手足口病について

手足口病とは

 口の中や手足などに水疱性(水ぶくれ)の発疹が出る、ウィルスの感染によって起こる感染症です。 病気の原因となるウィルスは、コクサッキーA16型ウィルスやエンテロウィルス属などで、乳幼児に多い感染症ですが、学童など年長のこどもでも流行がみられることがあります。
 
感染経路としては、咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、やぶれた水疱や便と一緒に排泄されたウイルスが手を介して口や眼の粘膜から感染します。

症状としては、手のひら、足のうら、口の中に小さな水疱性(水ぶくれ)の発疹ができます。おしりや、膝にできることもあります。大部分は発疹のみの軽い症状で特別な治療はありません。口の中の発疹が痛みを伴うと、食べ物や水分がとれなくなることもあり脱水症状を起こす場合もありますので注意してください。 発熱は約3分の1にみられますが、38度前後であまり高くならないことがほとんどです。 ごくまれに髄膜炎や急性脳症などの合併症を起こすことがあります。

手足口病を予防するには

手洗いとうがいをしっかりすることが大切です。手洗いを流水と石けんで十分に行ってください。排泄物を触ったときは注意してください。

手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気ですので、経過観察を含め症状に応じた治療(のどの痛み、口の中の痛みを和らげるなど)になります。 重症合併はまれですが、あまり軽く考えず、発疹の初期2~3日の症状の変化に注意してください。水分をあまりとらない、高熱が出る、発熱が2日以上続く、何度も吐く、頭を痛がる、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、元気がなくぐったりしているなどの症状があらわれた場合は、できるだけ早く医師の診察を受けてください。

家庭でのケアのポイント

  • 水分補給に気をつける。
  • のどが痛いとき、口の中がいたいときは、口当たりのよい飲み込みやすい食べ物にする。
  • 熱が高いときは、衣類や布団で暖めすぎない。

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