平成24年度平塚市住民実態調査 平塚市民のこころの健康づくりに関する意識調査 結果公表

平成24年12月6日


平塚市
担当 企画課 企画調整・統計担当
電話 0463-21-8797
 

平成24年度平塚市住民実態調査 
平塚市民のこころの健康づくりに関する意識調査 結果公表


 平塚市住民の実態調査に関する条例に基づき、毎年(国勢調査調査年は除く)、テーマを定めて統計調査を実施しています。
 37回目となる今回は、平成20年7月に施行された「平塚市民のこころと命を守る条例」が施行5年目を迎えるにあたり、総合的なこころの健康づくり、自殺対策を推進するための基礎資料として活用することを目的とし、「こころの健康づくり」をテーマに、市民のみなさんの日常生活やこころの健康状態について調査しました。

 

調査の概要

  • 調査対象 平成24年7月10日現在で住民基本台帳に登録された満20歳以上の平塚市民3,000人
  • 抽出方法 住民基本台帳から無作為抽出
  • 調査方法 郵送によるアンケート方式(無記名)
  • 調査期日 平成24年8月20日

 

調査票の配布及び回収結果

  • 調査票配布数 3,000件
  • 有効回収数  1,484件(男性703件、女性695件、男女不詳86件)
  • 有効回収率  50.0%(居所不明等戻り分31件を除き算出。1484件/2969件)

 

結果の考察 

 今回の意識調査では、有効回収率が平成18年度以来となる50%台となり、また、アンケート調査票の自由意見欄に大変多くの方々からこころや自殺の問題についての様々な御意見やお考えをいただきました。このことからも、こころの健康に関することへの関心の高さがうかがえる結果となりました。
 一方、悩みやストレスを感じている人のうち「特に何もしなかった」と回答した人の割合が最も高いという結果であったことから、悩みごとを抱え込まずに相談することや、ストレス対処の大切さについて周知していく必要があると考えられます。また、相談窓口や条例についての認知度が低いことから、自殺についての基本認識とあわせて一層の周知に努めることが必要であることがわかりました。
また、睡眠について、仮に不眠の症状が続いた場合でも「医療機関を受診する必要性を感じない」と回答した人が56.8%と高い割合となったことから、不眠が続いた場合に、病気の可能性があるという認識はあっても、眠れないということで病院を受診するということがまだ一般的には普及していないことが考えられます。このことから、睡眠の重要性、不眠が及ぼす心身への影響やうつ病についての正しい知識の普及啓発を進めていく必要があることがわかりました。
 取り組みの中では、各種の相談事業の充実やうつ対策といった個別の対応策よりも教育や孤立防止、絆を深める地域づくりなどが大切と考える人の割合が高くなっています。
 このような対策は、長期的な視野のもと、地道に継続していくことが必要です。これらの対策も含め、自殺対策については自殺対策会議等を通し、各種関係機関とも連携しながら、実施していくことが望まれます。
 

調査報告書

 平成24年12月7日から、市政情報コーナー(市役所本庁舎1階)や、市内の図書館・公民館などで閲覧できるほか、市ホームページでも公開します。