六ノ域遺跡から平安時代の鏡が出土
令和4年3月24日
平塚市
担当 社会教育課 文化財保護担当 菅沼
電話 0463-35-8124
新四之宮公民館の建設に先立ち発掘調査を実施している六ノ域遺跡から、平安時代の鏡が出土しました。発掘調査では、古墳時代後期~平安時代の住居跡や掘立柱建物跡、井戸跡などが多数見つかっています。
出土した鏡は、直径111mm、厚さ2.6mmを測ります。輪郭が八つの突起を持つ八稜形で、鏡背の文様を撮影したX線写真には羽を広げた二羽の鳥(双鳥)と草花が鮮明に見られることから、「瑞花双鳥文八稜鏡」(ずいかそうちょうもんはちりょうきょう)であり、和鏡研究者である青木 豊氏(國學院大學客員教授・鎌倉歴史文化交流館館長)によれば、その鏡の形式・文様構成から和鏡出現(11世紀後半)以前の11世紀前半頃の所産と観察されます。つまり、唐鏡から和鏡への変遷期の日本産の鏡です。
全国で出土した八稜鏡は、338面を数えます。そのうち、神奈川県内の出土例は、逗子市池子遺跡群からの1例のみであり、今回の出土は県内2例目です。
休館日 月曜日
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
提供:国際文化財株式会社
提供:国際文化財株式会社
担当 社会教育課 文化財保護担当 菅沼
電話 0463-35-8124
六ノ域遺跡から平安時代の鏡が出土
新四之宮公民館の建設に先立ち発掘調査を実施している六ノ域遺跡から、平安時代の鏡が出土しました。発掘調査では、古墳時代後期~平安時代の住居跡や掘立柱建物跡、井戸跡などが多数見つかっています。
出土した鏡は、直径111mm、厚さ2.6mmを測ります。輪郭が八つの突起を持つ八稜形で、鏡背の文様を撮影したX線写真には羽を広げた二羽の鳥(双鳥)と草花が鮮明に見られることから、「瑞花双鳥文八稜鏡」(ずいかそうちょうもんはちりょうきょう)であり、和鏡研究者である青木 豊氏(國學院大學客員教授・鎌倉歴史文化交流館館長)によれば、その鏡の形式・文様構成から和鏡出現(11世紀後半)以前の11世紀前半頃の所産と観察されます。つまり、唐鏡から和鏡への変遷期の日本産の鏡です。
全国で出土した八稜鏡は、338面を数えます。そのうち、神奈川県内の出土例は、逗子市池子遺跡群からの1例のみであり、今回の出土は県内2例目です。
調査組織
国際文化財株式会社調査日程
令和3年6月21日から令和4年3月(予定)調査場所
平塚市東真土二丁目1番50号地内(旧さくら幼稚園)展示
現在平塚市博物館で開催中の令和3年度春期特別展「掘り起こされた平塚4~姿をあらわす遺跡たち~」会場にて、六ノ域遺跡から出土した他の遺物と共に展示します。場所
平塚市博物館(平塚市浅間町12-41)日時
令和4年4月2日(土曜日)~5月8日(日曜日)休館日 月曜日
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
瑞花双鳥文八稜鏡

提供:国際文化財株式会社
瑞花双鳥文八稜鏡X線写真

提供:国際文化財株式会社