全3回連続講座「プラネタリウムの現在進行形 ドーム映像を味わおう」開催のご案内

令和元年11月29日

平塚市
担当 博物館 学芸担当 小池
電話 0463-33-5111
 

全3回連続講座「プラネタリウムの現在進行形 ドーム映像を味わおう」開催のご案内

 
 プラネタリウムは20世紀初め、ドイツに誕生した光学機器です。現在では、デジタル技術の登場により、その投影においてさまざまな実験的な試みが行われ始めています。そのため近年、プラネタリウムのドーム空間は、新たな空間体験の場として《ドームシアター》とも呼ばれるようになっています。
 進化する《ドーム映像》の大きな魅力と可能性は、視野のすべて(360度)がスクリーンとなることで、見る者に圧倒的な「没入感」を引き起こし「体感型」の理解を促すことです。例えば、祭りや演劇・舞踊などの「臨場感」を記録する媒体として、また天文や物理、数学など抽象的な世界を理解する仲介として、そしてまた純粋に、新しい視覚体験を探るアート創造の場としてなど、その映像表現は、さまざまな方向へ広がり展開し始めています。
 このたび、平塚市美術館では新しい試みとして、最新のデジタル表現技術である《ドーム映像》を  テーマに、プラネタリウムで投影を行い、その映像表現の可能性を伝えていきます。そして連続講座というかたちで、現場で活躍する3名の講師によるレクチャーと映像で、その魅力を「体感」していただきます。
 2019年11月から、4Kレーザープロジェクターにバージョンアップし、より明るくクリアな 映像となった平塚市博物館プラネタリウムでの投影をどうぞご鑑賞ください。
 

開催日時・タイトル・講師プロフィール

第1回

 令和2年1月11日(土)午後3:30~4:45
 「まずは感じてみようドーム映像の魅力」
 講師:鳫 宏道 氏 (ガンヒロミチ:元平塚市博物館長、国際科学映像祭実行委員)
 プロフィール:1953年生。1976年から平塚市博物館に学芸員勤務。プラネタリウム投影機の操作調整からナレーションまでこなす。日本でいち早くプラネタリウム映像にCGを採り入れるなど工夫をこらし、幼児から高齢者まで 幅広い層に向けて天文知識の普及に努める。ドーム映像についても早くから注目し、プラネタリウムの可能性を拡げる試みを展開している。国際科学映像祭実行委員長を経て、現在、日本プラネタリウム協議会監事。

第2回

 1月19日(日)午後3:30~4:45
 ドーム空間で描く科学映像の新視点~HAYABUSAで描きたかったこと   
 講師:上坂浩光 氏 (コウサカヒロミツ:映画監督、フルドームCGクリエイター、有限会社ライブ代表取締役)
 プロフィール:1960年生。2009年、惑星探査機はやぶさの地球帰還を扱った全天周CG映画〈HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-〉を監督(第52回科学技術映像祭・文部科学大臣賞、映文連アワード2011最優秀作品賞を受賞)。その後も科学的視点に基づく作品を手がけ、ドーム空間における映像表現の可能性を 追究している。その作風は、時空間を自在に操り見る人を異次元空間に誘う魅力をもつ。2020年3月  はやぶさ3部作の完結編〈HAYABUSA2~REBORN〉をリリース予定。     

第3回

 2月2日(日)午後3:30~4:45
 アートとしてのドーム空間~没入感が生み出す時間と身体 
 講師:飯田将茂 氏 (イイダマサシゲ:映像作家)
 プロフィール:1985年生。2014年の〈Fermentation〉より(作品はドイツのFulldome Festivalの短編で特別賞、ポルトガルのImmersive Film Festivalの短編Best of IFF'15を受賞)、踊りのドーム映像化に取り組み、以降「アートの文脈の中で、身体がテーマのドーム映像をいかに位置づけていくか」を意識して制作を展開。2019年の新作〈HIRUKO〉では舞踏家・最上和子とコラボレーションを行った(米Macon Film Festivalで長編フルドーム最高賞受賞)。伝統芸能である 能の世界観にも興味を寄せている。現在、玉川大学非常勤講師。   
 

会場

 平塚市博物館3階プラネタリウム

対象

 中学生~一般

定員

 40人

参加費

 600円(回毎に200円徴収)
 ※18歳未満65歳以上無料(65歳以上の方は年齢のわかるものをご用意ください)

申込方法

 メール( muse-event@city.hiratsuka.kanagawa.jp ) か、往復ハガキに行事名・氏名・学年・住所・電話番号を記入して申し込み。応募者多数の場合は抽選。
 ※個別回でのお申し込みはできません。

申込締切

 令和元年12月17日(火) 当日消印有効(メールの場合は同日中)

問い合わせ先

 平塚市博物館 小池ひかり
 〒254-0041神奈川県平塚市浅間町12-41  TEL0463-33-5111  http://www.hirahaku.jp

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