自動火災報知設備の誤作動(非火災報)

最終更新日 : 2023年7月1日

マンション等において、自動火災報知設備の誤作動(非火災報)が発生しています。
例年、梅雨時期や台風等の影響により、誤作動が増える傾向がありますので、注意をお願いします。

自動火災報知設備とは

自動火災報知設備とは、火災を早期に発見し、火災の発生を建物全体に知らせることで、火災による被害を最小限にするための消防用設備です。

建物内の天井に設置された感知器が煙や熱を感知すると、管理人室や共用部などに設置されている受信機に火災発生場所を表示するとともに、警報ベルが鳴動し、建物内に火災の発生を知らせることができます。また、共用部などに設置されている発信機のボタンを押すことで、警報ベルを鳴動させることができます。
  • 感知器、受信機、発信機のイラスト

誤作動の主な要因

自動火災報知設備は、火災以外の要因によって誤作動することがあります。
 
  1. 雨漏り等の水滴が感知器の内部に入り、電気回路が不具合を起こす。
  2. 調理や喫煙等で発生する煙や熱、水蒸気、ホコリ、虫等が感知器に入る。
  3. 季節や天候により感知器の設置場所が高温多湿になる。
  4. いたずら等で発信機のボタンが押される。
  5. 機器の老朽化

建物関係者の方へ

適切な維持管理のお願い

消防用設備は、老朽化や適切な維持管理をしないと、誤作動を起こす可能性が高くなります。誤作動が頻繁に発生すると、火災への意識の低下を招き、実際に火災が発生したときに、初期消火や避難、119番通報などの行動の遅れにより、被害が拡大する恐れがあります。

定期的な点検や日ごろからの注意を心掛けるなど、誤作動の要因をできるだけ取り除いてください。また、誤作動が発生した場合には、速やかに点検等を実施してください。

消防車が出場した場合

自動火災報知設備が作動すると、住民等の119番通報により、消防車が出場しますが、現場に炎や煙が確認できず、火災ではないと判断した場合は「非火災報」として取り扱います。

感知器や受信機の故障など、何らかの原因により誤作動した場合は、非火災報の再発防止対策として、建物関係者の方に誤作動の原因調査を求めています。

自動火災報知設備の非火災報に関する報告書

消防から誤作動の原因調査を求められた場合は、速やかに点検等を実施し、自動火災報知設備の非火災報に関する報告書の提出をお願いします。

報告書のダウンロードと提出場所については、「条例関係・その他の様式」のページをご覧ください。
  • 報告書のイラスト

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消防署管理担当

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 消防庁舎2階
代表電話:0463-21-3240
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