市長こらむ

 市長が市政などに関する思いをつづった「市長こらむ」を、広報ひらつか第3金曜日号に掲載しています。
 広報ひらつかに掲載した「市長こらむ」の内容をご紹介します。

【最新号】平成29年(2017年)11月

村絵図から読み解く地域への思い

  • 興味深げに村絵図を見入る来場者 江戸時代の人々の思いを伝える村絵図
 博物館では、12月17日まで秋期特別展「ひらつかの村絵図を読む」を開催し、江戸時代以降に市域の村々で作成した絵図を紹介しています。
 「村絵図」とは、村境や道路、集落、田畑などを色分けして描いたもの。田畑の測量や災害後の状況把握、ほかの村との裁判決着後の証拠などに使われました。現代の地図と比べて縮尺や細部の記述が正確ではないものの、重要な部分が強調されているため、地域への思いが反映されていることが特徴です。
 上下一様でなく紙の縁に向かって書かれた文字を見ていると、村人たちが絵図をぐるりと取り巻いて意見を交わす姿が目に浮かびます。また、現在の地形との共通点や相違点、その地域に根付く名字などを発見すると、歴史を読み解く楽しさを感じます。
 印象に残ったのは、平塚と川との結び付きの深さです。川は土地を潤し、豊かな農業を育む恵みである反面、洪水という災害の危険もはらんでいます。特に、金目川の取水や用水に関連する絵図、堤防の決壊を記す絵図は数も多く、洪水で堤防や耕地が甚大な被害を受け、その修復が容易でなかったことを物語っています。
 現在も台風や大雨が猛威を振るうと、かつて暴れまわった川の片りんが垣間見られることがあります。私たちは今なお、川の優しさも怖さも受け入れながら、上手に付き合っていかなければならないのです。
 古地図は土地の成り立ちや昔の川の流れなどを確認できることから、東日本大震災を機に、価値が見直されているそうです。私たちも絵図から災害などの記憶をたどることで、現在の河川整備や防災に生かせるかもしれません。
 その昔、情報の記録として描かれた絵図は、今や私たちに先人の足跡を伝えるタイムカプセル。皆さんも過去から学び、未来へ生かす視点を持って、博物館で地域の魅力を再発見しませんか。
 
 

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