用語の解説 |
VFM(ヴィエフエム) |
VFM(Value For Money)とは、PFI等事業の重要な概念であり、特定事業への支払いに対して、最も価値の高いサービスを供給するという考え方のことです。 |
SDGs(エスディージーズ)
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SDGs(Sustainable Development Goals)とは、持続可能な開発目標のことです。2015年9月に国連で開かれたサミットで決められた、国際社会共通の目標であり、「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。 |
逆有償・逆有償化 |
逆有償・逆有償化とは、これまで有償で引き取ってもらっていた資源ごみを処理費を支払って引き取ってもらうことです。 |
原単位 |
原単位とは、一定量の生成物が生じる際の単位量のことです。ごみやし尿等の場合は1人1日当たりのごみの排出量や1日当たりのし尿の排出量等を指します。また、二酸化炭素の場合はごみ1トンから発生する二酸化炭素の量を指します。 |
減容化 |
減容化とは、焼却や圧縮等の処理を行いごみの容積を減少させることです。 |
減量化 |
減量化とは、ごみの排出量を削減することです。具体的な方法は、マイバッグによりレジ袋を使用しないこと、野菜や果物を量り売りとすること、水切りにより生ごみの排出量を減らすこと、家電製品を修理して長く使用すること、フリーマーケット等を通して古着や食器等を他人に使ってもらうこと、古くなった家具を粗大ごみとして出さず修理して再び使用すること、家庭用生ごみ処理機等で生ごみを堆肥化すること等が挙げられます。 |
CCU(シーシーユー)等の技術 |
CCUとは、火力発電所等からの排ガス中の二酸化炭素(Carbon dioxide)を分離・回収(Capture)し、有効利用(Utilization)する技術のことです。また、プラスチック資源循環戦略では、今後の展開として、廃プラスチックの有効利用率の増加や温室効果ガスの削減に向けた技術開発に対し、必要な投資やイノベーションの促進を図ることとしています。
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資源化 |
資源化とは、排出されたごみをそのまま、または何らかの処理を行い、ごみを原料や燃料等として使用することです。具体的には、古紙から再生紙を製造すること、缶を鉄原料として使用すること、ペットボトルから衣類を製造すること、粗大ごみや不燃ごみから回収した鉄等を原料として使用すること等が挙げられます。 |
資源化率 |
資源化率とは、排出されるごみに対して総資源化量がどの程度であるかを示す数値のことです。 |
重要業績評価指標 |
重要業績評価指標(KPI)とは、目標を達成するための重要な業績評価の指標のことです。指標の達成状況を定点観測することで、目標達成に向けた行動の効果を把握できるようになります。なお、目標値からの乖離が生じた場合には、指標の修正が必要です。 |
食品ロス |
食品ロスとは、食べ残しや売れ残り、期限切れ等、本来食べられるものにも関わらず廃棄される食品のことです。調理によって発生する、野菜の種や皮、肉や魚の骨、卵の殻のような食べられないものは含みません。 |
処理人口 |
処理人口とは、それぞれの施設で処理されるごみやし尿を排出する人口のことです。 |
3R(スリーアール) |
3Rとは、Reduce(発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再生利用)の3つの頭文字の総称のことです。
循環型社会形成推進基本法では、廃棄物・リサイクル対策の優先順位を明確にし、最初に廃棄物を Reduce(発生抑制)し、第二に廃棄物を Reuse(再使用)し、第三に廃棄物を Recycle(再生利用)し、第四に熱回収を行い、最後にどうしても循環利用できない廃棄物を適正に処分することとしています。3R前段階で、不要なものを買わない、受け取らないでそもそもごみを発生させないことが大事であるという Refuse(発生回避)を加えた4Rの考え方も広まってきています。 |
剪定枝(せんていえだ・せんていし) |
剪定枝とは、庭木を剪定した際に出る枝のことです。 |
総資源化量 |
総資源化量とは、資源化したごみの量の総量のことです。具体的には、缶、ビン、ペットボトル、古紙等の資源ごみを資源化した量、粗大ごみや不燃ごみを破砕処理して選別回収した鉄やアルミ等の量、可燃ごみを焼却処理し、処理後の焼却残渣をスラグ化等した量等の合計を指します。 |
総排出量 |
総排出量とは、ごみ収集車等で収集したごみの量、地域住民が自ら施設に搬入したごみの量、地域住民が PTA や自治会等を通して自主的に古紙等を回収し、資源回収業者へ引き渡したごみ量の合計のことです。総排出量には、事業者独自の資源回収や住民による自家処理(生ごみの減量化等)等の潜在的なごみを実数として捉えることが困難なことから、これらを除いた全てのごみの量を指します。 |
地域循環共生圏 |
地域循環共生圏とは、各地域が自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方のことです。農山漁村も都市も活かす、我が国の地域の活力を最大限に発揮する構想です。 |
厨芥類(ちゅうかいるい) |
厨芥類とは、家庭の台所、給食センターや飲食店、青果市場等の事業所から出てくる野菜くずや食べ物の残り等のことです。 |
トレンド推計 |
トレンド推計とは、現在までの実績値の傾向をよりよく表す式(トレンド式)を見つけ、将来もその傾向が続くと仮定して、将来値を予測する方法のことです。
人口や1人1日当たりのごみ排出量の実績値を時間の経過に従った傾向から将来値を予測します。 |
PFI等事業 |
PFI(Private Finance Initiative)等事業とは、公共性のある事業を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して、民間事業者の自主性と創意工夫を尊重することにより、効率的に実施する事業のことです。PFI事業には、PFI法に定める代表的なものとしてBOO・BOT・BTO等がありますが、PFI的事業としてDBO方式等の事業形態があります。ここでは、総称してPFI等事業とします。
BOO(Build-Own-Operate) 民間事業者が自ら資金を調達し、施設を建設し、一定期間(数十年)管理・運営を行います。所有権は公共に移転しません。
BOT(Build-Operate-Transfer) 民間事業者が自ら資金を調達し、施設を建設し、さらに一定期間(数十年)管理・運営を行い資金回収後、公共に施設を移転します。
BTO(Build-Transfer-Operate) 民間事業者が自ら資金を調達し、施設を建設し、その所有権を公共に移転します。その代わり一定期間(数十年)管理・運営する権利を得ます。
DBO(Design-Build-Operate) 民間事業者が施設設計・建設・運営を行います。公共が資金調達を行い、設計・建設に関与し、施設を所有します。 |
PDCAサイクル(ピーディーシーエーサイクル)
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PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理等の管理業務を継続的に改善していく手法のことです。 |
フードドライブ |
フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を学校や職場等に持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンク等に寄付する活動のことです。 |
マイクロプラスチック |
マイクロプラスチックとは、環境中に存在する1〜5 o以下のプラスチック粒子のことです。特に海洋環境において極めて大きな問題であり、海洋生物がマイクロプラスチック自体と、それに付着した有害物質を摂取し、海洋生物や人間の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。 |
溶融スラグ |
溶融スラグとは、ごみや焼却灰を高温(1,200 度以上)で溶融したときに生成されるガラス質の固化物のことです。水で急冷した水砕スラグと常温で冷却した空冷(徐冷)スラグがあり、コンクリート用の骨材や道路舗装用の骨材として有効利用されています。平成18年にJIS規格化されたことで利用の拡大が期待されています。
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リサイクルループ |
リサイクルループとは、地域で完結する循環型モデルのことです。例えば食品のリサイクルループとは、食品工場や店舗で排出された食品残さ(惣菜や野菜くず等)が、再生事業者等を通じてリサイクルされ、飼料・肥料となって農家に運ばれ、その飼料・肥料を使って育てられた農畜産物が工場や店舗に運ばれ、再び消費者の手に渡るという無駄の少ない理想的な循環型モデルのことです。
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