木造 閻魔王坐像 1躯

  • 閻魔王坐像
もくぞう えんまおうざぞう

市指定重要文化財
所有者 妙楽寺(みょうらくじ)
指定   平成25年2月20日
寄木造 玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう) 彩色
像高  99.6cm

 像底からみえる体幹部前材下側に墨書があり、このなかに文禄四年(1595)の年紀と、佛士(師)長芸の名があり、造像年代・作者ともに判明する。
 頭部が大きく作られ、面貌は眉眼をつり上げ怒号する、かなり誇張した表現につくられている。体部はずんぐりとした体形で、量感があり迫力が充分であるが、左右の袖先は小ぶりで、衣文も強い表現ではなく、全体に頭部に比し穏やかにまとめられている。彫技は本格的で作者の高い技量がうかがわれる。
 室町時代の像にみるような量感に富む体形と、近世期のやや誇張の勝った面貌表現を合わせ持つ中世彫刻の余風を遺す優れた作例である。閻魔王像の基準作例として、本市のみならず県内においても希少な存在といえる。
 

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通を利用した場合)

妙楽寺(平塚市田村5丁目13-2)
6番乗り場・本厚木駅南口行ほか 「駒返橋」下車 徒歩1分

案内地図

  • 妙楽寺は駒返橋バス停下車徒歩1分です
  • 妙楽寺は平塚市北東部の田村地区にあります

注意

当文化財は普段は公開しておりません。

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〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
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直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
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