海・浜・川のルールブック

相模川河口の航行ルール

 相模川河口は、高波が立ちやすく、出口付近には浅瀬があり、常に東西に移動しています。また堆砂によって航路幅は狭められ、水深も浅くなりやすいため航路が一定しません。
 漁業者は舵や視界が不自由なこの河口航路を安全に利用するため、昔から独自のルールである「入り船(入港船)優先」を守ってきました。

  1. 相模川河口は、入り船優先とする。相模川河口は船の難所と言われ、航行が非常に難しい場所です。特に波が高いときに沖から入港しようとする船は、サーフィンのように波乗り状態にあるため舵がきかず、また操舵室からの視界も非常に狭められています。事故防止のため「入り船(入港船)優先」の遵守をお願いします。
  2. 入港船と対向した船舶が航路を譲る場合は、できる限りその待機行動を入港船が用意に認めることができるように大幅に行うものとする。河口航路は流れがあって一箇所に留まって待機することができません。このため相手の船にわかるようオーバーアクションで待機行動を示してください。
  3. 河口航路の航行に関する優先順位は、職業船(漁船・遊漁案内業船)、プレジャーボート、水上バイクとする。河口航路は、水揚げに急ぐ漁船や多くの釣り客を乗せた職業船(漁船・遊漁案内業船)の航行を優先して下さい。一番小回りの利く水上バイクは、他の船舶に航路を譲って下さい。
  4. 河口航路を航行しようとする船舶は、先に入出港しようと波待ちしている船舶を追い越したり、接近したりしてはならない。お互い譲り合い、事故を防止しましょう。

海編


 
  1.  水上バイクのライダーは船長です。海上法規や利用のマナーを守りましょう。船長としての責任と自覚を持って海の安全ルールを守りましょう。
  2.  操業中の漁船の周辺には接近せず、大きく徐行して迂回して下さい。操業中の漁船に接近すると、船の進路妨害となったり、引き波や船の動揺により網なりが乱れ、操業に大きな影響を与えます。 
  3. ブイの下には漁具があります。遠く離れて航走して下さい。海上には様々な漁業用のブイや旗が立ち、その下には網が敷設されています。水上バイクとの接触により網が切れたり動かされて魚が捕れなくなるおそれがあります。また水上バイクが漁網に絡まり遭難する事故も心配されます。
  4.  新港入り口からビーチパーク前(ヘッドランドの内側)にかけての沿岸域は、船舶の往来が多く、また地引き網や遊泳者、サーファー、投げ釣りなど様々な利用が集中している場所です。水上バイクは、危険防止のため走行しないで下さい。新港からビーチパークまでの沿岸域は、新港への入出港船が多く往来し、地引き網やシラス船引網の好漁場ともなっています。またサーフィンをはじめ様々なビーチスポーツが利用しており、水上バイクと人間との衝突事故も非常に心配されています。

河口編

  1. 相模川河口は、船舶の航行が優先です。小回りがきく水上バイクは、対向船に出会ったらオーバーアクションで進路を譲り、船舶の入出港が終わるまで待機して下さい。相模川河口は船の難所といわれ、航行が非常に難しい場所です。また波が高いと水上バイクは操舵室から発見し難くたいへん危険です。小回りのきく水上バイクは、他の船舶に航路を譲って下さい。
  2. 河口付近では、船舶を追い越したり、接近しないで下さい。船と水上バイクとの衝突事故を避けるため、無謀な走行はしないで下さい。
  3. 河口内を通行する水上バイクは、常に西側(右岸導流堤側)を通行して下さい。狭い航路内での衝突事故を避けるため、水上バイクの通行帯を西側に分離しました。ご協力下さい。
  4. 河口出口で入港船と出会ったら、船尾側を大きく迂回して下さい。船と水上バイクとの出会い頭の正面衝突を避けるためために遵守して下さい。
  5. 湘南大橋上流の漁港入り口から河口導流堤までは徐行エリアです。徐行エリア内は、時速5ノット以下(10km/h以下)で走行して下さい。船の往来が最も多く、また釣り客を乗下船中の船も桟橋に停泊しています。衝突事故や引き波による釣り客の転落事故が心配される場所ですから、徐行の徹底をお願いします。 
     
     
     
  6. 導流堤から河口周辺海域での波乗りや遊走は、たいへん危険ですから絶対にしないで下さい。また河口航路は速やかに通過して下さい。危険な河口航路を通過中の船は、舵がききづらく視界も不自由です。重大事故を防ぐためこの付近に留まることなく、できるだけ速やかに通過して下さい。
  7. 河口では、人を乗せたボートを曳航してはいけません。バナナボート等を曳航する水上バイクは20~30mの長さの船に匹敵します。また転落者は船からの発見が難しく、衝突事故も非常に心配されます。
  8. 河口を通行する水上バイクの乗員は、できるだけ船から目立つ着衣を着用して下さい。お互いの事故防止のため、水上バイクライダーは船から見やすいよう可能な限りハデな恰好をして下さい。
     
     
     
     

相模川編

  
  1. 釣りや投網をする小舟、屋形船、その他河川内で人が乗っている船に接近したり、引き波により危険を覚えさせるような行為はしないで下さい。水上バイクの引き波によって船が大きく揺れ、転覆や乗船者の転落事故が心配されます。小舟にとって近くを走行する水上バイクは非常に恐ろしい存在です。
  2. 岸辺の釣り人の迷惑にならないように走行しましょう。また釣り糸には十分注意して下さい。のんびりと釣りを楽しむ人もたくさんいます。また最近の釣り糸は非常に強く金属製のものもあります。水上バイクが気付かずに糸に絡まり大怪我することも心配されています。 
  3. 3~6月は稚アユの遡上期です。騒音等によりアユを脅かさないよう配慮して下さい。鮎の宝庫「相模川」は、この時期に沢山の鮎の赤ちゃんが海から遡上します。この時期は静かに安心して遡上できるよう優しさを分けて上げて下さい。
  4. 馬入橋上流にある中州(中の島)より上流の相模川は、浅瀬が多く点在しています。また釣り人も多く川面に太い釣り糸が張られています。水上バイクは、危険防止のため走行しないで下さい。中州より上流には足首ほどの水深しかない浅瀬も多く、水上バイクの座礁・転覆事故が心配されます。また危険な釣り糸も川面のあちこちに張られています。水上バイクにとって非常に危険ですので、立ち入らないようにして下さい。
 
 
 

「平塚」海・川・浜のルールブック協力機関

横浜海上保安部
平塚警察署
平塚市消防署
国土交通省京浜河川事務所
神奈川県
平塚市漁業協同組合
相模川第二漁業協同組合
PW安全協会
湘南ひらつかビーチクラブ
相模川マリーナ各社
 
            (順不同)

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