産業間連携の事例-完全地場産の干物開発-【漁業+水産加工業】
平塚の漁業の課題-鮮魚の安定出荷-
平塚の漁業者は、平塚漁港の新鮮な地魚を魚市場だけでなく、JA湘南あさつゆ広場へも出荷しています。しかし、魚種や出荷量は海の状況次第で大きく変化してしまい、あさつゆ広場のお客さまの期待に応えることができないこともあります。
商品開発への経緯
JA湘南あさつゆ広場からの提案が…
鮮魚がない時でも、魚を売りたい。かつ、地場産にこだわりたい。
冷凍保存ができる品物が欲しい。
相談を受けた平塚市漁協は…
- 平塚の鮮魚は干物用の魚の単価より高いが…。本来、切身や刺身用では…。
- 平塚の魚だけ使うと、季節よって味が変わるのでは…。よって、魚種をどうしていくか…。
- 平塚の魚だけで、あさつゆ広場での販売量の確保ができるのか…。
- 地元の水産加工屋さんが仕事を受けてくれるか…。
課題解決に向けて
地元産干物検討会発足(構成)JA湘南あさつゆ広場、(有)高甚商店、カネ力水産、県水産技術センター相模湾試験場、県湘南地域県政総合センター、平塚市、平塚市漁協このメンバーで検討を重ね、数回の試食会を実施し…
遂に完成
地元加工屋さんがしっかり仕事をしてくれました。完全地場産「須賀湊の開き干し」が完成です。専用の袋もできました。
その後の展開
- 平成22年9月19日、JA湘南「あさつゆ広場」“花巻フェア”において、試食販売を皮切りに、現在では、「あさつゆ広場」はもとより、JAセレサかわさき「セレサモス麻生店」、平塚新港での「地どれ魚直売会」等でも平塚市漁協が販売をしております。
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