平塚市さわやかで清潔なまちづくり条例　条例の策定背景と経過

　市は、「平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例」を定め、これにより、資源循環型社会の構築並びに生活環境の保全及び公衆衛生の向上等を図り、良好な都市環境を確保するために様々な施策を展開してまいりました。

　中でも、市民生活に密着している身近な環境課題である清潔なまちづくりについては、市民と共に様々な活動を行ってきていますが、市民意識の変化、価値観の多様化、一部モラルの低下が進む中で、これらの動きに十分対応できる新たな方策が強く求められてきていました。

　特に昨今、市民の身近な生活環境への関心は急速に高まってきており、厳しい規制を求める意見が多数寄せられていました。

　そこで、モラルに訴える現在の啓発活動のみの方策を改め、「平塚市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例」の第６章「清潔なまちづくり」を独立させ、豊かで住みよい地域社会の実現に向け、現状に即し実効性を有した「平塚市さわやかで清潔なまちづくり条例」 を制定しました。

　条例の策定にあたっては、県内外の条例等の制定状況を調査研究するとともに、一般市民の方にポイ捨て等に関するアンケート調査（2,468件）を行い、また、公募の市民委員による市民検討会議を開催し、条例に盛り込む事項を市民自ら論議し、意見書としてまとめ市にご提出いただきました。更に、条例の骨子（案）、条例素案の段階では、広報ひらつかや市ホームページ、地区公民館等を活用し、広く市民からの御意見を伺いながら、条例策定を進めました。

　そして、市長の諮問機関である平塚市廃棄物対策審議会に条例内容について諮問し、その答申を受け、３月定例市議会に上程、議決いたしました。