平塚生まれの米「はるみ」

最終更新日 : 2019年11月11日

  はるみは、平塚市東八幡の全農 営農・技術センターが19年の歳月をかけて開発した平塚生まれの米です。
 名前は「湘南の晴れた海」に由来しており、キヌヒカリの後継品種として開発され、つやがあり強い甘みが特徴です。また、炊き込み後の表層老化度が低く、冷めても硬くなりにくいため冷めてもおいしい品種であり、弁当やおにぎり等に適しています。
 日本穀物検定協会が実施した平成28年産米の「米の食味ランキング」では、神奈川県産米として初の快挙となる最高評価の「特A」の評価を獲得しました。
 平成29年産米についても、2年連続で「特A」の評価を得て、農家や消費者から大変注目を受けています。
 平塚産のはるみは、JA湘南大型農産物直売所 あさつゆ広場(外部リンク)等で購入できます。

はるみの開発

 はるみの開発は、平成7年(1995年)に始まりました。
 はるみの開発開始当時から現在に至るまで、神奈川県内の主力品種として栽培されている米の品種はキヌヒカリです。
 このキヌヒカリは、秋の収穫期に雨か続くと、稲穂から芽が出やすいことが弱点と言われています。
 はるみは、このキヌヒカリの弱点を克服することを目的として、キヌヒカリと穂発芽しにくいコシヒカリを交配して作られた品種になっています。
 平成21年(2009年)に品種登録出願が行われ、平成26年(2014年)に正式に品種登録されました。

はるみの普及

神奈川県の奨励品種に決定

 平成27年(2015年)2月には、神奈川県の奨励品種に決定され、県内で普及するべき優良な米の品種として認められました。
 はるみは、民間企業が単独で開発した米の品種としては、全国で初めて奨励品種の決定を受けました。

米の食味ランキング 最高評価「特A」2年連続獲得

 平成29年(2017年)2月には、平成28年産米について、日本穀物検定協会が実施する「米の食味ランキング」で、初のエントリーにして最高評価である「特A」の評価を獲得しました。
 これは、神奈川県産の米としては初となる快挙でした。また、平成29年産米についても、2年連続となる「特A」の評価を獲得し、安定した食味の良さを証明しました。

はるみへの品種転換

 平成28年産米(2016年)にJA湘南へ出荷された米としては従来の品種であるキヌヒカリが最も多く、出荷量全体の約7割を占めていましたが、平成29年産米(2017年)では、はるみが出荷量全体の約6割となり、多くの農家がはるみへの品種転換を進めました。
 平成30年産米(2018年)のJA湘南への出荷申出数量では、はるみが最も多く申出数量全体の約7割となっています。

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