鉄舌長鐙 1点

てつしたながあぶみ


平塚市指定重要文化財

所有者  平塚市(ひらつかし)

     〔平塚市博物館所蔵〕

指定    平成26年1月30日

残存高 25cm 長さ 34.4cm 幅 10.5cm 舌先幅 8cm



鉄舌長鐙鐙とは馬具の足を踏みかけるところで、座る部分を居木、居木と鐙をつなぐ革を力革といいます







 舌長鐙は「武蔵鐙(むさしあぶみ)」とも呼ばれ、馬上での運動性や安定性を重視して踏込(ふんごみ)部を長くしたもので、平安時代に武家を中心に成立した形態である。

 本資料は、昭和15年(1940)頃、相模川鉄橋下流付近で砂利採取中に引き上げられ、平成16年(2004)に市民より平塚市(平塚市博物館)に寄贈された。

 現存する鐙との形態の類似から鎌倉時代の製品と考えられる。鎌倉時代の舌長鐙の違例は極めて少なく、また、出土品というかたちで特定の地域との関係がとられられることは非常に珍しい。平塚の中世史のみならず、本邦の馬具変遷を示す希少な資料である。

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)

平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)
5番乗り場・田村車庫行、6番乗り場・本厚木駅南口行ほか 「コンフォール平塚前」(旧「日産車体前」)下車 徒歩3分
 

案内地図

平塚市博物館は市役所北側の文化公園内にあります

平塚市博物館(外部リンク)

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