8月定例市長記者会見 令和2年9月市議会定例会の提出案件について 会期 令和2年8月28日 ~ 9月24日
令和2年8月26日
令和2年9月市議会定例会の提出案件について
会期 令和2年8月28日 ~ 9月24日
平塚市側の説明
落合克宏市長:次に8月28日から9月24日までを会期とする9月市議会定例会について、お手元の資料「令和2年9月市議会定例会の提出案件について」に沿って、主なものについて、簡単に内容をご説明します。
まず始めに、専決処分の承認についてです。2ページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症対策に係る経費について、迅速に対応する必要が生じたことから、専決処分を行いましたので、議会に報告し、承認を求めるものです。
次に「平塚市土地開発公社の解散について」です。5ページ下段をご覧ください。
平塚市土地開発公社は昭和49年に設立され、本市の街づくりに貢献してきました。しかしながら近年の土地を取り巻く社会的な状況の変化に伴い、公共用地の先行取得の必要性が低下してきたことから、土地開発公社を解散するため、議会の議決を求めるものです。
次に補正予算です。6ページをご覧ください。
一般会計に5億9,799万5千円を計上し、一般会計の累計額は、1,194億7,240万8千円となります。
補正予算の事業につきまして、主なものを3点、ご説明させていただきます。8ページをご覧ください。
1点目は上から4行目の土木費の公園整備事業です。海岸エリアの龍城ケ丘ゾーンとビーチパークをつなぐ園路整備に向けた測量のための経費を措置しています。
2点目はその下の行の総合公園管理庶務事業です。令和元年度に受領した寄付金を活用し、ふれあい動物園の水鳥舎等の改修に向けた設計経費を措置しています。
これは、現在保護しているカピバラの飼育設備の設計も含まれています。
3点目は7行目の教育費の中学校完全給食準備事業です。共同調理場整備計画地の地質調査に係る経費を措置しています。
また、今回の補正予算では新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったイベント等8事業で約1億6000万円の減額措置をしています。
7ページにお戻りいただき、主なものとしては、総務費のオリンピック・パラリンピック推進事業、商工費の魅力ある花火大会開催事業、七夕まつり開催事業などがあります。
そのほか、詳細については、お手元の資料をご覧ください。私からの説明は以上です。
質疑内容の要旨
Q記者:カピバラ(ふれあい動物園水鳥舎の改修設計経費)の詳細を教えてほしい。A総合公園課長:頂きました寄付金を基に、現在ふれあい動物園内にあります、水鳥のコーナーの一部分をカピバラが生活できるように、温熱機の設置やカピバラが温水に浸かれるようにする設備を作るための設計、その他には、ふれあいコーナーの床修繕やポニー乗馬の柵の改修のための設計を行う経費となっております。
Q記者:寄付金はいつどこで頂いたのか。
A総合公園課長:寄付金につきましては、昨年、平塚にお住まいだった方が、ふれあい動物園のために使ってほしいということで、ご寄付いただいております。2人の方からそれぞれ寄付いただいて、それを基に改修を進める形になっております。
Q記者:寄付金額はいくらか。
A総合公園課長:お一人当たり1000万円寄付していただきまして、合計2000万円です。
Q記者:市内の方からの寄付か。
A総合公園課長:今は市内にお住まいではないのですが、かつて平塚にお住まいだったと聞いております。
Q記者:たまたま2人から単発で寄付があったのか。
A総合公園課長:2人はご親族と聞いております。
Q記者:2000万円を原資にして、今回の620万円は設計費用ということで良いか。
A総合公園課長:今回の金額につきましては、今申し上げました3カ所の改修のための設計費用です。
Q記者:カピバラのおりは(ふれあい動物園の)どのあたりに作るのか。
A総合公園課長:ふれあい動物園の位置で言いますと、北西のほうになりまして、園路に沿った形のところに既存の池がございまして、そこに今、水鳥とかがおりまして、その部分の一部を改修させていただきます。
Q記者:カピバラの公開の予定はどうなっているか。
A総合公園課長:公開の予定については現在のところ未定になっております。理由といたしましては、現在、人に慣れさせるということで、飼育員が直接手渡しで餌をやったりしながら、人に慣れさせることをしているのですが、野生化してからある程度の期間がたっているのか、なかなかまだ人に慣れていないところがございます。第三者の人間が近づくと逃げてしまうというところがございます。まずは動物へのストレスを避けるためにも、ある程度人に慣らさないといけないという判断で、現在のところ展示していないところで人に慣れさせるための訓練をしている状況です。
Q記者:公開のめどが立っていないのに作ることだけ決めてしまって大丈夫なのか。
A総合公園課長:イメージとしましては、設計を行ってから工事になりますので、実際の工事はおそらく来年度以降になるかと思っております。時期的に言いますと1年以上先になりますので、われわれとすれば、そのタイミングでは展示はできるだろうと、早くできればおりに囲まれた状態で展示をやっていこうというもくろみはございます。
Q記者:カピバラの健康状態は大丈夫か。
A総合公園課長:健康状態につきましては、良好であると聞いております。
Q記者:(カピバラの生活の場が)完成した時には(カピバラは)いるということか。
A総合公園課長:一応、それを目標に、なかなか(カピバラと)会話はできないですけれども、飼育員が(人に慣れさせるための)訓練をしている状況でございます。
Q記者:(カピバラは)何頭いるのか。
A総合公園課長:保護した1匹だけです。
Q記者:市長のカピバラに対する思いがあれば。
A市長:せっかく平塚に保護されましたし、いろいろと皆さまにも取り上げていただいて、カピバラの愛らしさとか、今のコロナウイルスの時代の中でほのぼのとした温かいニュースを提供してくれている訳ですから、しっかりと管理をさせてもらって、できたら市民の皆さんに楽しんで見ていただき、特に子どもたちには平塚に縁のあるカピバラだから、かわいがってもらえたらありがたいなと思います。コロナ禍の中では温かい話題を提供してくれる大きなものではないかと思っておりますので、そういう意味も込めてこの設計費を上げさせていただいております。
Q記者:(カピバラの)名前は決まっているか。
A総合公園課長:名前につきましては、まだ付けておりません。
Q記者:改めて公募をするのか。
A総合公園課長:今のところ計画としてはございませんが、ある程度(公開の)めどが立った段階で、そういうことも含めてどういうふうに展示していくか考えさせていただきたいと思っています。
Q記者:先日、キャッシュレスポイント事業のご案内をいただいたが、キャッシュレス化を進めるという政策的判断だが、これに対しての反響はどうか。
A市長:経済界からもこういう取り組みを進めてくれることはありがたいと。ただ高齢者も含めて対応できるかどうかということを1番心配しているという声が届いております。今回、所管の産業振興部とも話をして、できるだけスマホさえあればやりくりできる、簡単に対応ができるような手法を考えてもらっております。こういったデジタル化を進める中ではやはり思い切って取り組まないと、ずっと進まない状況が続きますので、商工会議所の会頭にもお話をしまして、会頭も対応できるのか心配されておりました。しかしながら、今回これをすることによって、将来的にもしかするとこのエリアの中の地域通貨なども含めて、やり取りしやすいような経済的な範囲ができる可能性もありますので、思い切って市民の皆さまへの普及、それと商業関係、産業関係への普及についてやらせてほしいとお話をして了解をされております。今後、具体的には10月5日から動き始めますので、それまでにプレミアムポイントも30%で高いですし、ポイントを売ってもらったところには10%の還元もありますので、大変大きなインセンティブをもっていますので、それを大いに活用してもらって、確かにハードルは高いかもしれないけれども、この施策によって思い切って踏み出してくださいという思いで進めております。昨年の消費税率引き上げのときもデジタル化を進める上で、ハード整備が追い付かないとかいろいろ問題もありましたけれども、それはやはり環境整備にお金がかかるとか、手間がかかるとかが大きな理由となっておりました。そういうことがないように、アプリを取得すればそれでやりくりができるという報告は受けています。
Q記者:スマホでの決済というやり方は変えないということか。
A市長:手法としては今のところ変えるつもりはありません。
Q記者:土地開発公社の解散の件で、公社の歴史的意義、市への貢献度合い、赤字等があっても解散にならないのか。
A市長:高度成長期やバブル経済時は地価がどんどん上がってしまっていて、ある程度公共事業を進める上でコスト増大を抑制するため、事業予定地を先行取得する役割をしておりましたので、それが最大のメリットでした。先行取得において土地開発公社は役に立ってきたという認識でおります。県内の8市町村ですでに解散しておりますし、土地開発公社の先行取得をすることによるメリットがなくなってきていると私は判断させていただきました。それから、塩漬けの土地があっての解散かということですが、そういうことはなく、土地開発公社が持っていたものをしっかりと処分した中で清算ができるような状況になりましたので、解散することになりました。
その他の質問
Q記者:先日渡部亮氏が書類送検されたが、これに関して市長はどう受け止めているか。A市長:(報道にもありましたが)昨日8月25日午後に警察から横浜地方検察庁へ事件の送付をしたという連絡をいただきました。条例の違反で警察のほうに我々が出し、警察としては事件性を認めて書類送検という行為をしていただいたのでありますので、これについてはよかったかなと。これからは検察庁のほうで、嫌疑についてチェックをしてもらうことになると思いますけれども、私としては、書類送検もされましたので今度は市の主張が認められることをぜひとも期待しているところでございます。どういう状況かにつきましてはそれ以上のことは伺っておりませんので、私のほうから詳しいことを申し上げることはできません。それからもう一つ、新型コロナウイルスの影響によりまして延期されていた民事の訴訟ですけれども、これも民事訴訟もしております。これが口頭弁論の期日が9月25日の午後1時半からということでこれも決まっております。これにつきましても刑事と同様に民事の市の主張が認められるようにしっかりと準備をしてまいりたいなと思っております。一歩進んだのではないかなという私は判断をしております。
Q記者:本人に対してはどんな思いか。
A市長:(当時)平塚市の職員として、市民の情報を無断で取られた、庁外へ持ち出していた。これが判明したわけでございますので、この行為につきましては、いまさらですけれども公務員としての自覚が著しく欠如していた、そういうふうに今も思っておりますし、これからそのために組織体自体のセキュリティーの強化ですとかもそれももちろんやりましたけれども、本人に対しては立場として市議会議員になられましたけれども、その責任はしっかりと市民の皆さんにまずは説明を徹底してもらって、その責任を感じていただけなければいけないことだなというふうに思っております。なかなか時間がたちますとどうしてもこの話が薄れてきてしまいますけれども、私は今回書類送検ということもありましたけれども、もう1回ご本人に対してはですね、これまでのことも踏まえてしっかりと市民に向かって、それからマスコミの方々にも対して、どうしてこういうことをしたのか、それからどういうことになって、それで、今書類送検をされて民事でも訴えられてどういうふうに思っているのか、それについてはしっかりと説明をしてほしいなと思っています。
Q記者:市が望んでいるのは書類送検の先の起訴という判断だと思うが、そこまでにはだいぶハードルは高いという見方もできるが、市長はどのように受け止めているのか。
A市長:それは私の判断というか私では決められないものですので。ただ繰り返しになりますが、ご本人がこういうことをして公務員、平塚市役所の職員としてあるまじき行為をしたわけですから、立場が今違えどもその時の責任はやっぱりしっかりと取っていただきたい。結果として、私は市の主張が認められることをお願いしたいんですけれども、それが認められる、認められないというのは、そのことについてのコメントは私からは差し控えたいと思っております。
Q記者:龍城ケ丘ゾーンの再整備の件で伺う。市として春から5月にかけて、インターネットアンケートをしたが、非常にやり方が難しい。過去にいろんな問題点を指摘されていると思うが、平塚市の今回のアンケートの仕方については、客観性や科学性が担保されていると思うか。
A市長:龍城ケ丘ゾーンの整備につきましては、Park-PFIという手法を活用しながら、龍城ケ丘の公園、プールの跡地に公園の整備をしていこうと。ここのポイントの整備については平塚市は、(市を)代表するような魅力化を進める中で、また、平塚市が外部からも評価されるような、そしてこのエリアの中で輝くような、そして市民の皆さまにも、大いに使っていただけるような、そういう魅力化を図るという中で進めてきたものでございますので、詳しく市民の皆さまにも提示をしながら、議会のほうにも計画をお諮りしながら、最終的には議会のほうに債務負担行為という形で、何年間でいくらかかるという金額もお示しし、議決もいただいています。今、記者さんが申し上げられましたように、引き続き、そういう懸念をされる、問題があるからということで、エリアの方たちにも向けて、しっかりと説明をしていこうということで、コロナ禍の中で、たくさん人が集まるということができませんので、コミュニティミーティング含めて、丁寧に説明はさせていただいて参りました。その間、アンケートという形で出させていただきました。これは、議会にもお示しし、市民の皆さまにお示しした形を基に、こういうものを目指して参りますということが、それをアンケートに出したわけですから、公平性とかですね、科学的根拠ですね、ちゃんと、こういうものはこういう状況の中で、こういうふうに整理しますという、そういうものをお示ししたわけですから、この辺のところはしっかりと担保したアンケートであったというふうに私は思っています。
Q記者:二重投稿とか、同一人物が何十通も賛成とか送っているような、そういうことは排除されているということか。
Aみどり公園・水辺課長:今、ご質問ございました、市民アンケート、3月31日から5月31日まで、実施をさせていただきました。そのアンケートにお答えいただく中には、名前と、あと住所、大字までで結構ですということで、住所まで記入していただいております。いただきましたアンケートにつきましては、それらの重複がないかということは確認をしておりますので、結果として、全体の437名の方のご意見をいただきました。
Q記者:反対の立場の人たちが、アンケート情報公開請求等した時に、一括送信で10人20枚の紙が、とあるファクスから一括送信されてきている束が何束もあると。誰かが代筆して書いたのではなかろうかということである。20枚10人分一括送信されてくるアンケート、それが事実だとすれば、客観性は担保されてないと思うが、今、事実としても確認されてないだろうし、担当部局も急に言われても分からないだろうが、そういう事実がある話だということを、市民団体から聞いただけの話だが。
Aみどり公園・水辺課長:ファクスでの一括でのアンケート送信というお話、アンケートについては、市のホームページでの応募と、あとファクスによる応募をいただいております。同一のファクスから、まとめてお送りいただいたケースがありました。ただ、お送りいただきましたその取りまとめの中で、筆跡がまちまちでありましたので、私どもとしましては、お一人お一人、ご意見として書いていただいたものをお送りいただいたということで考えております。
Q記者:今回のアンケート結果に関しては、議会のほうでも答弁されていると思うのでよくご存じだと思うが、この計画に対して、市民の受けとめはどうされているか、市長の認識を伺う。
A市長:数としては、やってほしいというのは、数が約8割。肯定的な話が8割ということでございますので、これは市民全体の声からしたら、おおむね、肯定的な見方はしてもらっているのではないかなという認識を私はしております。しかしながら、特に地域の方たちの、具体的ないろいろ課題、高潮ですとか、津波の安全対策ですとか、そういう懸念は、あるということも存じておりますので、その辺につきましては担当のほうに丁寧に、コミュニティミーティングを通したり、いろんなことを通したり、安心安全対策はしっかりした上で、この公園の魅力化を進めていくんだよと、そういう指示はしています。おおむね市全体のトーンからしたら、半分以上が反対という、そういう意向は市民の皆さんは持ってないのではないかと思っています。
Q記者:議会でも報告された8割以上が賛成だということだが、この400幾らだと、アンケートの回答があった中で、ファクス一括送信が送られた数が228件で、そのうち反対意見が1個もなかった。組織的な関与が疑われるようなアンケートで水増しされて賛成意見。この根拠に基づいて8割が賛成という、その論拠というのは果たして正当なのか。
A市長:先ほど課長も申し上げましたけども、それは例えば、一つのファクスからもしかしたら、賛成の方たちの意見をまとめてファクスから送った可能性もありますし、叱責とかそういうことも含めて、確かに反対の方の声は大きいです。ですから、それに対してどういうふうに説明をして、課題を払しょくしていかなければならないと思っているので、指示をしておりますけれども、私もいろいろなところで、市全体でいろいろな話を伺っていますが、決して反対の声というのは数的には全体を通すと多くないと思っています。
Q記者:先ほど市民団体の話であったが、龍城ケ丘自治会が独自でアンケートされて、それは市民がやったものだが、その中で自治会の半分の方が回答してそのうちの8割の方が、計画に対して、それはやめてほしいなどの反対的な意見を回答したということだが、これは市長にとって一部の意見であると。
A市長:一部の意見というかそのエリアの意見だというふうに思っています。
Q記者:公園開発をするときは、地元の意見が大事なのではないかと思うが、一部の住民の意見だから踏みつぶしてもいいという考えなのか。
A市長:そういう考えは一切持っていません。繰り返しになりますけども、この公園整備につきましては平塚市としてどういう魅力化をしていくか、もちろんその公園をつくることによって地域にいろんな影響が出ますので、地域の方たちの影響を考えると課題についてクリアしていかなくてはならない。そのことについて丁寧にしっかりと行政体として説明をしていかねばいけない。もちろんご存じだと思いますけど、計画を見ていただいて、決して市民の安全性を損なうために、公園を整備するわけではありません。公園整備する上においても安全性もしっかりと、いろいろな数値をもとにチェックをして用いて、担当のほうからですね、しっかりとやっているわけですから、決して市民の皆さんの生活の安全性をないがしろにして危険度を増すために作っているわけではないので、それを十分、市として注意していかなくてはいけないと思っています。
Q記者:アンケートだが、先ほど市長は、やった方が良いという意見が8割という肯定的な意見を言ったが、この設問自体が公園ができたら行きたいかという設問である。その公園に賛成かどうかではなく、とっても行きたいというものに加えて「普通」というわけのわかんないものも含めて8割を超えているわけで、すり替えではないのか。
A市長:これはそもそもの話ですけど、形をこういうふうにしようということで、業者のほうから提案を受け実施しましたが、それまでは形は示されていなかったのです。だから余計に地域の方を含めて、不安だったと思います。どういうものができるか分からない。でも、今回は業者提案も含めて、こういうことを作りたいということで、より具現化して参りましたので、それに対してどういうふうに思っているかというアンケートの一つでもありますので、決してそれくらいとか、こういうものに対して…
Q記者:だったら、その計画について賛成か反対かというストレートな質問のほうがいいのでは。
A市長:それはもうその前に、この計画を進めるということで、市のほうから市民の皆さんに提案して、市民の代表の議会にも提案をして、予算まで通っているわけですから、もう方向性というのは決まっているわけですから、今回、アンケートにつきましては、そういう形として示した中で、「どういうふうに思われていますか」という提示をさせていただいたわけです。
Q記者:ファクスの一括送信は市長が市の職員に命じたとか後援者にお願いしたということはあるか。
A市長:そういうことは一切ありません。この計画につきましては担当も含めていろいろな分野からいろいろなご意見をいただいて形を決めた訳ですので、その内容について私がどうこうということは一切ありません。
Q記者:業者を決めるための平塚市公募対象公園施設設置等予定者選定委員会の委員は市長が任命したものか。
A市長:担当のほうで各分野を選択して委員をお願いして、私のほうで任命しております。
Aみどり公園・水辺課長:選定委員会の委員につきましては、担当部局のほうで委員の選出を行いまして、市長は委嘱をして任命をしたというかたちになります。
Q記者:委員の中に「落合かつひろと平塚をつくる会」の会長がいるが、それに関して会議の公平性、正当性、客観性を保つことは妥当だったと市長は判断して任命したということか。
A市長:担当課のほうからこの分野とこの分野とこの分野から委員を出したいという話を受けたときに、観光分野からの選出に記者さんがおっしゃった方がおりましたが、私のほうでも私的な理由からとか、特別な理由からその方を指名した訳ではありませんし、いわゆる経済界、観光界、技術部門、いろいろなところから委員を出してもらう訳ですから、その中のお一人として出てきていただいたので、私がその方を出すようにということは一切ないですし、そのような対応はしておりません。
Q記者:「落合かつひろと平塚をつくる会」はどういう趣旨の団体か。
A市長:後援会です。
Q記者:注目されている事業なので、こういう人選の中ではいろいろな目で見られる方がいるので難くせを付けられることもあると思うが、この人選に関しては大丈夫だと思ったから任命したのか。
A市長:もう一度お話させていただきますと、この事業については政治的も含めて私の支援、不支援は一切関係ないものですので、純粋にその分野の方たちのご意見を伺うという1人の委員としてその方は出られていますので、何ら言われても、逆に私がこの方を使っていろいろなことをどうこうするなんてことも一切しておりませんし、そんな話もしておりませんし、そういう指摘を受けたとしても、質問されれば、純粋にこの事業を進めるための選考であっただけのことです。
Q記者:これまでに8000通の署名があり、これも市長からしてみればごく一部の25万人住んでいるうちの8000人にすぎないと思うが、地元の龍城ケ丘自治会や桃浜町からも要請があったと思うが、Cエリアで市民協働とうたっているが、市民協働と言うのだからどう考えても地元の自治会、住民の協力は欠かせないと思うが、ここまでこじれた中でCエリアの整備がまともに着手できるのか。
A市長:しっかりと説明をしながら、ABCゾーンについては計画を進めさせていただき、魅力を図っていきます。その後じっくりとCエリアにつきましては、地域の皆さまと協働でCエリアの魅力を図っていくような取り組みをしていきたいと思っております。
Q記者:ファクスによる一括送信があったということは、市長としてはそんなに重くは受け止めていないということか。
A市長:ちゃんとしたチェックをしておりますし、それが意図的に行われたとは判断しておりません。
Q記者:一括送信がたくさんあるというのは科学的で客観性があるとは思わないが、市長としてもう一度原本を見るつもりはあるのか。また科学的で客観性があると今は思っているのか。
A市長:今のところ担当のほうからそういうチェックも行っているということも聞いておりますので、今のところは同一人物がまとめて賛成の意見を送ったという認識ではございません。
Q記者:科学的で客観性がある市民意見募集だったということか。
A市長:意見の募集、それから聞き方の問題もあると思いますけれども、それについては形を示した中でのアンケートということもありますので、これにつきましては、素直に数というかそれは信用していきたいなと思っています。
Q記者:例えば今回の議会で同様の質問が出た場合、8割の人が賛成していて反対している人たちはごく一部の人たちだと市長は答弁されるのか。
A市長:現実の数としてはそういう数字を言わせていただくことになると思います。
Q記者:市長は住民に対して直接説明するつもりはないのか。
A市長:平塚市として細かい課題も含めて、市民の皆さんとの対話というか意見交換については今やらせていただいております。私が行ってお話をするということは、この公園の形をお示しさせていただき、魅力アップを図っていくこの計画についてぜひとも施行させてくださいということしかお話しできないわけですので、より細かな課題を今検討、話をしているわけですから、私が行ってという機会は作らないような形で考えております。
Q記者:数ある事業のうちの一つではなくて、市長が平塚方式で市民の意見をちゃんと聞きますという公約を掲げて当選されたので、それはある種、公約だと思うが、そうとは市長は考えないで、市長の代わりに職員が説明することが平塚方式ということか。
A市長:そういう機会をしっかりと作っていくというのが公約ですので、市民の皆さんの声を聞く機会を作っていこうということが公約でありますので、これはしっかりと果たしていくと思っております。
Q記者:市長はかたくなに地元住民との接触を避けているように見え、かたや今回のアンケートのような客観性が疑問視されるようなアンケートを持ってきてそれで議会で答弁してしまった。それについて責任を感じていないし、自分が矢面に立ってこの問題について対処しようという意識もないということか。
A市長:市民の人たちと相対していくことが矢面なのかその辺はあれですけれども、私は議会もそうですし市民の皆さんに対してもそうですし、決して中で、裏でどうこうしてこの形を決めて勝手に進めているということは一切しておりません。ですから、その聞き方の問題ですとか聞く機会を作ることは公約に掲げさせていただいて進めておりますけれども、これが私が行ってお願いしますというのが矢面なのかどうかその辺は別としまして、ちゃんと平塚市の意見、考え方を手順を追ってお示しをし、なおかつ議会にもお示しをし、予算も承認いただき、しっかりと順序立てて進めていく中での各課題について市民の皆さんがまだなかなか納得できないところがあるからということで今お話をいただいている。その段階の中でのお話だと思いますので、決して私が市民の皆さんへ説明していないということではないと思います。
定例市長記者会見における質疑内容を広報課広報担当でとりまとめて掲載しています。
記者発表資料
平塚市担当 財政課 財政担当 河合
行政総務課 行政管理担当 岩田
電話 0463-21-8765(財政課)
0463-21-9754(行政総務課)
令和2年9月市議会定例会の提出案件について
会期 令和2年8月28日 ~ 9月24日
決算の認定について
令和元年度の平塚市一般会計・特別会計決算及び公営企業決算について、地方自治法第233条第3項及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付けて議会の認定を求めるものです。継続費の精算報告について
令和元年度をもって継続年度が終了した次の事業について、地方自治法施行令第145条第2項及び地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定により報告するものです。〈 一般会計 〉
- 遠藤原新集会施設整備事業(設計委託) (平成30年度~令和元年度)
- 総合公園屋外トイレ改修事業 (平成30年度~令和元年度)
- 消防署本署整備事業(設計委託) (平成30年度~令和元年度)
- 地区公民館整備事業(設計委託) (平成30年度~令和元年度)
〈 病院事業会計 〉
- 市民病院本館エレベーター大規模修繕事業 (平成29年度~令和元年度)
〈 下水道事業会計 〉
- 公共下水道ポンプ場耐震長寿命化対策事業
健全化判断比率について
令和元年度決算に基づく健全化判断比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、監査委員の意見を付けて報告するものです。公営企業の資金不足比率について
令和元年度決算に基づく公営企業の資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付けて報告するものです。専決処分の承認について
令和2年度平塚市一般会計補正予算(第6号)、令和2年度介護保険事業特別会計補正予算(第1号)及び令和2年度平塚市病院事業会計補正予算(第3号)新型コロナウイルス感染症対策に係る経費について、迅速に対応する必要が生じたことから、専決処分を行ったものです。
(補正額) (累計額)
一般会計 1,736,426千円 118,874,413千円
介護保険事業特別会計 2,985千円 20,301,985千円
病院事業会計 157,000千円 16,153,798千円
(1)一般会計 | ||||||
〔 歳入 〕 | ||||||
国庫支出金 県支出金 繰越金 |
1,672,792千円
56,192千円
7,442千円
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〔 歳出 〕 | ||||||
(議会費) | ||||||
議会庶務事業 | △5,644千円 | |||||
(総務費) | ||||||
職員給与費 広聴活動事業 庁舎維持管理事業 行政情報化推進事業 基幹情報システム運用管理事業 防災訓練強化事業 自主防災組織支援事業 戸籍及び住民基本台帳事業 |
△6,777千円
4,246千円
383千円
25,779千円
34,956千円
90千円
4,050千円
3,867千円
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(民生費) | ||||||
福祉総務庶務事業 地域福祉推進事業 生活困窮者自立支援事業 介護保険事業特別会計繰出金 高齢者生活支援事業 障がい者福祉対策事業 放課後児童健全育成事業 地域自治推進事業 市民活動普及啓発事業 地域組織育成事業 特別保育拡充事業 ファミリーサポート事業 地域子育て支援推進事業 民間保育所助成事業 公立保育所等運営事業 生活保護者自立支援事業 |
3,952千円 1,800千円 87,826千円 407千円 315千円 2,650千円 24,500千円 5,582千円 220千円 440千円 6,500千円 500千円 3,000千円 17,000千円 4,000千円 2,306千円 |
|||||
(衛生費) | ||||||
保健衛生庶務事業 母子保健事業 フードバンク支援事業 病院事業会計負担金 |
824千円 188,021千円 386千円 157,000千円 |
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(農林水産業費) | ||||||
担い手総合対策事業 | 50,000千円 | |||||
(商工費) | ||||||
新たな働き方促進事業 地域経済キャッシュレス化推進事業 新しい生活様式に取り組む中小企業等応援金事業 |
100,500千円 300,000千円 451,728千円 |
|||||
(土木費) | ||||||
湘南ひらつかビーチパーク利用推進事業 生活交通確保対策事業 |
7,480千円 11,240千円 |
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(消防費) | ||||||
常備消防事業 消防車両整備事業 |
25,332千円 43,560千円 |
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(教育費) | ||||||
職員給与費 学務庶務事業 幼児・児童・生徒健康管理事業 サン・サンスタッフ派遣事業 教育指導事業 感染症対策・学習保障等支援事業 介助員派遣事業 中学校運営事業 中央公民館管理運営事業 地区公民館管理運営事業 中央図書館管理事業 北図書館運営事業 西図書館運営事業 南図書館運営事業 アートギャラリー等施設利用促進事業 |
△844千円 3,327千円 3,213千円 7,985千円 200千円 136,000千円 4,611千円 12,582千円 180千円 923千円 257千円 97千円 128千円 97千円 9,651千円 |
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〔 債務負担行為補正 〕 | ||||||
(追加) | ||||||
新型コロナウイルス流行に伴う新生児特別給付金 | 1,050千円 | |||||
(2)介護保険特別会計 | ||||||
〔 歳入 〕 | ||||||
国庫支出金 支払基金交付金 県支出金 繰入金 |
739千円 672千円 407千円 1,167千円 |
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〔 歳出 〕 | ||||||
(地域支援事業費) | ||||||
一般介護予防事業 介護保険任意事業 |
2,490千円 495千円 |
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(3)病院事業会計 | ||||
〔 病院事業収益 〕 | ||||
医業外収益 | 132,000千円 | |||
〔 病院事業費用 〕 | ||||
医業費用 | 132,000千円 | |||
〔 資本的収入 〕 | ||||
負担金 | 25,000千円 | |||
〔 資本的支出 〕 | ||||
建設改良費 | 25,000千円 | |||
平塚市選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例
選挙公報の掲載文の申請手続を見直すほか、必要な規定を整備するものです。平塚市市税条例の一部を改正する条例
地方税法の一部改正に伴い、軽自動車税の環境性能割の税率の特例に係る特定期間を見直すものです。平塚市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例
特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、規定を整備するものです。平塚市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、規定を整備するものです。平塚市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。平塚市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例
非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、規定を整備するものです。工事請負変更契約の締結について
次の工事については、令和元年12月市議会定例会において議決を得て、工事請負契約を締結し工事を進めていますが、地盤改良の追加並びに山留、排水及び土木工事の追加により請負代金額の増額変更が必要となったことから、工事請負変更契約を締結するものです。工事名称 相模小学校新築工事(建築)
工事請負金額 (変更前)2,343,000,000円
(変更後)2,494,070,700円
契約の相手方 エス・ケイ・ディ・甲斐組特定建設工事共同企業体
市道路線の認定について
開発行為により市に帰属された道路など15路線を新たに市道として認定するため、道路法第8条の規定により、提案するものです。平塚市土地開発公社の解散について
平塚市土地開発公社を解散したいので、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、議会の議決を求めるものです。利益の処分について
下水道事業決算に係る利益の処分について、地方公営企業法第32条第2項の規定により、議会の議決を求めるものです。各会計補正予算
主な内容は、別記のとおり(補正額) (累計額)
(1) 一般会計 597,995千円 119,472,408千円
(2) 国民健康保険事業特別会計 112,590千円 26,058,590千円
なお、全会計の9月補正後の累計額は、2,267億7,128万1千円となります。
※ 追加提出予定案件
1 教育委員会委員の任命について
2 固定資産評価審査委員会委員の選任について
3 功労者の表彰について
別記
令和2年度9月補正予算の主なもの
1 一般会計 | |||||||
〔 歳入 〕 | |||||||
使用料及び手数料 | △1,185千円 | ||||||
国庫支出金 | 97,667千円 | ||||||
県支出金 | 26,089千円 | ||||||
寄附金 | △6,000千円 | ||||||
繰入金 | 6,200千円 | ||||||
繰越金 | 418,597千円 | ||||||
諸収入 | 1,827千円 | ||||||
市債 | 54,800千円 | ||||||
〔 歳出 〕 |
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(総務費) | |||||||
平和意識普及・啓発事業 オリンピック・パラリンピック推進事業 災害情報伝達事業 地震・津波防災対策事業 市税等過誤納還付金及び還付加算金 戸籍及び住民基本台帳事業 |
△1,865千円
△46,332千円
6,988千円
349千円
250,000千円
46,550千円
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(民生費) | |||||||
国民健康保険事業特別会計繰出金 放課後児童健全育成事業 児童福祉庶務事業 母子・父子福祉推進事業 |
4,760千円
75,422千円
297千円 4,887千円 |
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(衛生費) | |||||||
資源循環庶務事業 | 202,622千円 | ||||||
(商工費) | |||||||
テクノフェア推進事業 魅力ある花火大会開催事業 七夕まつり開催事業 |
△2,700千円 △11,498千円 △68,873千円 |
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(土木費) | |||||||
幹線道路整備事業 生活道路整備事業 道路整備事務事業 橋りょう長寿命化修繕事業 公園施設維持管理事業 公園プール維持管理事業 公園整備事業 総合公園管理庶務事業 |
43,960千円 19,100千円 3,096千円 21,500千円 2,644千円 △14,850千円 4,235千円 6,200千円 |
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(教育費) | |||||||
中学校完全給食準備事業 中央図書館管理事業 市民総合体育大会開催事業 小学校プール開放事業 |
13,500千円 1,200千円 △4,235千円 △18,962千円 |
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(予備費) | |||||||
予備費 | 60,000千円 | ||||||
〔債務負担行為補正〕 | |||||||
(追加) | |||||||
中学校特別教室空調機賃借料 | 420,000千円 | ||||||
〔地方債補正〕 | |||||||
(変更) | |||||||
起債限度額の補正 道路整備事業債の変更 |
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2 国民健康保険事業特別会計 |
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〔 歳入 〕 | |||||||
繰入金 繰越金 |
4,760千円 107,830千円 |
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〔 歳出 〕 |
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保険給付費 国民健康保険事業費納付金 基金積立金 |
7,144千円 △41,679千円 147,125千円 |
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