平塚市、大磯町、二宮町では、1市2町ごみ処理広域化実施計画(平成24年3月策定)で大磯町に整備を予定していました厨芥類資源化施設について、昨年3月の「厨芥類資源化施設導入調査」の結果を受け、高効率ごみ発電施設の能力などを踏まえた有効性の検証や広域化実施計画等への影響を検討し、厨芥類資源化施設の整備を取りやめることとしました。
【厨芥類資源化施設整備の有効性の検証結果】
「中間処理システム等に与える影響」、「生ごみ分別の精度」、「環境負荷の低減効果」、「経済性」、「実効性」の観点から検証を行い、その結果から、1市2町における施設整備の優位性が認められませんでした。
【厨芥類資源化施設の整備を取りやめることに伴う対応】
広域化実施計画に対して「焼却処理量の増加」や「資源化量の減少」、「施設配置の役割分担の見直し」、地元に対して「交通量の増加」、「環境負荷の増加」が影響することとなるため、以下の取り組みにより対応します。
・資源化率の確保と焼却処理量の削減
ごみ減量化に向けたソフト施策の取組みのほか、資源化品目の拡大、コンポストの利用拡充を図る。
・施設配置の公平負担
広域化実施計画の施設配置を再編し、二宮町に計画しているリサイクルセンターを大磯町に配置する。
・交通量の削減
大磯町でのごみ中継機能の確保と各市町による搬入車両のコントロールにより、交通量の削減・分散化を図る。
|