市長あいさつ
令和3年度
令和4年仕事始め式あいさつ
令和4年1月4日
あけましておめでとうございます。皆さんには、つつがなく新しい年を迎えられたことと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大からほぼ2年が経過しました。昨年、平塚市では、新型コロナによる様々な困難に打ち勝つことに総力を挙げ、市民の「いのち」と「くらし」、そして平塚の「まち」を守るため、幅広い分野にわたる対策を講じました。
特に印象に残っているものとして、コロナ対策の切り札とされるワクチン接種の加速化が挙げられます。優先接種の速やかな実施や集団接種枠の拡大などにより、12月には全世代の接種率が85%を超えました。
また、ポストコロナを見据えた「地域経済のデジタル化」の取り組みとして、中小企業のITサービス促進への支援、キャッシュレス決済の普及促進の取り組みなど、事業者に寄り添った、基礎自治体ならではの役割を果たすことができました。さらに、デジタル技術を活用した行政サービスを展開し、市民の利便性の向上に努めました。
このように、世の中の動きを的確にとらえた施策を着実に進めてくれた、職員の皆さんの努力と尽力に心から感謝しています。
年頭にあたり、今年の心構えとして、私から3点のお願いをします。
まず、一つ目として、新型コロナウイルス感染症対策にしっかり取り組むようお願いします。
ワクチン接種や国の給付金支給への対応など、喫緊の課題に対する変則的な組織体制・配置が続きます。こういうときこそ職員が一致団結し、一人一人の持つ強みを活かし、平塚市が持つマンパワーを最大限に発揮してください。
また、昨年に引き続き、感染症が収束した先の「新たな日常」の構築を見据え、地域活動の活性化に向けた支援や、社会・行政・教育のデジタル化などの取り組みに力を入れてください。
次に、二つ目として、総合計画改訂基本計画の着実な推進をお願いします。
令和4年度は、総合計画改訂基本計画の折り返しの年度にあたります。そこで、計画期間を意識しながら、4つの重点課題「地域経済の活性化」「子育て支援」「超高齢社会への対応」「安心・安全なまちづくり」に向けた施策を力強く進めていきたいと考えています。
「全体最適」を踏まえ、組織内連携を図り、既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想を持ってください。そして、この平塚市をより一層魅力あふれるまちにするために必要な中長期的な課題と短期的な課題を的確にとらえ、その実現に向けたシナリオを描いてください。
最後に、三つ目として、4月1日、平塚市は市制施行90周年を迎えます。これに当たって、誇りをもって事業を進めるようお願いします。
先人のたゆまぬ努力で築き上げられた本市の歴史や財産を継承し、それをしっかりと活用して、持続可能なまちづくりを進めます。
「人と自然がふれあうまち つなぐ未来へ ひらつか90」というキャッチフレーズのもと、100周年へ、そして更なる未来に向けて、平塚が「選ばれるまち・住み続けるまち」となるよう、明るく前向きな1年にしていきたいと思います。皆さんそれぞれが平塚市職員としての誇りを持ち、力を発揮し、市政を盛り上げてください。
ここまで様々なお願いをしましたが、人員も財源も限られている中で、課題が山積していることは十分承知しています。しかし、皆さんが努力と工夫を重ねてくれれば、問題解決の道は必ず開かれます。どうか、柔軟な発想とスピード感を持って果敢に業務に取り組んでください。
また、職員一人一人の仕事に対する姿勢と意気込みも大変重要です。職場内でのコンプライアンス意識を高め、最高のパフォーマンスが発揮できるような環境づくりに努めてください。
加えて、良い仕事をするには、心身の健康が欠かせません。健康管理には、十分留意して、まずは元気に生き生きと仕事に臨んでください。
この新しい年がよりよき年になるよう心より祈念して、 私からのあいさつといたします。一年間、よろしくお願いします。
(仕事始め式での市長あいさつを秘書課で要約しました )