木造 阿弥陀如来立像 1躯

  • 阿弥陀如来立像
もくぞう あみだにょらいりゅうぞう

平塚市指定重要文化財
所有者  善福寺(ぜんぷくじ)
指定   平成4年3月5日寄木造 玉眼嵌入 金泥
像高 76.3cm

 善福寺は、法雨山と号する曹洞宗の寺院で、鎌倉権五郎景政(平安時代後期の武将)の開基と伝えられる。本像はこの寺の本尊で、『新編相模国風土記稿』には、「本尊三尊弥陀、中尊安阿弥作、紙ずき如来と称す、長二尺」とある。
 上品下生(じょうぼんげしょう)の来迎印(らいごういん)を結ぶ。両手は銅で造られているという珍しい作例である。
 また、丁寧に彫りだした螺髪(らほつ)の一粒一粒に銅線を巻き付けていたり、台座に足ほぞを使わずに固定させているなど「歯吹(はふき)阿弥陀(口を軽く開いて3、4本の歯を覗かせる )」などと呼ばれる特殊な 仏像たちと類似の構造を持っている。ただ、本像の場合、口を僅かに開くものの、現状では歯は見えない。
 衣文表現などに宋元風の特徴が著しく、造立は13世紀後半も早い時期と考えられる。

交通案内(JR平塚駅北口より神奈川中央交通バスを利用した場合)

善福寺(平塚市広川691)
2番乗り場・広川経由東海大学行ほか 「広川」下車 徒歩2分

案内地図

  • 善福寺は広川バス停下車徒歩2分です
  • 善福寺は平塚市西部の金目地区にあります

注意

当文化財は普段は公開しておりません。

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