木造 不動明王立像  1躯

  • 不動明王立像の写真
もくぞう ふどうみょうおうりゅうぞう

国指定重要文化財
所有者  八剱神社(やつるぎじんじゃ)
指定   昭和8年1月23日
一木造 彫眼 彩色剥落 像高 95.8cm
 平安時代後期の作風を備えた像で、左脚を踏み出し腰をわずかにひねっているものの、ほとんど正面を向いて直立し、均整のとれた静かな姿勢をとっている。その表情は、不動明王特有の忿怒(ふんぬ)相を示すが、拝む者に与える畏怖感はそれほど強くなく、動きの少ない姿と相まって、不動明王像としては不似合いなほど温和な像といえる。
 造立地については東国説と畿内説があるが、この像の手慣れた彫技やゆきとどいた細かい神経は、当時の関東の彫刻としては群を抜くものであり、12世紀ごろ畿内地方で造られた可能性が強い。
 もともとは下吉沢西北の不動平にあった不動堂に安置されていた。地元では「かんまん不動」の名で呼ばれている。

注意

 当文化財は神社下の収蔵施設に安置されています。普段は公開しておりません。令和5年度の公開日は、令和5年9月28日(木曜日)と令和6年1月28日(日曜日)を予定しております。
 令和6年1月28日(日曜日)の公開は、午前10時00分から午後3時00分で予定どおり実施いたします。
また、駐車場はございませんので、公共交通機関等でお越しください。

 ※安置されているのは下吉沢の八剱神社です。
 上吉沢の八剱神社とお間違えないよう、お気を付けください。

 

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社会教育課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館7階
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直通電話:0463-35-8123(社会教育担当) /0463-35-8124(文化財保護担当)
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