ごみ収集業務のデジタル化

ごみ収集車にタブレット端末を搭載し、車両の位置情報、収集軌跡、収集履歴をリアルタイムで把握することが可能です。システムに基づく車両間の情報共有、応援体制が強化され、収集効率の向上や収集漏れの防止に加え、市民からの不法投棄等のご連絡について、より迅速に対応が可能です。ごみ収集業務は、ある種の社会インフラとして欠かせないもので、市民サービスに直結します。デジタル技術の活用と民間活力の導入を踏まえ、市民ニーズに対応した持続可能な収集体制を構築し、市民サービスの向上に努めます。また、本市で取組みを進めている可燃ごみ戸別収集においても、より安全で確実な収集に寄与するものと考えます。
ごみ収集業務のデジタル化は、デジタル田園都市国家構想交付金（令和5年4月交付）の採択事業です。

従来、紙地図に手書きで記載していたごみステーション情報を電子化し、ステーションごとの特徴、写真や連絡事項を確認できます。

ごみ収集車の位置情報や収集時間を確認しながら、収集情報を把握します。
市民の皆様からの問合せなどは、どこにどの車がいるか、どのような収集状況なのかといった正確な情報に基づき、ご案内が可能です。また、委託事業者車両の車両にもタブレット端末を搭載し、収集状況の把握や連携体制の強化が可能です。緊急的な対応についても、現地付近の車両が初期対応が可能となり、効率的で持続可能な収集体制の構築に寄与します。

システムを活用し、不法投棄等の情報が即座に共有可能なため、収集時において確認できたものは、より迅速に、対応することが可能です。

令和6年3月27日（水曜日）からごみ分別アプリ「さんあ～る」を用いて、不法投棄等の通報が可能となります。アプリ画面から写真を撮影し、位置情報とともに収集業務課へ情報提供いただく仕組みです。具体的には、不法投棄のほかに、ごみ散乱、収集漏れ、路上小動物の死骸といった情報を提供いただく予定です。収集業務課では、頂いた情報に基づき、現地を確認し、対応します。

各車両に搭載しているタブレット端末では、各種車両点検、収集ルートの確認、写真・メッセージ送受信機能などがあります。
収集業務課に設置してあるパソコンでは、各車両の運行情報や収集量の把握などが可能です。

ごみ収集車は月曜日から金曜日、ごみ収集がある日は毎日運行しています。例えば収集中に大規模災害が発生した場合、タブレット端末を活用し、被害情報を即座に収集可能です。また、収集中に、道路損傷箇所やその他、関連部署と共有すべき事象が確認できた際は、写真と位置情報をもって、連携して対応できるものと考えます。まずは、収集業務課において、「効率的で持続可能な収集体制」の構築を最優先としつつ、他部署と連携可能な部分はしっかり取り組んでまいりたいと考えます。

可燃ごみ収集目安時間のお知らせ

令和6年4月中旬を目途に、ごみ分別アプリ「さんあ～る」を活用した可燃ごみの収集目安時間のお知らせを開始します。
ごみ収集車両運行管理システムで収集したデータに基づき、1時間30分から1時間45分程度の範囲でお知らせ可能です。
自分が出したごみがいつ頃回収されるのかといった不安を解消し、安全・確実な収集を目指します。