エネルギー

化石燃料
大昔の動物や植物の死がいが地中につもり、長い年月の間に変化（へんか）してできたもの。石油・石炭・天然（てんねん）ガスなどがあります。

石油
地中からとれる油。プランクトンや藻類（そうるい）の死がいが、地中で長い年月の間に変化（へんか）したものです。
よい点は、たくさんのエネルギーが取り出せることや、運んだり、貯蔵（ちょぞう）したりしやすいことです。
悪い点は、もやしたときに、地球温暖化（ちきゅうおんだんか）の原因（げんいん）となる二酸化炭素（にさんかたんそ）、大気汚染（たいきおせん）の原因になる硫黄酸化物（いおうさんかぶつ）、窒素酸化物（ちっそさんかぶつ）などが発生することや、とれる国が一部の地域（ちいき）にかたよっていることです。

石炭
植物の死がいが、地中で長い年月の間に黒く変化してかたまったものです。
よい点は、たくさんのエネルギーが取り出せること、運んだり、貯蔵したりしやすいこと、いろいろな国でとれることです。
悪い点は、もやしたときに地球温暖化の原因になる二酸化炭素、大気汚染の原因になる硫黄酸化物、窒素酸化物などが発生することです。

天然ガス
地下からふき出すガスのうち、メタンガスなどのもえるガスのことです。
よい点は、石油や石炭より二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物などの発生が少ないことです。
悪い点は、長い距離を運ぶのにお金がかかることです。

原子力
ウランなどの核燃料（かくねんりょう）が原子炉（げんしろ）の中で核分裂（かくぶんれつ）するときに出る大量（たいりょう）の熱をエネルギーとして利用することです。原子力発電はこの熱を利用して電気を作ります。
よい点は、エネルギー量がとても大きいことや、二酸化炭素（にさんかたんそ）の発生が少ないことです。
悪い点は、2011年3月の東日本大震災の後から、事故後の影響の大きさが問題に挙げられています。

水力
水の力を利用することです。水力発電は、落ちる水のいきおいで水車を回して電気を作ります。
よい点は、日本には山や川が多いことや二酸化炭素の発生が少ないことです。
悪い点は、発電所をつくるときに、多くの費用（ひよう）がかかることや、発電所をつくるときに、自然破壊（しぜんはかい）が心配されます。
 
地熱（ちねつ）
火山の地下にあるマグマの熱をエネルギーとして使うことです。地熱発電はマグマの熱で地下水が水蒸気（すいじょうき）になることを利用して電気を作ります。
よい点は、日本には火山が多いことや、二酸化炭素の発生が少ないことです。
悪い点は、 地熱発電にてきした場所は少なく、開発がむずかしいことです。