市長あいさつ

令和6年度

新採用職員辞令交付式訓示(4月期)

令和6年4月1日

 皆さん、入庁おめでとうございます。
 ただいま90名の皆さんに辞令を交付しました。皆さんにとって今日という日は、平塚市職員として新しい一歩を踏み出す記念すべき日です。
 大いなる希望と意欲にあふれた皆さんを本市に迎えることができ、私を含め職員一同、心からうれしく思います。

 近年、地方自治体は人口減少・少子高齢化への対応やインフラの老朽化、地球規模の環境問題など、課題は山積しています。また、コロナ禍を経て、価値観の多様化や、急速に進むデジタル化への対応など、地方自治体の在り方も大きく変化しています。
  現在、市内では、地道に取り組んできた長期的な視点に基づく政策の成果が現れてきました。2023年は全国で10位となった、9年連続となる人口の転入超過、市北部の拠点となるツインシティ大神地区の新たなまちづくりなどが進み、人やモノがより活発に動き出しています。
  このような中、4月からは、市政運営の基本となる「平塚市総合計画~ひらつかVISION~」がスタートします。この計画に基づき、社会経済環境の急速な変化に対応すべく、幅広い分野にわたり、全職員が一丸となって取組を進め、市民が幸せに暮らし続けるまちを目指します。
 皆さんも、その若い力をもって、平塚市の発展に尽力してください。
 
 ここで皆さんがこれから仕事をしていく上での心構えを、私から3点、お話します。
 1点目は「市民目線を大切にすること」。市政の主役は市民です。生活者の視点を常に意識し、市民に寄り添い、その声に真摯に耳を傾けてください。「自分の使命は何なのか」「市民の期待に応えられているか」、自分への問いかけを忘れないでください。
  2点目は「挨拶をしっかりすること」。挨拶はコミュニケーションの第一歩です。
 市民の皆さんから、「市役所での手続きに大変不安を感じていたが、対応してもらった職員の明るい挨拶と声かけで安心することができた」というお褒めの言葉は、時々私の耳にも届きます。
 笑顔で挨拶することで、信頼関係がうまれ、コミュニケーションが円滑に進みます。もちろん職場内においても当てはまります。ぜひ積極的に挨拶を行ってください。
  3点目は「与えられた仕事や役割を全うすること」。配属先の仕事は自分の想像とは違い、「こんなはずではなかった」と思うこともあるかもしれません。しかし、市が行う全ての仕事には意味があります。
 些細なことでも地道に取り組むこと、「当たり前」を着実にこなすこと、自分なりの工夫や改善を重ねること。これが仕事の面白味につながり、自分の成長を支える土台になります。
 
 さらに忘れてならないのが、公務員となれば、市民の生命に関わる災害や事故が発生すると、最前線の現場での対応が求められるということです。
 甚大な被害となった能登半島地震では、被災地の自治体職員が今なお中心となって、災害復旧に尽力しています。
 本市でも大規模な地震や風水害が想定されており、いつ起きてもおかしくありません。日頃から災害に対する堅実な備えを進めるとともに、平時から「市民の安心・安全を守る」という意識を持って業務に取り組んでください。
 
 結びに、皆さんには平塚市の未来のために、自分の強みや長所を存分に発揮していただきたいと思います。平塚市職員としての誇りと自覚、そして志を忘れず、活躍されることを願い、私からの訓示といたします。
 
(4月1日の4月期新採用職員辞令交付式での市長訓示を秘書課で要約しました)
 

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