農作業受託組織への支援
最終更新日 : 2025年2月19日
農作業受託組織とは
高齢化や資機材高騰による農業の人手不足に立ち向かう救世主
平塚市の水稲は、県内トップの生産量、水田面積を誇っていますが、農家の高齢化や後継者不足、農業機械の更新費用の高騰、農家周辺の住宅密集化による住環境問題などの理由から、農家自身での作業が困難となり、外部へ委託する農家が急増しています。水田の維持は、食糧生産の場としてはもちろん、防災、豊かな田園風景の創出、様々な生物にすみかの提供など、多くの大切な機能を発揮しています。水田を任せたい農家は増えていますが、持続的に大規模面積を担っていく組織が不足しています。
このニーズに応え、市の農地を守るために活躍しているのが「ライスセンター」をはじめとする農作業受託組織です。稲作の一部または全作業を受託し、スマート農業の先進技術を積極的に導入しながら効率的に大規模面積を作業することができます。
ライスセンターで担う作業

市内の主な受託組織の紹介
株式会社平塚中央ライスセンター
稲作の全作業、大規模面積を受託でき、法人化した組織の創出に向けて、平塚市、JA湘南、農業委員会事務局とともに6年前から調整・協議し、令和4年1月から稲作の受託組織「ライスセンター」の設立に向け検討が開始され、令和6年3月に竣工、稼働開始しました。平塚市中央部(金田・岡崎・旭地区)を事業エリアとして、稲作の全工程を受託することができます。
また、「米づくり体験事業」を開催し、市民に対し田植えから収穫までの米づくりの主要工程に触れる機会を提供することで、農業理解や食育推進の役割も担っています。
湘南ライスセンター株式会社
また、人手不足の農業と福祉分野のニーズをマッチングし、NPO法人との連携により、ひきこもりの若者等が自立に向けた実践的な職業体験の場として、育苗作業や色彩選別、袋詰め等の工程について作業体験の場として提供を行っています。

受託組織への支援制度
支援制度創設の背景
農業者の高齢化、担い手不足により、これまで個々で行ってきた水田農業の形態を維持することが困難となっています。この状況を受けて、国では集落営農や法人等の大規模化・組織的経営体への移行促進や支援を進めており、本市においても特に農作業受託組織の活用が増大し、今後も増加傾向となることが見込まれています。
支援制度の概要
営農の合理化、担い手不足解消のために、受託組織が農業機械等を購入する費用の一部を市とJA湘南が補助しています。令和5年度の実績
導入された機械等
・ドローン導入諸費用・ハウス張替工事
・スキッドステアローダー等
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このページについてのお問い合わせ先
農水産課
〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館5階
代表電話:0463-23-1111
直通電話:0463-35-8102/0463-35-8103(農業政策担当、農業振興担当) /0463-35-8105(農地整備担当) /0463-21-2066(みなと水産担当)
ファクス番号:0463-35-8125