湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業に係る塩と風の調査について【令和4年3月16日更新】

　塩害は、塩分を含んだ水分が樹林上空を通過する風により陸地内に運ばれることが原因で発生するもので、風の流れによって影響を受けるものです。
　本公園プランは風等に配慮した計画としていますが、整備による影響を把握するために整備前後で塩と風の計測を行います。
　整備前の計測によって、現況を把握すると共に、必要に応じて対策を講じます。また、整備後も同様の計測を行い、整備前後の結果をみて、公園整備が原因と考えられる影響があった場合、対策を講じます。

（ア）趣　　旨：整備前と整備後の飛来塩分量を計測し、住宅地等への影響を確認します。計測結果
　　　　　　　　を踏まえ、必要に応じて対策を講じます。
（イ）期　　間：【整備前の計測】 　令和4年2月から5月まで。
　 　（予　定） 　※ただし、一部の箇所については、令和4年1月から機器の動作確認等を含めて試験
　　　　　　　　　　的に調査を開始します。
　　　　　　　　 【整備後の計測】 　令和6年2月から5月まで。
（ウ）範　　囲：南西から強い風が吹くことを考慮した龍城ケ丘と袖ケ浜の一部の地域。下記参照。
　　　　　　　　　[塩と風の調査範囲]
（エ）方　　法：ドライガーゼ法（JIS Z 2382規格）で行います。
（オ）設置場所：整備前後の時期において、設置可能性が高い公共施設等の場所で行います。

（ア）趣　　旨：整備前と整備後の風向、風速を計測し、住宅地等への影響を確認します。計測結果
　　　　　　　　を踏まえ、必要に応じて対策を講じます。
（イ）期　　間：【整備前の計測】　 令和4年2月から5月まで。
　　 （予　 定） ※ただし、一部の箇所については、令和4年1月から機器の動作確認等を含めて試験
　　　　　　　　　的に調査を開始します。
　　　　　　　　【整備後の計測】　 令和6年2月から5月まで。
（ウ）範　　囲：塩の調査と同様です。
（エ）方　　法：上記期間において、風向風速計を用いて適宜計測します。
（オ）設置場所：塩の調査と同様です。

　捕集面積が100cm2（100mm×100mm）のドライガーゼプレート（木製）にガーゼをはめ込み、
直射日光や雨雪を遮断して1か月間暴露する。暴露後、ガーゼを取り外し、ガーゼに捕集された塩化物
イオンを定量分析する。

　地元自治会から調査範囲追加の要望があったことから、市で事業地や既設の調査範囲との位置関係を考慮し、調査範囲を追加することとしました。追加する内容は次のとおりです。

（1）塩の調査 
　　期   　間：【整備前の計測】 令和4年3月から5月
      　　　  　 【整備後の計測】 令和6年2月から5月 （予定）
　　範      囲：虹ケ浜東部、菫平の一部の地域　[（別紙）追加する調査範囲]
 　  設置場所：整備前後の時期において、設置可能性が高い公共施設等の場所で行います。
（2）風の調査
        期間、範囲、設置場所等は（1）塩の調査と同様です。