【計画】合流式下水道緊急改善事業

平塚市の合流式下水道区域

 平塚市の下水道は、昭和39年から工事を開始し、現在、約3,485ヘクタールが整備済です。この内、JR平塚駅を中心とした369ヘクタールが「合流式下水道」となっています。

合流式下水道とは

 合流式下水道とは、汚水と雨水を1本の下水道管で流す方式です。全国的に、早くから下水道整備に着手した都市では、水洗化と浸水対策が同時に行えることから、この方式を多く採用しています。 平塚市でも、昭和48年頃までに整備した区域が合流式下水道です。

合流式下水道の抱える課題

 合流式下水道は、一定以上の雨が降ると、雨水で薄められた汚水やゴミなどの一部が、未処理のまま河川に放流されます。特に、初期の放流水は汚濁負荷が高い傾向にあります。また、他都市において、合流式下水道から流出したと見られる白色固形物(オイルボール)の漂着等の社会問題が発生するなど、近年、合流式下水道の問題が顕著化しています。

合流式下水道緊急改善事業

 国では、平成15年に下水道法を改正し、平成25年度(処理区域面積が大きい場合は平成35年度)までに合流改善対策の完了を義務付けました。そのため、全国的に対策工事が進められています。
 平塚市でも、JR東海道線北側区域を第1期事業として、平成17年度~平成21年度の計画で実施しました。JR東海道線南側区域については第2期事業として、平成22年度~平成25年度の計画で実施しました。

平塚市の合流式下水道緊急改善事業の内容

第1期事業

  • 馬入貯留管ポンプ場設置:1箇所
  • 馬入貯留管設置:内径4メートル、延長356メートル、貯留量約3,800立方メートル
  • 分水人孔:2箇所
  • 導水渠:内径800ミリメートル、延長262メートル
  • 馬入、中堂吐室へのろ過スクリーン設置:2箇所

第2期事業

  • 松風町・久領堤貯留管ポンプ場設置:1箇所
  • 松風町・久領堤貯留管設置:内径2,600メートル、延長1,750メートル、貯留量約1万立方メートル
  • 分水人孔:5箇所
  • 導水渠:内径450~1,350ミリメートル、延長1,620メートル

合流式下水道緊急改善事業の全体図

事後評価

 平塚市の合流式下水道緊急改善事業は、平成17年度から平成25年度にかけて、計画とおり事業を進めることができました。 この事業では、計画で定めた改善目標に対して、対策を実施した施設が想定した効果を発揮しているか検証し 、評価を行いました。 その結果、対策施設が適切に機能し、改善目標を達成していることを確認しました。

事業の取組み紹介

広報ひらつか

Get Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

Adobe Reader ダウンロードページ 別ウィンドウで開く

このページについてのお問い合わせ先

下水道整備課

〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館6階
直通電話:0463-21-8787(計画担当) /0463-21-9854(整備担当) /0463-21-9853(維持管理担当)
ファクス番号:0463-21-9605

お問い合わせフォームへ 別ウィンドウで開く

このページについてのアンケート

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?