平塚市産業間連携ネットワーク会員プロジェクトチーム(取組事例)

最終更新日 : 2023年10月5日

産業間連携ネットワークを活用した連携事例

産学連携ビーツカレープロジェクト(株式会社フリーデン×ちえんのうえん×神奈川県立平塚農商高等学校×一般社団法人平塚市観光協会)

 平塚市にある産業・農業・学校でコラボ商品を作りたいと設置された会員プロジェクトチームです。
 開発した商品「平塚産ビーツとやまと豚のキーマカレー」は、他にはない赤い見た目が印象的で、ビーツのやさしい甘みと国産豚の旨味がたっぷりと味わえるスパイシーなキーマカレーです。
 新商品の要となるビーツは、平塚市が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催時にホストタウンを務めたリトアニア共和国などで食される北欧野菜で「食べる輸血」と呼ばれるほど栄養価が高く近年注目されている食材です。
 レトルト製品のノウハウを持つ「フリーデン」、規格外で市場に出回らないビーツの有効活用を模索していた「ちえんのうえん」、若い視点からパッケージのデザインを制作した「平塚農商高校生徒」が連携し誕生した平塚らしいお土産品です。
 写真は「平塚産ビーツとやまと豚のキーマカレー」です。

湘南ひらつか七福神お土産開発プロジェクト(一般社団法人平塚市観光協会×アートギャラリー能勢×お茶・のり・コバヤシ×湘南農業協同組合)

 平塚市の更なる観光事業の発展を目的に10年以上続く「七福神巡り」のお土産開発をしたいと設置された会員プロジェクトチームです。
 開発した商品は「湘南ひらつか七ふく茶」と「オリジナル掛け軸」の2品です。
「湘南ひらつか七ふく茶」は見附町の茶葉販売店「コバヤシ」と「JA湘南」が共同開発しました。平塚市で開発されたブランド米「はるみ」を使った玄米茶は程よい甘みと香ばしさが楽しめます。
 「オリジナル掛け軸」は「アートギャラリー能勢」が制作協力し誕生しました。七福神巡りの際に、各寺社の御朱印を押すことができ、集めた御朱印を掛け軸として飾ることもできます。
 デザインは平塚の「海・山」を「青・緑」の色彩で表現し、七夕を象徴する笹の葉や短冊とともに七福神が描かれている平塚らしいお土産品となっています。
 写真は「湘南ひらつか七ふく茶」と「オリジナル掛け軸」です。

liliumプロジェクト((有)五領ヶ台ガーデン×(株)日本カプセルプロダクツ×(株)プラネット×陶磁器工房 器楽)

 五領ヶ台ガーデンで栽培している、日本でとても希少価値のある幻のユリと呼ばれる「マドンナリリー」を多くの方に知ってもらいたいという思いから誕生したプロジェクト。植物を育て、花を見て、香りを楽しむ豊かな時間を過ごしてもらうことをコンセプトにマドンナリリー関連商品を開発しました。
 これまで、BtoBを主としていた五領ヶ台ガーデンで、EC販売を始めるため市内4社で連携し新商品を展開。マドンナリリーに親しみを持ってもらい、手に取ってもらいやすいものにするにはどうしたらよいか検討を重ねました。 
 香りのプロデュースを(株)日本カプセルプロダクツ、アロマオイルを(株)プラネット、オリジナル陶器鉢と陶器ストーンを陶磁器工房 器楽が担当しました。


・マドンナリリー切り花
・マドンナリリー×オリジナル陶器鉢植え
・リリウムストーンディフューザー
(アロマオイル×陶器ストーン)

ソーシャルダンスへのヘルスプロモーションサポートプロジェクト(ミハシダンススクール×(株)Awesome Life)

 ソーシャルダンス事業を、ダンステクニックに留めず理学療法士である(株)Awesome Lifeと連携することで、より幅広い対象者に向けて安全で健康な、新たなソーシャルダンスサービスを展開していきます。
 AIの導入により、遠隔でのトレーニングや専門的なアセスメントを可能にし、非対面型でのダンスを活用した健康維持及びダンス技術の向上を可能にし、健康で活力あるまちづくりを目指します。
 また、オリジナルの“平塚をサンバで踊ろう”で、ダンスによる運動・健康効果と踊る楽しさを伝え、平塚市民への健康支援を続けていきます。
 

地元野菜の魅力を伝えるプロジェクト【湘南ひらつか野菜物語プロジェクト】(猪俣農園×旬菜屋NOBU×小巻ファーム)


 このプロジェクトは、平塚野菜の魅力や美味しさを、市内外に伝えたいということから始まったプロジェクトです。
 地元農家の猪俣農園、湘南小巻ファームで栽培した季節の野菜を、地元レストラン、旬菜屋NOBUがプロデュースし、オリジナル加工品を開発しました。
 無農薬、減農薬のこだわり野菜は安心・安全で新鮮な、野菜本来の美味しさを味わうことができます。
 加工品にすることで、野菜の鮮度と美味しさを保つことができます。また、規格外の野菜の活用もできるため、野菜の廃棄を減らすことができ、近年問題となっている食品ロスを防ぐことにも繋がっています。
 マルシェなどの“地元平塚野菜”の直売や加工販売を通じて平塚の魅力を市内外に伝えていきます。


 【ひらつかピクルス・野菜味噌】 【オリジナルドレッシング】

お部屋・ガーデンプロジェクト【SLEEPFULL】(有限会社鍋屋商店×株式会社アーバン×株式会社日本カプセルプロダクツ)

 睡眠の「SLEEP」と満ち足りる充足感を意味する「FULL」を合わせた複合語で、良質な睡眠を通じて、健康や幸福感のある暮らしを自然豊かな平塚市のライフスタイルとして提案したいという考えから生まれたプロジェクトからスリープフル・シューズをプロデュース。
 かかと部分に香りのカプセルがプリントされており、弾けるカプセルから植物由来のアロマが漂いいます。
 コロナ禍で様々なストレスが広がる中、自然豊かな湘南ひらつかをイメージした香りのルームシューズでリラックスさせ、良質な睡眠準備のお手伝いをします。

 

平塚オーガニック野菜で、リトアニア食をたのしもう!プロジェクト(株式会社いかす×ぶどう畑のさんぽ道)

 このプロジェクトは、日本に住んでいながらも、少し遠い東京オリンピック・パラリンピックや平塚でキャンプをするリトアニアを、「食べる」ということを通じて、身近に感じられる機会をつくるプロジェクトです。リトアニア食に欠かせない「じゃがいも・ビーツ」をオーガニックに生産し、それを使った「リトアニア食のレシピ日本版」を(株)いかすと、ぶどう畑のさんぽ道でタッグを組んでつくり、平塚市内の飲食店で提供していきます。プロセスは市民参加型となっており、じゃがいもの植え付け、収穫、レシピ作成、仕込み等、大人から子どもまでリトアニア食に触れることができます。

 

傘・香るおもてなしプロジェクト【ramind】(有限会社こばり×株式会社日本カプセルプロダクツ×横田園芸)

 傘のゴミや盗難を減らし、屋内や人込みで傘の雫で迷惑をかけない。いつかは、屋外で傘立てのない快適なまちであって欲しい。
そんない想いに共感した3事業者がrain(雨や雫)×mind(気分や気付き)を組み合わせた造語“レミンド”から、ramindプロジェクトを発足させ、アンブレラアロマカバーが誕生しました。
 傘カバーのデザインを(有)こばり、香りのデザインを横田園芸、香料マイクロカプセル制作を(株)日本カプセルプロダクツが主体となってプロデュース。
 この商品の大きな特徴でもある“ひらつかローズ”は、平塚市の風土や景観をイメージしたオリジナルアロマです。
 美しい湘南の海やその眺望、豊かでのんびりとした自然や緑をカジュアルでナチュラルなフレッシュ感ある香りで表現しています。

地場産品を活用したお惣菜プロジェクト(有限会社鳥仲商店×平塚市漁業協同組合×社会福祉法人進和学園)

 地場産品を活用したお惣菜プロジェクトは、それぞれ平塚産の農水産物を活用した平塚ならではの商品開発等に関心があった3者が連携し、お互いの経営資源を集め、平塚産農水産物を活用した新たなお惣菜を開発するために設置された会員プロジェクトチームです。
 有限会社鳥仲商店は、平成27年2月に「地域産業資源活用事業」の認定を受け、平塚産「湘南しらす加工品」、赤玉ねぎ「湘南レッド」を使用したコロッケ「ひらコロ」(写真1)を開発しました。各種メディアに取り上げられ、平成27年11月から発売したところ大変な人気で、当初予定していた約1万個を販売した12月末には確保した湘南レッドが底をつくほどの成功を収めました。


【写真1:ひらコロ】

 その姉妹商品としてJA湘南、平塚市内のエダマメ生産者、平塚市との連携で、出荷の際に規格外となってしまった平塚産エダマメを使用した「ひらコロ☆メンチ」(写真2)を開発し、7月から9月までの季節限定商品として、第66回湘南ひらつか七夕まつりから販売を開始し、消費書の方々に好評を得ています。


【写真2:ひらコロ☆メンチ】

 神奈川県のプライドフィッシュ「平塚のシイラ」を使ったコロッケ、メンチ、バーガー、サンドを開発しました。
 シイラは平塚沖で水揚げされますが、骨が太くて皮がかたい、大きすぎて調理に困るなどの理由で市場価値が低く、店頭にはほとんど並びません。しかし、淡泊な白身は美味しく、ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、日本でも古来より親しまれている魚です。
 「平塚のシイラ」がプライドフィッシュに認定されたのをきっかけに「平塚のシイラ」の有効活用を目的として、商品開発をしました。
 また、今回の商品のために、専用のブランドロゴを作成しました。ブランドロゴはシイラのシルエットになって置いり、可愛らしいロゴに仕上がりました。
 写真3は「平塚のシイラを使ったコロッケ、メンチ、バーガー、サンド」、写真4は「ブランドロゴ」です。


【写真3:平塚のシイラを使ったコロッケ、メンチ、バーガー、サンド】


【写真4:ブランドロゴ】

地元野菜を活用したお惣菜プロジェクト (有限会社まじめや×旬菜屋NoBu×猪俣農園)

 地元野菜を活用したお惣菜プロジェクトは、平塚産野菜の美味しさを地元の人にもっと知ってもらいたい、お客様へ健康を届けたい、お客様の笑顔が見たいために、平塚産野菜を使用したお惣菜を開発したいとして設置された会員プロジェクトチームです。
 地元野菜を活用したお惣菜プロジェクトは、市内で収穫される旬の農産物を使用し、手作りのお惣菜をテーマとした<湘南ひらつか野菜物語>をシリーズ化しました。

【シリーズ第一弾】
 シリーズ第一弾として開発された「野菜を味わうスープ~冬 - やさしい大根~」は、平塚産の大根と平塚産米のはるみを使用した自家製の甘酒で作られている、優しさあふれるスープです。冬野菜の代表格である大根は、胃腸に優しく、体を温めるとともに免疫力を高めてくれます。また、大根の繊維と自家製甘酒により、腸内環境を整えてくれるため、「腸活」に適したスープとなっています。
 <湘南ひらつか野菜物語>をシリーズ化するために、専用のブランドロゴを作成しました。デザインは優しく愛情にあふれた”お母さん”をイメージし作成されました。
 写真は「野菜を味わうスープ~冬 - やさしい大根~」と「ブランドロゴ」です。



【シリーズ第二弾】
 シリーズ第二弾として開発された「野菜を味わうスープ~春 - 元気がでるほうれん草~」は、平塚産のほうれん草を使用した、鮮やかな緑色の安らぎと晩春から新緑にかけての季節らしさを与えてくれ、安らぎと元気を与えてくれるスープです。ほうれん草には、ベータカロテンやビタミン各種が豊富で、疲労回復に効果的です。
 写真は「野菜を味わうスープ~春 - 元気がでるほうれん草~」と「ブランドロゴ」です。




【シリーズ第三弾】
 シリーズ第三弾として開発された「野菜を味わうスープ~夏 - きれいなじゃがいも ~」は、平塚産のシャドークイーンというじゃがいもを使用しています。シャドークイーンは鮮やかな紫色をしており、これは天然の植物色素である高濃度のアントシアニンが含有しているためです。夏を元気に楽しく過ごしていただくために、シャドークイーンを余すことなく体内に取り入れることができるスープに仕上げました。また、夏に販売したスープのため、冷製スープに仕上げており、食欲が湧かない時でも飲みやすくしています。
 写真は「野菜を味わうスープ~夏 - きれいなじゃがいも ~」と「ブランドロゴ」です。

湘南平フォトウェディングプロジェクト(湘南平展望レストランFlat×Fast lane×Hearty Time×旬菜屋NoBu)

 湘南平から見える景色の中、地元の食材を活かしたメニューで、地元から二人の門出をお祝いする地域密着のフォトウェディング事業を行いたいとして設置された会員プロジェクトチームです。
 昨今、結婚式には「お金がかかる」「準備が大変」などの理由から結婚式を挙げない「なし婚」が増えています。しかし、結婚式は人生の大切なセレモニーであり、二人だけのために挙げるのではなく、大切な方に感謝の思いを込めてお披露目をすることも大事な目的です。そのため、湘南平フォトウェディングプロジェクトで創出した事業は、湘南平のロケーションを利用したフォトウェディングと、地元の食材を活かしたメニューでゲストを楽しませるお食事会をセットにした自己負担の少ない「カジュアルウェディング」です。
 写真は「湘南平のロケーションを利用したフォト」です。


 

スーベニア平塚(ビスキュイテリ マ・コピーヌ×スタジオクーカ)

 スーベニア平塚は、新たな平塚をイメージする商品(平塚手土産品)を開発したいとして設置された会員プロジェクトチームです。
 スーベニア平塚が開発した商品「ひらつかリンツァー」は地元の材料として、平塚取れいちごの手作りジャム、低速石臼挽きで麦の味や香りを最大限引き出した希少な湘南小麦、100%相模灘の海水の平釜製法塩が使われており、包装紙の原画はスタジオクーカ所属のアーティストが制作し、作家こだわりの画法(顔料使用)や筆使いにより、商品の素朴さが伝わると同時に、平塚の名所として、七夕まつり、湘南平の南京錠、湘南海岸の貝殻が散りばめられているデザインになっています。
 元となっているお菓子は、丸い形、格子模様、ナッツの生地で赤いジャムを入れる伝統製法があるオーストリアの菓子「リンツァートルテ」です。甘酸っぱいベリーのジャム、スパイス、ナッツの香ばしさ、洋酒のハーモニーが見事にマッチしたお菓子で、ビスキュイテリ  マ・コピーヌ店主も一番好きなお菓子です。
 写真は「ひらつかリンツァー」と「包装紙」です。


 

その他の事例

2015年度から2018年度まで、平塚市内で産業間連携を積極的に取り入れ、競争力や付加価値の高い産業づくりを行っている事業者の取組事例を紹介するために発行していた「平塚こららぼ」です。
 
平塚こららぼ
Vol 発行日 事業者名
1 2016年2月 湘南展望レストランFlat(598KB)
2 2016年3月 魚三(415KB)
3 2016年8月 いつか珈琲屋(517KB)
4 2017年3月 スズキ紙工(493KB)
5 2017年8月 鳥仲商店(533KB)
6 2018年3月 なでしこプロジェクト(686KB)
7 2018年9月 まじめや(494KB)
8 2019年3月 ビスキュイテリ  マ・コピーヌ(689KB)

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