猫が庭などに入らないようにする方法

最終更新日 : 2023年5月15日

猫が庭や花壇・畑に入り込み、フンや尿をするのは、周辺のどの場所よりもその猫にとって快適な場所だからです。


猫にとって快適な場所とは、
「人の出入りが少なく、番犬もいない静かで安心できる場所」
「気持ちよく排便ができるための、やわらかい土や砂、芝生等がある場所」
「エサをさがし歩かなくても簡単に得られる場所」です。

しかし、その場所の環境を変えることは難しいです。
そこで、インターネットなどで取り上げられている、猫を寄せ付けない方法をご紹介します。
猫の侵入を完全に防ぐのは困難ですが、いろいろな方法で、試してみてください。

※個体差もあり、あまり反応しない猫もいます。また、方法によっては効果が長続きしない場合や、だんだんと猫が慣れてしまって反応しなくなる場合もあります。 
猫が学習して記憶するまで反復継続することが重要です。

注意

  • このページに記載した方法は比較的効果があると言われている方法ですが、猫の個体差もあり、絶対に効くというものではありません。
  • これらの方法を試される場合は、猫の侵入経路、通路、フン尿をする場所等を調べてから行うことで効果を上げることができると思われます。
  • これらの方法は一回で効くものではありません。「反復継続して行う」・「複数の方法を組み合わせて使う」などが重要です。
  • ふん尿等の被害があっても、猫は愛護動物です。暴行を加えたり、捕まえて別の場所に遺棄したりすることは犯罪ですので、絶対にしないでください。5年以下の懲役または500万円以下の罰金等、法律で罰せられます

猫がやってきたときに追い払う方法

超音波発生機器

センサー感知式の超音波発生器
※効果は猫の個体差によります。
※環境保全課では、試用として、猫よけ器を貸し出しをしています。
詳しくは、猫よけ機(超音波発生装置)の貸し出しページをご覧ください。

忌避剤

  • 猫の嫌いな臭いや刺激性によって猫が近づきにくくする方法です。
  • 雨や風などで効果はだんだんと薄れます。効力を維持するために定期的に交換しましょう。
  • 猫が臭いに慣れてくると効かなくなります。同じものを長期間利用するのではなく、時々種類を変える必要があります。
  • 臭いがきついものや色が付いてしまうものもあります。
  • あらかじめ、近所の人にも説明しておきましょう。
※化学薬品などは、化学物質過敏症など健康被害の誘因となる可能性があるので使用しないでください。

木酢液・竹酢液など

園芸用肥料としてホームセンターの肥料売り場などで販売されています。
希釈して、猫の通る場所などに散布したり、スプレーしたりするほか、空き缶などの容器に入れたスポンジや布に染みこませて置いておく方法もあります。
匂いは時間とともに少なくなります。猫が覚えるまで、反復継続して散布などを続けることがポイントです。

市販の忌避剤

ペットショップや薬局、ホームセンター等で販売されています。
長期間にわたって効果が持続するわけではありません。(ある程度の期間ごとに反復して撒く必要があるが、価格との兼ね合いの判断が必要です)
猫の個体差で反応が鈍い場合があります。

ミカンの皮など

かんきつ類の皮を撒く。

ハッカなど

ハッカ系芳香剤、ハッカ系ハーブなどを置いたり撒いたりする。

小皿等の容器に入れたスポンジや布に浸み込ませて置く。
2倍から10倍程度に水で薄めたものを散布する。
※  毎日行う必要があると言われています。

香りの強いハーブなどの植物を植える

猫の嫌がる香りのするハーブなどを植える。
鉢植えを猫の通り道に置く。

参考:効果があると言われている植物の例

ローズマリー
ミント類
ランタナ
ユーカリ
ゼラニウム
ヘンルーダ
レモングラス
柑橘類
ニンニク
チャイブ
マリーゴールド

どくだみの葉

どくだみを植えたり、どくだみの葉をつぶしたものを撒いたりする。
またはつぶした汁を撒く。

重曹

撒いたり、土に混ぜ込んだりすることで、猫のにおいを消すことができると言われています。

構造物による忌避方法

出入り口や猫が休息する場所、猫が塀を飛び越える時に足場になる場所などに、猫がいやがるものを置く方法です。

水を撒く

ホースでたっぷりと水を撒く。(猫は水を嫌います)

大きな石

物理的に歩けなくなる位置に石を置く。

松ぼっくり

猫が歩く場所に敷きつめる。

枯れ枝

球根や種が植えている所に敷きつめる。

トゲのある植物を植える・葉を撒く

カラタチ
バラ
サボテン
ヒイラギ
ピラカンサ
地面に沿って延びるタイプのコニファーなど
※  植栽にします。

地面をおおう植物を植える(日当たりの良い庭の場合の例)

タイム
ヘリクリサム
ビオラ
オランダイチゴ
ケンタッキーブルーグラス
ブルーフェスク
リボングラス
レモングラス
ゼラニウム など

地面をおおう植物を植える(日陰の庭の場合の例)

アイビー
ツルニチニチソウ
斑入りカキドオシ
ラミウム類 など
※  茂みの高さができるだけ高く密であることが望ましと言われています。また、やわらかそうな裸の土を見せないこともポイントと言われています。
※  ハーブ系・柑橘系の香りがする植物を植えた場合、相乗効果が期待できるという意見もあります。

とげとげシート

ホームセンターや園芸店で販売されています。
※  全面に敷きつめなくても、猫が跳び越えられない幅に敷けばよいという意見があります。
 ※  「塀の上に敷き詰めた場合などは有効」という意見と「あまり効かない」という両方の意見があります。

アルミホイル

敷くと足音がするので猫が嫌がり、また、感触を猫が嫌うと言われています。

物理的妨害

花壇等の場合、トレリス(ガーデニング用の木製の柵)を倒して置いておきます。

ネットや柵

猫が乗り越えられない高さで囲うか、侵入路をふさぎます。(2メートルほど跳べる猫もいます。また、猫の足がかかる部分などがあれば3m以上の高さでも乗り越える場合があると言われています)
ピンと張るよりも、少したわませ、猫が足場にできないようにするとよいという意見があります。

その他

やわらかい土の地面は猫のトイレの場所になりやすいので、タイルを敷きつめたり、コンクリートで覆うという方法もあります。ただし、効かない猫もいます。
水を入れたペットボトルを設置する方法は、効果はほとんどありません。場合によっては、火災の原因となるのでやめましょう。

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