7月定例市長記者会見  県内初 高校生が市公式インスタグラムをテイクオーバー !?~若い視点で平塚の魅力を伝えます~

令和3年7月21日

県内初 高校生が市公式インスタグラムをテイクオーバー !?
~若い視点で平塚の魅力を伝えます~
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 「県内初 高校生が市公式インスタグラムをテイクオーバー!?~若い視点で平塚の魅力を伝えます~」について、説明します。
 平塚市は、平塚学園高等学校写真部と連携し、同校写真部が企画・取材した内容を市公式インスタグラムで発信します。
 これは、インスタグラムテイクオーバーという、企業等のアカウントを公式に乗っ取ってもらうことで、普段と異なる、新しい視点でコンテンツを投稿する手法であり、自治体での取り組みは県内初となります。
 今回の写真のテーマは「ひらつかで過ごす夏休み」。夏休み期間を利用して高校生が取材し、発信する文章やハッシュタグを含め、投稿内容を考えていただきます。高校生ならではの新鮮で元気よく、自由な視点で本市の魅力を発信していただくことを期待しています。
 平塚学園高等学校写真部は、神奈川県高等学校写真連盟主催の写真コンテストに毎年参加しているほか、民間主催の各種コンテストで多数受賞するなど活発な部活動です。また、平塚市との連携事業としては、令和元年度、2年度に共同開催した写真展に続き、今回で3回目となります。
 本日は、顧問の内河先生、部長の渡辺さん、副部長の森さんにお越しいただきましたので、ごあいさつを頂きたいと思います。それでは、内河先生、渡辺さん、森さん、よろしくお願いします。

平塚学園高等学校写真部顧問:
 平塚学園高等学校写真部の顧問、内河と申します。よろしくお願いいたします。いつも1枚の写真に見る人をどのように表現するかという指導をして参ったんですけれども、今回インスタグラムということなので、私自身も勉強しておりまして、生徒たちには今12~3カ所の撮影場所を調べさせて夏休み中に撮影していくわけなんですけれども、うまくいくかどうか不安ですけれども頑張ってやっていきたいと思っております。よろしくお願いします。
 
平塚学園高等学校写真部部長:
 平塚学園高等学校写真部で部長を務めております、渡辺と申します。今回インスタグラムでの写真投稿ということで、初めての試みで分からないこともすごくたくさんあるんですけれども、部員の皆さんと協力しながら頑張っていこうと思います。よろしくお願いします。

平塚学園高等学校写真部副部長:
 同じく副部長の森と申します。残り少ない高校生活の中でこんな貴重な体験をできるのは最後だと思うので、精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします。

落合克宏市長:
 ありがとうございます。私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨

Q記者:こういう企画をやる背景や理由は。なぜこういうことをやるのか。
A市長:そもそも平塚学園高等学校の写真部さんとは、平塚市の魅力を発信する写真展をこれまでやらせていただきました。若い視点から平塚の魅力を発信してもらうこと、これが大切ではないかということで、今回はお願いしたわけですが、そもそも根底にあるのが、市からの情報発信のSNSについて検討したところ、若い層の反応が低い、例えばフォロワー数であるとかが低いので、より若い人たちの目線から平塚の魅力を捉えてもらって、発信をすることによって若い人たちにも平塚の魅力を感じてもらいたい、それが今一番大きな根底にあるものです。それを踏まえて今回お願いしたということです。

Q記者:反応が低いと言ったが、どのくらい低いのか。
A広報課課長代理:今、平塚市の公式インスタグラムには約6300人のフォロワーさんがいらっしゃいます。その中で、今日来ていただいている平塚学園の生徒さんの世代、18歳から24歳については0.8%、約50名という数字がでています。

Q記者:今回の件は平塚市のほうから平塚学園写真部さんに声をかけたということか。
A市長:そうです。これまで何回か一緒に写真展等をやっていただきましたので、せっかくですのでそういったノウハウも含めて、魅力発信のいろいろなことも知っていると思いますので、そういったことを含めまして平塚学園さんにお願いしたということです。

Q記者:写真部の皆さんにとっての平塚の魅力がある場所はどういうところか。
A写真部部長:平塚市に住んでいるものではありませんが、平塚学園に入学して初めて平塚市に来たといっても過言ではないくらい、平塚のことはあまり知りませんでしたが、この企画を通して海は海でも平塚市だとわかるようなものがあったりとか、撮影で取材をさせていただいた自営業のお店とかも本当にこの機会がないと知らないようなところばかりだったので、こんな近くにこんないいお店があるんだなというのをこの企画を通して知ることができたので、今までよりも平塚市が好きになりました。
A写真部副部長:部長と同じく平塚市には住んでいませんが、去年も一昨年も同じような取材で初めて知ったお店などがたくさんあって、平塚市の友達に教えてもらわないと知らないようなところを知れたのが良かったと思いました。

Q記者:今回のインスタグラムでは、ご自身が気付いたいいところを発信していくということを考えているということでよいか。
A写真部部長:はい。

Q記者:市公式インスタグラムでいろんな方から平塚の魅力ある景色などの写真を募集しているということだがいつ頃からやっているのか。
A広報課課長代理:インスタグラム開設当初からやっております。

Q記者:平成28年7月からやっていて7万3000件以上の投稿が集まっていることと、今回の高校生が投稿することは同じことか。
A広報課課長代理:7万3000件以上の投稿はハッシュタグを付けていただいて、hiratsukagoodに対して投稿していただいている皆さんです。今回については日々市が投稿しているインスタグラムを市職員に代わって平塚学園高等学校写真部の皆さんに投稿していただくというものです。

Q記者:今、市としても投稿しているということか。
A広報課課長代理:そうです。毎日更新させていただいております。

Q記者:どのようなものを投稿しているのか。
A広報課課長代理:花や景色、ビーチであったり、花菜ガーデンなど、季節ごとにいわゆるインスタ映えするようなものを投稿しています。

Q記者:毎日投稿しているのか。
A広報課課長代理:毎日です。風景、植物などを担当職員が日々更新しております。

Q記者:顧問の先生が(撮影場所を)13カ所調べているということだが、どんなものを考えているのか。
A写真部顧問:私も今回初めて知ったんですが、番町皿屋敷のお菊さんの塚があるということで、これは面白いなと思いまして生徒に投げ掛けたら、浴衣を着てお皿を投げようと言うんです。塚に対して冒瀆(ぼうとく)じゃないかなという話にもなったんですが、高校生だしやろうかということで計画しています。あと、ゴーカートのサーキット場があって、そこが面白いということで、撮影許可を取らせていただいて、(生徒たちはゴーカートのサーキット場というと)マリオカートのイメージになるんですよ。今1年生が張りぼてでゲームに出てくる(キャラクターの)甲羅のようなものを作っていて、それをゴーカートとうまく併せて空中に飛んでるように撮れるかねなんて話しています。ただ写真だけのインスタグラムではなくて、そこに高校生としての感想のような説明を加えていったらどうかなというところです。あと、タカ狩りも候補に挙げていたんですが、コロナの関係で優しく遠回しに断られてしまいまして残念ながら取りやめとなりました。そんなふうにあとはお店、メロンパンを張りぼてで頭からかぶりながらメロンパンを食べたらどうかとか、チョコレートの大きい張りぼてを作ったり、そんな感じでうまく構成してやろうと計画しています。

Q記者:力の入れ具合が違うが。
A写真部顧問:結構やっぱり高校生なのでのるんですよね。のると止めるのが逆に大変で。

Q記者:今までも平塚の魅力を調べて写真を撮るようなことはしてきたのか。
A写真部副部長:はい。

Q記者:そうした中で、顧問の先生が話したお店以外に良さげなお店はあったか。
A写真部部長:私たちは行ってはいないんですが、担当が撮影してきてくれた写真で花菜ガーデンで撮った写真がすごくきれいで写真の構成がきれいで、すごく花が生き生きとしていてきれいだと思いました。

Q記者:お店ではどこかあるか。
A写真部部長:今回許可を頂いて撮影に行くおそば屋さんなんですけれど、ラーメンを提供しているということで、おいしそうだし、面白そうで気になるなって思いまして、楽しみです。

Q記者:他にはあるか。
A写真部副部長:平塚駅から平塚学園まで行く途中の道のりにパン屋さんがあるんですけど、毎日そこを通っているけど行ったことがなくて、撮った人がいてその写真を見ておいしそうだなと思いました。

Q記者:何がおいしそうだった?
A写真部副部長:パンのこんがり焼きあがった感じが。

Q記者:それは食事の時に食べるようなやつ?それとも菓子パンのようなやつ?
A写真部副部長:菓子パンに近い。

Q記者:それがおいしそうだった?
A写真部副部長:はい。

Q記者:そういう発見もある?
A写真部副部長:そうですね。

Q記者:期間中の1日当たりの投稿数は、どれくらいを想定しているのか。
A広報課課長代理:1日1回程度です。ただ枚数としては複数枚上げる可能性はあります。

Q記者:どれくらいの枚数を上げる予定か。
A写真部顧問:10枚くらいは。

Q記者:これまでの部活動で撮った写真とは違ったものになるのか。
A写真部顧問:前にひらつかサン・ライフアリーナで傘を振るっていて宙に浮いている写真というのを1回目の(写真展の)時に出させていただいたんですけれども、その時平塚市の方々からうけたそんな雰囲気を、今回インスタグラムでもっていろいろなところに入れていこうかなというところから始まったんです。

Q記者:作りこんだものと普通に撮ったものを混ぜて10枚程度ということか。
A写真部顧問:はい。ちょっとあまりふざけすぎてはまずいんだと思いますけれども、抑えながらそういうものを1枚ちょっと入れ込んでいければと考えております。

Q記者:撮影するものについて、市側から規制することがあるのか。
A広報課課長代理:基本的には今お伺いしている場所について、特段問題はないかと思っています。

Q記者:写真も見ているのか。
A広報課課長代理:まだ全く見ていないので。これから今日の午後から撮影に入ってくるので、その中で見させていただいた中で選択をしていくという。

Q記者:選択はするのか。
A広報課課長代理:はい。

Q記者:基本的に全てOKということではないのか。
A広報課課長代理:そういうことではありません。

Q記者:部員の皆さんは個人でインスタグラムのアカウントを持っているのか。
A写真部:(4人が挙手)

Q記者:今回市役所のアカウントで上げる写真と、個人のアカウントで上げる写真とで、こういうところ変えたいとかこういう意識でやろうといったものはあるか。
A写真部部長:インスタグラムの(個人の)アカウントとかだと、基本的に学校の友達とか自分の身の回りにいる仲の良い子が多いので、そういう子たちに向けて、写真を上げたりこういうのがあったよというので上げたりするものが主になるんです。今回はそうではなくて、不特定多数の知らない人にも見られるようなものになるので、普段上げる身近なものではなくて、身近なものなんだけれどもこれはいろんな人に知ってもらいたいと思う写真を上げようと思っています。

Q記者:これまでにも写真部が企画でアカウントから上げるということはあったのか。
A写真部顧問:最初に平塚市と一緒に仕事をさせていただいたのは、毎年3月にやっているスポーツフェスティバルというのがあるのですが、そこでご依頼をいただいて、市民の方々がいろいろなジャンルのスポーツを総合公園でやられるんですけども、そこの撮影を全部3年間ほど。昨年コロナでごあいさつに来ていただいた時に中止になりましたということでストップしちゃったんですけれども、3年ほど続けておりまして。そこで写真部で全て写真を撮ってDVD3~4枚にしてお届けするというようなことをしていまして。市民との接触が非常によくいっていた中で、今度は広報課の方からこういうようなご依頼をいただいて。それで写真展という形で2回目までやって、3回目はインスタグラムで初めてという流れになります。

Q記者:これまでは撮影までで、SNSは初めてということか。
A顧問:初めてです。

Q記者:市長は個人としてインスタグラムはやっているか。
A市長:私はやっておりません。

Q記者:インスタグラムは他のSNSと違ってどういった特徴があると考えて、今回の企画はどういった効果があると。
A市長:特に若い方たちに反響のあるものだというふうに思っております。平塚の魅力、持続可能な魅力あるまちを続けていくためには、やっぱり今、そして将来に向かって、平塚のすてきな良いものを発信していかなければといけないと思っています。今回平塚高等学校の写真部の皆さんがこのインスタグラムに対するお仕事を引き受けてくれましたので、ぜひとも若い彼ら、彼女たちの目線の中で平塚の魅力を発信してもらって、平塚が良いなすてきだなと思ってもらえるようなところを、大いに見ていただいて情報を拡散してもらった中で、平塚を認知してもらって、できたら交流人口、定住人口のほうにも今後つなげていければ私としては本当にありがたいなという思いです。

Q記者:こういうことをやっているということ自体も発信していくのか。
A市長:こういう取り組みに関わってもらっているということは、私は大変重要なことだと思います。平塚はいろいろな魅力があるまちですけれども、まだまだ若者うけというのが足らないではないかと思っていますので、今回のこういう取り組みも含めて、平塚の魅力を若い方たちに知ってもらうそれを続けたいなと思います。

Q記者:今回撮影する写真は、スマートフォンで撮るのかカメラで撮るのか。
A写真部部長:基本的に自分たちで持っているカメラで撮影したものをスマートフォンに取り込んであげる形になると思います。

Q記者:事前に撮ったものを、期間中に上げていくという感じか。
A広報課課長代理:そうです。

Q記者:18歳から24歳のフォロワー数が約50人ということだが、今回の取り組みでこれくらい増やしたいといった目標のようなものはあるか。
A広報課課長代理:3倍4倍欲しい気持ち、もっともっとと思っていますけれども。まず、われわれとしても(高校生の)ハッシュタグの付け方についても教わるところが大きいんじゃないかなというふうに。この少ない数字ということは、そもそものところが、ちょっとピントがずれてるという言い方おかしいかもしれないですが、ちょっと違う着眼点なのかなというところもありまして。

Q記者:今回のところでそういった感性とかを吸収したいということか。
A広報課課長代理:はい。

Q記者:部員の方は、平塚市のアカウントはフォローしているか。
A写真部副部長:しています。

Q記者:前からフォローをしているのか、それとも今回の企画が決まってからか。
A写真部副部長:去年と一昨年にも似たようなコラボをさせていただいて、その時に一応hiratsukagoodのアカウントをフォローさせていただきました。

Q記者:普段見ていて、もっとこうしたほうが良いなとかはあるか。
A写真部副部長:正直見ていて思うのが、若者が見て面白いという感じというよりかは、年代が上がっているのかなと。

Q記者:そういう時に自分だったらこうするのにというのを、今回の企画で実現できそうか。
A写真部副部長:やっぱり自分たちが高校生なので、高校生らしいというのをいっぱい出していけたらなと思っています。

Q記者:hiratsukagoodのアカウントは、近隣自治体と比較してフォロワー数などはどうなのか。
A広報課課長代理:平塚市はフォロワー数としては多いほうです。世代としてはこの世代が少ないのですが、(投稿数を含め)全体としては多いほうに入っています。

Q記者:投稿数は。
A広報課課長代理:投稿数は約7万4000件ですね、これまでで。

Q記者:今後は若い人を増やしていきたいということか。
A広報課課長代理:はい。今後については、今回彼らにやっていただいたものでいいねがかなりついたものについては、また別途写真展を開いたりですとかそういったことで還元をしていったり。また、近隣の学校とも連携をとって、平塚学園だけではなくて裾野を広げていきたいという思いはあります。

Q記者:そこに取り組むきっかけが今回ということか。
A広報課課長代理:はい。
A広報課長:インスタグラムに関しては、特に若い世代で利用されている方が多いので、他のSNSのFacebookとかTwitterとかもやっていますけれども、やっぱり若い世代を巻き込むということでこのインスタグラムを変えていきたいというところで、今回の取り組みになっています。

Q記者:部長と副部長はどこから通学されているのか。
A写真部部長:私は市外です。
A写真部副部長:私は市外です。

Q記者:高校に入学してから平塚に来たということか。
A写真部部長:はい。

Q記者:こんな投稿をしたいという思いは。
A写真部部長:私自身が平塚にくるのがほぼ初めてというのもあって、いろいろなものが新鮮に映ったので、平塚にいる人も私みたいに平塚に住んでいなくて遊びに来たっていうような観光の人も、ここは気になるな行ってみたいなとか、地元の人でもここは知らなかったとかこういう見方があったんだなっていう、新しい発見につながったらうれしいです。

その他の質問

Q記者:まん延防止措置で、今年もビーチパークの海水浴場を閉鎖することとなった。なぜか。
A市長:ビーチパークにつきましては、これまで海水浴場を開設する計画をしておりました。(事前に)神奈川県から提示されている海水浴場ルールに関するガイドラインに基づいて、平塚では湘南ベルマーレひらつかビーチパーク海水浴場ルールというものを作っておりまして、それによると、まん延防止等重点措置等が発令された場合は、海水浴場を閉鎖するという形で決めておりました。ここで神奈川版緊急事態宣言、いわゆるまん延防止等重点措置区域が清川村を除いて(全市町に)広がったので、それにかんがみて海水浴場を閉鎖するという形にさせていただきました。(開設は)7月22日から8月31日までの期間の予定でありますが、一応、海水浴場につきましては、まん延防止等重点措置の期間終了の8月22日までを閉鎖するという形でお知らせをさせていただきました。

Q記者:市の美術館や博物館で開催する企画展・夏期特別展の予定は変わらないのか。
A市長:それは変わりません。もちろんコロナ対策として安全対策を強化はしますが、開館・開催の有無については変わりなく実施させていただきます。あと、社会教育施設等の開館時間については(閉館時間が)ちょっと前倒し(原則20時まで)になる予定です。

Q記者:ビーチパークの件で、海は完全に閉鎖できるものではなく、海水浴客が来てしまうと思うが、どのような安全対策を施すのか。
A市長:平塚市の取り組みとしては、看板であるとか仮設の音響設備を設置しまして、来場者に対して「海水浴場の閉鎖です」とか、それから「海岸で密にならないでください」など、定期的な呼びかけをさせていただくこととなっています。それからビーチパークおよび海水浴場に警備員、これはライフセーバーの資格のある人ですが、これを配置しましてパトロールや呼びかけを行いたいと思っています。ビーチパーク周辺の夜間における有人警備も行いたいと思います。できるだけ安全対策をして人が集まって密にならないような、そういう形をとっていきたいなと思っています。しかし、ご存じのとおりビーチパークはスポーツ施設でもありますので、スポーツに関しては安全対策を講じた上で使用できるという形にはしていきたいと思っています。

Q記者:昨年も閉鎖となっていると思うが、昨年と違うことはあるのか。
Aみどり公園・水辺課長:昨年度も海水浴場は開設しませんでした。昨年度の安全対策を生かして今年度対策を行います。基本的には昨年度と同様の取り組みを行う予定です。

Q記者:海の家とかはあるのか。
A市長:ないです。

Q記者:スポーツ施設があるのか。
A市長:1年を通して、ビーチバレーであるとかビーチサッカーなどビーチスポーツのメッカといわれておりますので、スポーツ関係については多くの方が利用していただいているのではないかと思っています。それについても、例えば更衣室は使わないとか、体温を測るなどしっかりとした安全対策で、オッケーが出ないと入れないような、そういう安全対策はしっかりと進めていきます。

Q記者:現状のコロナ感染状況についてどう思うか。
A市長:平塚市では7月1日から昨日20日までの間に126人の陽性者が確認をされております。症状別では無症状14人、軽症110人、中等症が2人となっておりまして、傾向的にはワクチン接種が始まる前の1月の第3波と比べると、感染者全体に占める60歳以上の高齢者の割合がずっと低下をしております。また、市民病院では、入院している重篤・重症の患者さんも実は60代以上の方も減ってきております。数は第3波、第4波と比べると市民病院の入院者数は減っておりますけれども、やはりこれも20代30代の人も入ってくるなど、若い人たちが多く感染しています。平塚の場合は、7月の20代の感染者が感染者全体の32.5パーセントを占めるという、若い世代の感染がちょっと目立ってきているのが心配なところでございます。あとモニタリング指標の一つであります10万人当たりの1週間の新規感染者数を見ますと、5月の第4波の際にはクラスターの発生などで50人を超える50.45人になったんですけれども、7月は20日現在で23.29人。これはステージとしてはステージ3相当となるんですけれども、今の第5波といわれる中では、ちょっと平塚市も若干増えつつあるのかなという状況ではあります。先日第39回のコロナ対策本部会議を開きまして、基本は手洗い・うがい、それからソーシャルディスタンス、3密を避けるということをしっかりと対応するようにということで、各所管の児童施設、高齢者施設、学校、そういうところにはもう一度、注意喚起と対策をするようにということで指示をしたところであります。

Q記者:再びまん延防止等重点措置の対象となったが、間もなく始まるオリンピック開催の是非については。
A市長:開催の是非については、私が良い悪いというのは申し上げられませんけれども。現実問題として、リトアニアの事前キャンプ地としてオリンピックの選手がもう実際に(平塚市へ)入ってきておりますので、われわれとしては5年にわたってリトアニアとの交流、テストキャンプ、市民との交流、子どもたちの交流を含めて、しっかりとこの本番に向けての対応をしてきたわけですので。そのオリンピックに関しての開催の是非は別に、現状としてリトアニア選手のオリンピックへの参加、環境づくりについてはできる限りの安心・安全対策を施した上で、しっかりと本大会に臨んでもらう環境づくりをしていくという状況でございます。

Q記者:ワクチン接種について、今の課題や困っていることは何か。
A市長:7月末までのファイザー製の供給量につきましては計画通り送ってもらっていますけれども、問題は8月以降の政府からのワクチン供給数にどうしても制限が出てくるという考え方も伝えられています。今後供給量に応じた予約の数とかをどうしても制限をしていかざるを得なくなると。それと菅首相が目標にされました7月末までの高齢者の(接種を)望まれた方の(高齢者全体の)7割、8割以上については達成できるという形になっていますけれども、今後一般的な64歳以下、それから若い世代の方たちへのワクチン接種の取り組みにつきましては、しっかりと計画的にワクチン供給の数量を基に進めていかざるを得ないという形です。今までの流れ、どんどん数を増やしていくという政府の方針についてはやるべきであったと思いますのでこれはしっかりとやっていきます。しかしながら途中でちょっと若干ブレーキがかかってしまったかなというのが今の状況です。

Q記者:ブレーキがかかった状況についてはどう思うか。
A市長:どこの自治体も困っていられると思うのですけれども、打つ環境整備はできましたので、それに見合ったワクチンの供給がいただければ問題なかったのですけれども。やはり外国の製造元との問題もあるでしょうし、地元の河野大臣も本当に一生懸命頑張ってもらってワクチン確保をしてきてもらったわけですけれども、ここにきてちょっとこちらの自治体側、また職域(接種)の中で企業側が要望する数量とやっぱり若干齟齬(そご)が生じてしまったのかなというふうに思いますので、残念だなという思いもあります。かといってないものをねだるわけにもいきませんので、与えていただける数によって予約数、それから期間を分散せざるを得ないのかなという状況です。

Q記者:新型コロナ治療の抗体カクテル療法で使う軽症者用の新薬が開発されたが、市として軽症者への対応について検討しているか。
A市長:そこまでまだ検討しておりません。カクテル療法につきましては重症者を中心に考えているのかなと思いますけれども、本当に難しいです。平塚市民病院は重症患者の受け入れをしていて、今までに160人以上を診てまいりました。現場の対応を聞きますと既製の薬でも効くものについてはしっかりと投与しているという話を聞いております。カクテル療法につきましてはどういうものが効くのか判断をしながら、また金額の問題もありますので、国がどういう対応をしてもらえるのか、現場を抱える平塚市としてはその辺を注視しながら対応を考えていきたいと思います。

Q記者:ワクチンが効かない変異株が出たらどうするか考えているか。
A市長:そこまでは自治体としては。まずは陽性になった市民の皆さん、それからこのエリアの皆さんを助けなくてはいけないという対応をしていくことと、なおかつ、平塚の発生状況をしっかりと把握しながら、基本的に陽性患者を出さない社会づくり、地域づくりを進めることがわれわれの一番の仕事ではないかと思っております。
 
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 広報課 シティプロモーション担当 五島
電話 0463-21-8556

県内初 高校生が市公式インスタグラムをテイクオーバー!?
~若い視点で平塚の魅力を伝えます~

 平塚市は、平塚学園高等学校写真部と連携し、同校写真部が企画・取材した内容を市公式インスタグラムで発信します。
 これは、インスタグラムテイクオーバーという、企業等のアカウントを公式にテイクオーバー(乗っ取り)して、新しい視点でコンテンツを投稿する手法であり、自治体での取り組みは県内初となります。
 高校生ならではの若く、自由な視点で本市の魅力を発信します。
 

実施期間

 令和3年8月10日(火曜日)~8月20日(金曜日)の全9日間(祝休日を除く)
 

テーマ

 「ひらつかで過ごす夏休み」
 

平塚学園高等学校写真部(平塚市高浜台31番19号 大澤一仁校長 部員数22名)

 神奈川県高等学校写真連盟主催の写真コンテストや講習会への参加等を中心に、学校行事撮影と校内展示、文化祭での作品展示を行うほか、民間主催の各種コンテストに応募をするなど精力的に活動しています。
 当市との連携事業としては令和元年度、2年度に共同開催した写真展に続き、今回が3回目となります。
 

市公式インスタグラム「hiratsukagood」

 平成28年7月に開設し、現在約6.3千人のフォロワーを持つ市公式インスタグラムは、#hiratsukagoodのハッシュタグで平塚市の魅力ある景色や思い出を収めた写真を募集しており、7月1日現在、7.3万件以上の投稿が集まっています。