錠前牡金具(1点)

  • 錠前牡金具
じょうまえおすかなぐ 1てん

平塚市指定重要文化財
所有者   平塚市(ひらつかし)
指定    令和4年12月28日
錠前牡金具 全長4.94cm 弦受け部長3cm 施錠部(バネ軸)長1.94cm 重さ7g

 
 神明久保遺跡第3地点(四之宮一丁目)から出土した資料。小型の錠前で、セミとみられる昆虫を意匠した金具が取り付けられている。施錠部に見られる二段のバネ構造は、正倉院の伝世例などに見られるものの、遺跡からの出土例として確実なものは少なく、材質・構造・意匠性・製作技法の観点から、工芸品としても卓越したものと評価されている。こうした錠前は、中央・地方の政治的中心地からの出土が多く、神明久保遺跡も相模国府推定地内にあたることから、古代平塚を考究する上で欠くことができない資料であるとともに、古代官衙・地方寺院研究にとって貴重な資料といえる。

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