6月定例市長記者会見 病後児保育事業が始まります

平成25年6月25日

平塚市側の説明


落合克宏市長:

 

 先にまず、このたび、生活保護費をめぐる不祥事が発生しましたことは、市政に対する市民からの信頼、そして公務員全体に対する信頼を大きく失墜させたものであり、大変申し訳なく、皆様に心よりお詫びを申し上げます。
 常日頃から事務処理の適正な執行につきましては、全職員に注意を喚起してまいりましたが、このような事態が発生したことは、誠に痛恨の極みであります。
 今後は、市民からの信頼回復に向け、全職員が一丸となって、法令を順守し、高い倫理観にのっとって、適正な事務の執行に取り組んでまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。


 それでは、まず病後児保育事業について申し上げます。病後児保育事業は、保護者の就労と子育ての両立を支援するため、病気の回復期にあるお子さんを保育する事業であります。「症状は良くなってきたけれども、まだ保育園や学校に行かせるのは心配」というようなお子さんをお預かりいたします。
 本市では初めて実施する事業でございまして、平成25年8月1日から開始をいたします。
 事業を実施するのは、社会福祉法人 湘南福祉センターで、法人が運営いたします平塚保育園の中に、病後児保育専用のスペースを設けております。このスペースの面積が約26平方メートルでございます。そこに、看護師と保育士を1名ずつ配置をいたします。
 病後児保育室の開所日時は、月曜日から金曜日までの午前7時30分から午後6時30分までとなります。対象となるお子さんは、市内在住、または保護者の方が市内に在勤か在学されているお子さんで、生後6か月から小学校3年生までのお子さんです。病後児保育室でお預かりできる人数は、1日あたり3名となっております。
 利用料金は、1日あたり2000円となり、保護者に御負担をいただきます。この他に、給食、また、おやつ代などの実費が必要となります。
 また、利用前には、かかりつけ医の診察を受けていただきまして、「医師連絡票」という文書を、医師に書いていただきます。これは、お子さんの病状や、保育する上での注意点を情報提供いただくもので、病後児保育室では、こちらの連絡票をもとにお子さんをお預かりすることになります。
 お子さんが病気になりますと、お仕事を長期間休まなければならず、お困りの方がたくさんいらっしゃると思います。そういった方が安心して子育てができるようにサポートする事業でございますが、これは新しい取り組みですので、開始後にはさまざまな課題が出てくるかと思います。8月1日に事業がスタートしましたら、利用状況や利用者の方の御意見などを把握しながら、実施施設と連携をして、改善に努めてまいりたいと思います。
 

質疑内容の要旨


Q記者:給食やお菓子を含めると、費用はいくらか?
A保育課長:おやつを含めますと、1日あたり概ね3000円前後と推測しています。

Q記者:他市の状況は?
A市長:実施しているところは、県内では、横浜、川崎、相模原の3政令市、横須賀、鎌倉、藤沢、小田原、茅ヶ崎、厚木、大和、伊勢原、海老名、座間、これが病後児保育を実施している市です。病児保育をしているのは、横浜、相模原、横須賀、大和。(この4市は)両方、病後児、病児(保育)をしています。


Q記者:むしろ平塚はやっていない方に入るのか?
A市長:今までできていなかったということです。これは次世代育成支援行動計画にこの病後児保育の実施を計画しておりました。それが実現化したということでございます。

Q記者:病後児と病児の境は?また、平塚市として病児保育をする気はないのか?
A保育課長:病後児につきましては、先ほど市長からご説明しました通り、病気が概ね治り、回復期にある児童となりますが、病児では、もともと医療的なケアなどが必要となる中で、その施設の中で専門的に、病気の状態の中でお預かりしながら、保育を進めることになります。そこに大きな違いがあります。病児保育については、専門の施設が当然、必要となる。その中で、各施設的に見ましても、そういうものを改めて専門の施設を、空間を確保することと、そこに対して看護師や保育士など必要な人材の確保ということ(が課題)になります。さらに、そこに特化した部分の施設整備が困難な状況になっていることから、病児保育については、今現在の中ですと、当然、平塚には市民病院がございますけれども、市民病院そのものも今現在は、市民病院についての改築も含めました中で、医師や看護師など病院としての確保という課題がある中では、病児保育にまで広げるのはなかなか困難ということになっています。


Q記者:いつから利用できるのか?
A市長:事前登録をしていただきます。7月19日から登録いただくことになります。


Q記者:予算の具体的な内訳は?スタッフの人件費が多いのか?
A保育課長:この費用につきましては、専門のスタッフとして看護師と保育士1名ずつが基本になりますので、ご質問にありましたように、概ね費用は人件費がだいぶ占めています。

 

定例市長記者会見における質疑内容を秘書広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当  保育課 子育て支援担当 高倉
電話  0463-21-9842
 

病後児保育事業が始まります


 保護者の就労と子育ての両立を支援するため、病気の回復期にあるお子さんを保育する事業です。「症状は良くなって来たけれども、まだ保育園や学校に行かせるのは心配」というようなお子さんをお預かりします。


実施施設 社会福祉法人湘南福祉センター 平塚保育園
病後児保育室「なでしこ」
所在地 平塚市宮の前4-13
電話   0463-22-0058(病後児保育室直通)
       0463-22-7771(保育園)


施設概要 平塚保育園の中に病後児保育専用のスペースを設けています。
病後児保育専用スペース 面積25.73平方メートル
(保育室15.26平方メートル 安静室5.00平方メートル 
児童用トイレ3.60平方メートル 給湯室1.87平方メートル)
看護師1名、保育士1名


事業予算 約1200万円(平成25年度)
  

事業開始日 平成25年8月1日(木)


開所日時 月から金曜日(祝日、年末年始12月29日~1月3日を除く)
        午前7時30分から午後6時30分まで


対象者  以下の全てに該当するお子さんが対象です。

  • 市内在住または保護者が市内在勤・在学
  • 生後6か月から小学校3年生まで
  • 病気の回復期にあり、安静の確保が必要で集団保育が難しい
  • 保護者の勤務等により、家庭で保育することが難しい

(保護者の傷病や冠婚葬祭等の理由でも利用可能)


利用定員 1日3名


利用料金 1日あたり2000円(給食・おやつ代等別途)
 生活保護世帯及び前年度市区町村民税非課税世帯は、保護者からの申請により利用料が免除されます。(証明書類が必要です。)


周知方法  利用手続きや利用上の注意点等は、広報ひらつか(7月第3金曜日号)及び平塚市ホームページで周知いたします。
 

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