6月定例市長記者会見 ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定

令和2年6月24日

ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定
平塚市側の説明

落合克宏市長:
 ネーミングライツを導入しております平塚球場及び平塚漁港の2施設のネーミングライツ契約を更新することが決定いたしました。お手元の資料「ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定」を御覧ください。
 更新契約の概要ですが、平塚球場の契約者は相模石油株式会社様で、愛称は「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」です。ネーミングライツ期間は令和3年4月1日から令和7年3月31日までの4年間で、契約金額は年額200万円です。
 次に、平塚漁港の契約者は平塚市漁業協同組合様で、愛称は「ひらつかタマ三郎漁港」です。ネーミングライツ期間は令和3年4月1日から令和10年3月31日までの7年間で、契約金額は年額20万円です。
 契約更新に至るまでの経緯ですが、契約更新においては、現契約者が優先交渉権を有しています。令和3年3月31日で現行契約期間が終了する各パートナー企業様に契約更新の御意向をうかがったところ、更新を希望されるとの申し出をいただきましたので、契約内容の協議を行いまして、相模石油株式会社様と令和2年6月3日に、平塚市漁業協同組合様と5月25日に合意に至りました。更新契約の締結は、令和2年12月を予定しております。
 本日は、ネーミングライツパートナー2団体の代表者にお越しいただきました。順番に御挨拶を頂きたいと思います。まずは、相模石油株式会社 代表取締役 小泉 光哉様からお願いいたします。

相模石油株式会社  小泉 光哉 代表取締役:
 相模石油の社長の小泉でございます。私どももともとは石油業でございますけれども、現在は15事業営んでおりまして、その内の1つがバッティングセンター事業であります。90周年記念行事としてネーミングライツを始めて、今97年でございます。もう7年経ったのだなと思います。バッティングセンター業界を皆さんご存じか分かりませんが、厳しい産業でございます。しかし、厳しいと言ってもイチローさんも稲葉さんもバッティングセンターで育ったと言っておりまして、日本最強のスポーツである野球文化の裾野を担う仕事だと思って、プライドを持って続けております。バッティグセンター業界の中で日本一になりたいなと思って、その告知のためにネーミングライツをやらせていただいております。子どもたちにもっと野球を普及していきたいので、私自身も小学生の時に崇善で野球をやっていましたけれど、平塚球場で4回ぐらいプレーしたことがあり、夢のようでした。そういう大会を子どもたちにやらせたいと思っているので、パレスタをもう少し子どもの野球用に使わせていただいて、平塚市と協力して文化を育てていきたいと思っております。

落合克宏市長:
 ありがとうございました。続きまして、平塚漁業協同組合 代表理事組合長 後藤 勇様からお願いいたします。

平塚漁業協同組合  後藤 勇 代表理事組合長:
 平塚漁協組合の後藤です。よろしくお願いします。平塚に港とか漁業とか(があるということが)やっぱりなかなか皆さんに行き届かない中で、このひらつかタマ三郎漁港という名前を通じて、皆さんに平塚の漁業、平塚の漁港を宣伝でき、それに対しての反響で皆さんにタマ三郎と言っていただけることがありがたいと思っております。これからも平塚の高級魚を皆さんに知っていただき、魚を満足に取れて、おいしい魚を食べていただきたいというのもありまして、この港の宣伝のためにタマ三郎が役に立っております。これからも続けていくことによって平塚の漁業を皆さんに知っていっていただきたいというのが希望です。

落合克宏市長:
 ありがとうございました。
 既に定着している愛称が継続されることが決まりましたので、より一層この愛称が親しまれますよう、皆様へお知らせしてまいります。私からの説明は以上です。

質疑内容の要旨

Q記者:市長はこの契約金額と効果についてどのように思うか。
A市長:導入時から比べますと多少金額の増減はありますが、こういう形で市の施設をPRしていただくことは、平塚市にとっては大きな財産になりますので、これをうまく活用させていただきたい。金額につきましては、従来からの金額を基準にして考えておりますので、この契約については妥当だと考えております。経緯については担当からお話させていただきます。
A資産経営課長:バッティングパレス相石スタジアムひらつか(以下、パレスタ)につきましては、今回200万円でご契約いただきました。パートナー企業の相模石油様につきましては、今回の契約を含めて11年の長期に渡ってご契約いただいておりまして、総額約2500万円のネーミングライツ料をいただいておりますし、施設の維持管理には多大なるご支援をいただいております。平塚市漁業協同組合様におきましては、平成28年から5年間の契約をさせていただきまして、この度はさらに長期の7年間の契約をいただいております。愛称というのは長い間使うことによって浸透していくものだと考えておりますので、今回は引き続きのご契約とさせていただきました。

Q記者:2施設の契約金額の開きの根拠は何か。
A資産経営課長:パレスタにつきましては、県内近隣の野球場でも同じぐらいの金額ですので、それほど低い金額ではないと考えております。漁港に関しましては、全国的にもほとんど例がなく、企業様から漁港に直接支援いただくことは難しいこともございますので、結果的に一番つながりのある漁協様にお願いをすることになり、金額は妥当であると考えております。施設ごとに比べますと金額の差はございますが、私どもは個別の施設ごとに考えていくものだととらえております。

Q記者:漁港は2016年から始めているが、契約は入札や随意で結んだのか。
A資産経営課長:漁港に関しましては提案を頂いて契約を結んでいます。

Q記者:何団体から話が来たのか。
A資産経営課長:漁港に関しましては1団体から提案をいただきました。パレスタは公募をしたうえで相模石油様1社から応募がありました。

Q記者:パレスタは公募して1社応募があり、漁港は漁協から提案があって契約したということか。
A資産経営課資産経営担当長:2施設はネーミングライツの手法が異なりまして、平塚球場の場合は募集型と言いまして、市側で施設と最低価格を指定して募集し、相模石油様に応募いただきました。漁港の場合は提案型と言いまして、ネーミングライツの重点施設の1つとして漁港が入っており、そこに漁協様から提案をいただいた形になります。

Q記者:10万円から20万円に増額した理由は何か。
A平塚市漁業協同組合 伏黒様:タマ三郎という名を使うことによってイベント等で賑わいがあり、漁協の組合員さんたちからも「面白いね」という反響がありました。こんな珍しいことをやっていることをもっと知ってもらう必要があるねということで、組合の中でもう少し金額を上げてもいいのではないかという話になりました。

Q記者:タマ三郎は今何歳か。
A伏黒様:10歳にはなっていないと思います。

Q記者:タマ三郎の人気はどれくらいか。
A伏黒様:若干微妙なところはあります。先に生まれている(平塚産農産物PRキャラクター)ベジ太くんは結構活発に学校給食とかイベントに出ていますが、タマ三郎は性格的にあまり港から出たがらないところがあります。顔が強面でブサ可愛いというキャラですが、これからさらに期待したいところであります。

Q記者:漁港ではなくタマ三郎というネーミングを使うことによってどういうメリットがあるのか。
A伏黒様:平塚漁港でもいいんですが、ひらつかタマ三郎漁港って言うと「何だそれ?」という反応があり、だいぶ皆さんに気にしていただけるようになりました。ネーミングライツをやる前は半信半疑でしたが、やってみると結構問い合わせがあって「タマ三郎って何?」「三郎って船に何か関係あるの?」「タマって猫なの?」というように話題にあがったことが、漁協としては意外なことでした。これがきっかけで一般の方へも漁港の話が膨らんでいきました。

Q記者:コロナウイルス感染症によるバッティングセンター事業への影響はどのくらいあったか。
A相模石油株式会社代表取締役:お客様が来ないという強烈なインパクトはありました。駐車場やレンタカーが主力事業なので、赤字の額としては小さいですけれども、コロナウイルスによる外出自粛期間がありましたので客数減は仕方がなかったですね。今は客数は戻り始めています。

Q記者:客数は何割減っているか。
A相模石油株式会社代表取締役:細かくは申し上げることはできませんが、一番ひどい時は半分に減っています。

Q記者:昨日、BCリーグが無観客で平塚球場で行い、BCリーグはリーグ全体で無料でインターネット中継するということで、今まで以上に球場名が知れる機会になると思うが、その辺への期待や効果、見込んでいることはあるか。
A相模石油株式会社代表取締役:BCリーグも私たちと同じようにプロ野球や高校野球だけでなく野球の文化の一翼を担う存在なので、とても期待をしています。お客様としても期待しているところもありますし、平塚球場が露出していくことによって、私たちの広告効果が図れれば、なお一層嬉しいなと思います。

Q記者:子どもたちに向けて大会をやっていきたいという話があったが、コロナウイルスの状況において具体的に計画があるのか。
A相模石油株式会社代表取締役:バッティングパレス杯というものを10年近くやっておりまして、5~6年生向けの大会はたくさんありますが、3~4年生は球拾いばかりで面白くないというところで、4年生以下限定で神奈川県内のチームを募ってやる大会をやっています。4年生以下で平塚球場で試合できることはほぼないので、そういう機会を提供したいということでやっておりますが、今年はコロナウイルスの影響で中止となりました。来年度またやりたいと思っています。

Q記者:ネーミングライツの対象はいくつあって、どれくらい契約しているか。
A資産経営課長:全公共施設が対象で、そのうち契約件数は11件です。

Q記者:ネーミングライツによる収入は年額いくらか。
A資産経営課長:年額約2000万円です。

Q記者:今週金曜日に地どれ魚直売会が再開されるが、感染対策は。
A伏黒様:まずはスタッフ自身の対策と来られる方のマスク着用、アルコール消毒を行いますが、直売会は15時スタートで人が押し寄せるイベントなので、整理券を配って入場制限をしながら行うように調整しています。
 

定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。

記者発表資料

平塚市
担当 資産経営課 資産経営担当 小嶋
電話 0463-21-8763
 

ネーミングライツ導入2施設の契約更新を決定

 平塚球場および平塚漁港のネーミングライツ契約を更新することが決まりました。契約更新について、各パートナー企業と合意の書面を交わしました。
 

更新契約の概要

平塚球場

契約者

  相模石油株式会社  平塚市紅谷町16番4号
  代表取締役 小泉 光哉

愛称

  バッティングパレス相石スタジアムひらつか

ネーミングライツ期間

  令和3年(2021年)4月1日から令和7年(2025年)3月31日まで(4年間)

契約金額

  年額200万円(消費税額および地方消費税額を含む)
 
 

平塚漁港

契約者

  平塚市漁業協同組合  平塚市千石河岸28番13号
  代表理事組合長 後藤 勇

愛称

  ひらつかタマ三郎漁港

ネーミングライツ期間

  令和3年(2021年)4月1日から令和10年(2028年)3月31日まで(7年間)

契約金額

  年額20万円(消費税額および地方消費税額を含む)
 
 

契約更新に至るまでの経緯等

 契約更新においては、現行契約者が優先交渉権を有しています。各パートナー企業から契約更新を希望する申し出がありましたので、契約内容について本市と協議を行い、相模石油株式会社と令和2年6月3日に、平塚市漁業協同組合と令和2年5月25日に合意に至りました。
 なお、更新契約の締結は、令和2年12月を予定しています。

 参考 これまでの契約の概要

平塚球場

契約者

  相模石油株式会社  平塚市紅谷町16番4号
  代表取締役 小泉 光一郎

愛称

  バッティングパレス相石スタジアムひらつか

ネーミングライツ期間および契約金額
  ネーミングライツ期間 契約金額(消費税額および
地方消費税額を含む)
導入時の
契約
平成26年(2014年)4月1日から
平成29年(2017年)3月31日まで(3年間)
年額306万円
更新契約 平成29年(2017年)4月1日から
令和3年(2021年)3月31日まで(4年間)
年額200万円
 
 

平塚漁港

契約者
  平塚市漁業協同組合  平塚市千石河岸28番13号
  代表理事組合長 後藤 勇
愛称
  ひらつかタマ三郎漁港
ネーミングライツ期間および契約金額
  ネーミングライツ期間 契約金額(消費税額および
地方消費税額を含む)
導入時の
契約
平成28年(2016年)4月1日から
令和3年(2021年)3月31日まで(5年間)
年額10万円