保育所等における不適切な保育の相談
最終更新日 : 2025年5月8日
本市では、保育所等における不適切な保育に関する相談を受け付けています。
目的
市内の保育所等における不適切な保育の実態を把握し、施設に対する適切な改善指導を行うとともに、不適切な保育を受けたこどもや保護者からの相談などに対応し、安全で安心できる保育の提供につなげます。
不適切な保育について
不適切な保育とは
児童への虐待及び「保育所保育指針」に反した児童の人権・人格を尊重しない行為、その他の児童の心身に有害な影響を与える行為のこと。

分類
(1)虐待
項目 | 内容 |
---|---|
身体的虐待 | 身体に外傷が生じ、又は生じるおそれの ある暴行を加える |
性的虐待 | わいせつな行為をすること、わいせつ行為をさせること |
ネグレクト | 心身の正常な発達を妨げるような著しい 減食、長時間の放置(保育をしない) |
心理的虐待 | 著しい暴言、著しく拒絶的な対応、その他著しい心理的外傷を与える言動 |
(2)心身に有害な影響を与える行為
項目 | 内容(具体例を含む) |
---|---|
児童一人ひとりの人格を尊重しない関わり | ・児童が他の児童をたたく等よくないことをした際に、執拗に責めるような言葉がけをする。 |
物事を強要するような関わり・脅迫的な言葉がけ | ・児童が断っているのに、給食を無理やり与える。 |
罰を与える・乱暴な関わり | ・児童に罰として、給食、おやつを与えない。 ・児童に罰として、個室にとじこめる。 |
一人ひとりの児童の育ちや 家庭環境への配慮に欠ける関わり |
・保護者や家庭環境(ひとり親、国籍等) を責める、嘲笑するような言動をとる。 |
差別的な関わり | ・特定の児童ばかりを極端にひいきする一方、他の児童に関心を持たない、冷遇する言動をとる。 |
引用:神奈川県保育対策協議会「不適切な保育に関する対応ガイドライン」
相談について
相談者の範囲
(1)保育所等で勤務している又は勤務していた職員(2)保育所等の在園児の保護者
(3)その他、近隣住民や関係者
相談方法
保育課において、保護者等からの電話や相談フォームなどにより、受付を行います。(寄せられた情報については、個人情報保護に関する法令に基づき、適正に管理します。)
●電話番号 :0463-21-8555(直通)
●相談フォーム:平塚市電子申請システム(外部リンク)
市の対応
(1)相談内容について、丁寧に状況を聞き取り、必要に応じて保育所等に対し確認を行います。(2)保育所等は、「不適切な保育があった際は、状況を正確に把握し、速やかに市町村や都道府県に情報提供や相談を行い、その後の対応について協議すること」となっています。そのため、保育所等から相談があった際は、神奈川県と連携を図り、対応方針の協議及び初動対応等について決定します。
(3)保育所等に対し、再発防止策などの提出を求めます。
(4)保育所等は、より良い保育を実施するために、不適切な保育が生じないための環境を整備し、保護者等との信頼関係の構築を行うことが重要となります。不適切な保育が生じた経緯や今後の再発防止策等について、当該保育所等を利用するこどもの保護者に対する周知を行うなど、信頼関係の再構築をしていくための取組みに対する助言や指導を行います。
(5)保育所等からの再発防止策の実施報告を確認するとともに、必要に応じて指導を継続します。