肥満度を求めてみましょう(学童編)
「肥満度」とは標準体重に対してどのくらい体重がオーバーしているかをパーセントで表したものです。肥満度を求めてみましょう。
【肥満度の判定区分】
【肥満度の判定区分】
- 高度肥満 +50%以上
- 中等度肥満 +30%以上+50%未満
- 軽度肥満 +20%以上+30%未満
- 標準 -20%以上+20%未満
計算式からも求めることができます。
肥満度(%)={実測体重(kg)-身長別標準体重(kg)}÷身長別標準体重(kg)×100
身長別標準体重=a×実測身長(cm)-b
年齢 | 男子 | 年齢 | 女子 | ||
---|---|---|---|---|---|
a | b | a | b | ||
5 | 0.386 | 23.699 | 5 | 0.377 | 22.750 |
6 | 0.461 | 32.382 | 6 | 0.458 | 32.079 |
7 | 0.513 | 38.878 | 7 | 0.508 | 38.367 |
8 | 0.592 | 48.804 | 8 | 0.561 | 45.006 |
9 | 0.687 | 61.390 | 9 | 0.652 | 56.992 |
10 | 0.752 | 70.461 | 10 | 0.730 | 68.091 |
11 | 0.782 | 75.106 | 11 | 0.803 | 78.846 |
12 | 0.783 | 75.642 | 12 | 0.796 | 76.934 |
13 | 0.815 | 81.348 | 13 | 0.655 | 54.234 |
14 | 0.832 | 83.695 | 14 | 0.594 | 43.264 |
15 | 0.766 | 70.989 | 15 | 0.560 | 37.002 |
16 | 0.656 | 51.822 | 16 | 0.578 | 39.057 |
17 | 0.672 | 53.642 | 17 | 0.598 | 42.339 |
(平成24年3月乳幼児身体発育評価マニュアルP65)
(例)11歳男子 身長140cm、体重38kg
まず身長別標準体重を求めましょう。
身長別標準体重=0.782×140-75.106=34.374
そして肥満度の計算式に当てはめてみましょう。
肥満度=(38.0-34.374)÷34.374×100=10.5486%
肥満度の判定区分より「標準」となります。
肥満度は20%以内を目標にしますが、現在肥満度が20%前後である方は肥満度減少を目指すことにより、今の生活習慣や食習慣、運動習慣の直すべき点を確認し、これから先も太らない習慣を身につけることをお勧めいたします。
肥満度30%以上の方は合併症(高血圧や脂質異常症や2型糖尿病など)がすでに始まっている心配があります。積極的に肥満度を下げる取組をしましょう。
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