こばり（アドバイザー派遣結果）

こばりは、平塚市明石町に店を構えるアンブレラマスターが店主の洋傘屋です。お店には、傘の他、オシャレな杖、国産製のレインウェアを取り揃えています。永久保証の充実したアフターサービスと傘・杖の無料の名入れがお客様に人気を博し、卒業シーズン等には県外からも多くの発注を受けています。女性雑誌の梅雨特集にも掲載されるなど、市外にも知名度は高く、また地元商店街のイベントにも積極的に参加されている精力的なお店です。

今回は、アドバイザーROKOPLANNING　店舗プロデューサー野村ヒロコ氏との話し合いの中で、若年層をターゲットとした新規顧客の獲得やSNSやHPを映えさせる店内装飾について検討しました。

　手作業での傘の修繕が自店の強みとなるので、作業場を売場内に設置することによりお客様とのコミュニケーションの場を創出するように指導、実践しました。職人の技術を間近で触れることで、自店ならではの強みを効果的にお客様に伝えることができ、また作業場を活かしたコトイベントを行うことにより、お店や商品の付加価値を上げた消費をアドバイスしました。（写真は設置した作業場を使って開催したまちゼミの様子）

　売場に設置する作業場により、作業工程をお客様に見てもらえるようになるため、ミレニアル世代の好む手作業感をPriorityとするシーンの演出による店舗付加価値の創出をアドバイスしました。また、職人ならではの道具・作業シーンを活かした日常では見られないモノを展示することによるSNS発信を指導しました。

　傘を通じたおもてなし文化の発信として、他業種と連携した新事業を提案しました。東京五輪開催に伴うリトアニアキャンプ地の平塚市でできる「おもてなし」プロジェクトを検討することとなりました。

　普段業務では気付くことができなかった自店の魅力やコンテンツに気付くことができ、よかったです。作業場を設置することによるフォトジェニックなシーンを考えるきっかけとなり、またお店をスッキリさせお客様に商品を手に取ってもらえる機会が増えました。
　作業場でのまちゼミ等のコトイベントは継続させ、さらにおもてなし発信に向けて他業種との連携にも力を入れていきたいです。