明下バス停下車徒歩3分です
  • 明王院は平塚市中央部の旭北地区にあります

注意

当文化財は普段は公開しておりません。

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〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
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