後期高齢者医療の保険料算定情報送信のシステム不具合

令和3年3月11日

平塚市
担当 保険年金課 後期高齢者医療担当 清水
電話 0463-21-9768
 

後期高齢者医療の保険料算定情報送信のシステム不具合


 本市が使用している後期高齢者医療システムに不具合があり、所得情報等が正しく送信されないことで、神奈川県後期高齢者医療広域連合が決定する保険料額等に誤りが生じたことが判明しました。
 所得情報等は、本市の後期高齢者医療システムを使用して広域連合に送信されています。しかしながら、確定申告における「マイホームを買い換えた場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」対象者の譲渡損失に係る所得が、マイナス所得であっても0円として広域連合に送信されるシステム設計であったため、広域連合の保険料の決定に誤りが生じました。
 

本市の影響

 保険料の減額をする被保険者数 計4名
 (平成25年 1件 平成30年 1件 平成31年 2件)
 
 減額される保険料額 総額 122,470円
 

原因

 後期高齢者医療保険の準備期である平成19年に、システム開発事業者が本市の後期高齢者医療システムの構築を行いました。
 その後平成23年に、システム開発事業者は国からの情報提供により今回の税の取り扱い方法が誤りであると把握しましたが、システム改修は行われなかったため、今回の誤りが生じました。
 

今後の対応

 対象者の方には、おわびを行うとともに正しい情報に基づき保険料の再計算をさかのぼって行い、保険料の差額を返金します。
 

再発防止策

 今後は対象者を抽出するシステム改修を行い、情報を補正することで適正に運用していきます。
 また、本市の後期高齢者医療システムで、正確かつ遺漏なくデータが取り扱われているか再検証を行い、再発防止に努めます。