平塚の水産業の概要

最終更新日 : 2023年10月27日

平塚漁港は平塚市漁業協同組合とネーミングライツ契約を締結し、平成28年4月1日から愛称が「ひらつかタマ三郎漁港」となりました。ひらつかタマ三郎については、平塚市漁業協同組合のページ「ひらつかタマ三郎(外部リンク)」をご覧ください。

水産概要

  • 定置網の操業の様子
自然の海岸が多く残り、黒潮の流れを受ける外洋性の相模湾には四季折々1300種類余りの魚が確認されています。そのほぼ中央に位置する平塚は、漁業の歴史も古く、16世紀 半ばには組織的な漁業が行われていた記録が残されています。その後時代とともに漁法が変遷していきましたが、とりわけ一網100以上の人手を抱えたブリの大謀網や、伊豆諸島近海を主漁場にして全国に名を馳せた「須賀のカツオ一本釣り」、盛時には十数統の網元を数えた地びき網などが特筆されます。
 現在行われている漁業は、アジ、イワシなどを対象とした定置網漁業とシラス船びき網漁業を中心に、ヒラメやカレイを獲る刺し網などが行われ、毎日新鮮な魚を水揚げしています。また、恵まれた立地条件から 遊漁船業等の観光漁業が盛んで、県内外を問わず多数の遊漁客を集め、全国的に有名となっています。 こうしたなか平塚市では、漁場資源の育成のためヒラメの稚魚の放流や漁場の活性化のための海底耕耘などの漁業の活性化事業を支援、また相模川河口事業対策基金からの益金を活用し、航路の維持を図るなどの水産振興施策を展開しています。近年においては水産庁の沿岸漁業構造改善事業により、平塚新港内に平成14年度に荷さばき施設、平成15年度に製氷貯氷施設を整備していくなど水産業の基盤整備を進めています。

漁港整備の概要


 ひらつかタマ三郎漁港の漁港施設は、戦災復興都市としての区画整理事業の実施に伴い、相模川河口の自然港の須賀湊を、昭和25年に堀り込み式 漁港として整備を実施し、引き続いて河口航路の確保を目的とした導流堤などの整備を実施してきました。 一方、相模川 高度利用事業の進展によって、上流にダムや取水堰などが建設され、流下水量が減少してきたことによって、河口航路は常に砂が堆積し航路の維持に苦慮していること、また遊漁船等の増加による漁港の狭隘化が進ん だことから、平成元年度から「新港整備計画」に着手しました。
 この計画に基づき、地域漁業の活性化と海洋レクリェーションとの共存を図ることを目的として、安全性、機能性、快適性を 向上させた漁港施設と、遊漁船等を集約して収容するフィッシャリーナ施設の整備を実施してきました。 平成11年度に水域部分の施設が完成したことから平成12年7月に開港し、暫定的に供用を開始しました。さらに、漁業者並びに漁港利用者の利便性の向上を目的に、平成14年6月には新港背後地に収容台数430台の駐車場を整備しました。
  今後は、漁港管理施設、漁港浄化施設、漁船漁具保全施設、漁港厚生施設等を順次整備し、より快適に利用できる漁港づくりを推進していく計画です。 

  平成12年7月1日(土曜日)にひらつかタマ三郎漁港が暫定開港し、翌2日(日曜日)にフィッシャリーナ施設がオープンしました。 

  • 新平塚漁港イメージ図

平塚市水産物地方卸売市場


 平塚市水産物地方卸売市場は、平塚市が開設する公設市場です。その前身は、昭和31年に、流通機構の改善と公正な取引 並びに生鮮魚介類の需要の増加に応えるため、本市が市場施設を建設したことにより、市有民営の形態を持つ魚市場として発足しました。昭和46年の地方卸売市場法の制定、 また翌年の神奈川県卸売市場条例の施行を受けて、昭和47年12月1日、平塚市地方卸売市場業務条例を施行し、翌昭和48年 3月1日、神奈川県知事の許可を受け、「平塚市水産物地方卸売市場」が誕生しました。
 当市場に地元水産物が水揚される平塚漁港に隣接し、生産地市場の要素を含んだ消費地市場という特徴があります。当市場に集荷された水産物は、小売業者が直接買受人となり、平塚市を中心とした県央市町村のかなり広範囲に分荷されています。

  • 市場の状況の写真

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